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戸川純LIVEに行ってきました

こんにちは。
昨日2022年12月19日、念願の戸川純さんのライブに行ってきました。
はい、満身創痍です。

司法試験委員会にあれほど説教されたけど、ライブ用耳栓は捨てた

一応、司法試験予備試験の勉強と生きる用のnoteなので、勉強の話も書きます。

ぷーぱっぽんは、司法試験委員会のおかげで嫌ってほど知ってたんです。
ライブで耳栓しないとどうなるかを。今年の司法試験予備試験の般教の英語で説教かってくらい読まされたわけです。私と同じように学ばされた人も多いと思います。
ライブで耳栓しないと後から難聴になりやすいよ!!何度も繰り返すと、確実に聴力に影響がでますよ!!とあれだけ般教英語で読まされたわけですね。
私のための問題かと思いましたよ。
それで、あれからライブ用耳栓を携帯しているわけです、今年の予備試験で得たものは唯これだと(バカ真面目です)

MACK'S 音楽専用 耳栓 ブラックアウト

もし、司法試験予備試験の般教短答英語の話をずっと引きずっている人がいたら、こちらをおすすめしたいです。
このMACK'S BLACK OUT 値段も手頃ですし、ちゃんと耳を保護してくれますよ。周りの声も聞こえますし、とくにボーカルの声はしっかりキャッチしてくれますね。
まあ私はこれを抜き取って本能のままに聴いてたんですけど。
やっぱりライブの醍醐味って、ギターベースの重低音とドラムの振動じゃないですか…この耳栓はちゃんとほんわかと保護してくれるんですけど、なんていうかイヤホンで聴いてる感じになっちゃうんです。

1曲目の時点で、
「あー耳栓?知らねーよもう!!こちとら燃えてんだ」と、ライブ用耳栓をほじくり出して、耳の穴かっぽじって、戸川純さんとあのカッコ良すぎるギターサウンドをずしんずしんと聴いてしまいました。
そしてですね、今日、なんか耳の調子悪くてわりと後悔しました。でもいいです!治ってくれよな…!!!

なぜ戸川純さん

てことで、12/19渋谷Pleasure Pleasureへ、戸川純さんの今年最後のライブを聴きに行ってきました。
ぷーっぱっぽん、絶賛司法浪人しているので、今日もなんらかの勉強をしていたのですが、「今日は戸川純さんに会えるのか」とそわそわそわそわして、仕方なく刑訴の短答だけをやっていました。論文は、無理でした。刑訴ってめっちゃ落ち着きませんか。ひねりがないことが多いから。一番乱されないので、そわそわしてる日は刑訴やってます。

Pleasure Pleasureすごくいいです!
渋谷109の裏の6階にあるのですが、シート席のライブハウスになってます。噂によると元々映画館だそう。そのためか、ゆったりしてて厚みがあり綺麗。
居心地がとてもいいです!!

最近、都内で新しくできた大型コンサートホールに行きましたが、そこはキャパはでかいし人の頭とかぶりづらい角度になっているのはいいのですが、シートがあまりにも小さくて窮屈でした。こちらは椅子がほんとに豪華。とってもいいですよ。

戸川純さんのライブに行くのは初めてでした。
割と前から好きは好きだったのですが、勉強と仕事とかが忙しくてライブに行けませんでした。コロナの影響もありました。音楽は大好きなので、いつも聴いているしお金もかけてしまうのですが。
最近ライブに行くようになった理由は、好きなアーティストがお亡くなりになったことがきっかけでした。
これまでも、好きなアーティストがなくなってしまうことが多くありましたが、病気でお亡くなりになることは少なかったのです。
これが残念で、悔しくて、自分の勉強とか仕事とかを言い訳にして、好きなものに触れに行かないのはやっぱりいけない。時間は進み続けるんだ、誰に対しても停止しない。と強く思いました。その後、とにかく好きものに夢中になることにしました。予備試験も小説新人賞も含めて全てです。

そのため、今は勉強の目標を立てて達成できそうな時期のライブに行くことにしました。今回は戸川純さんのライブがとても良い感じの日程にあったので、予約しました!

一人で行く戸川純ライブ、どんなかんじ?


メンバーにも注目

たまに「**のライブに一人で行こうとおもいますが、不安です」みたいなのをネット上でよく見ます。
ぷーぱっぽんは、中学生の頃からこっそり一人でライブハウスに行っていました。お年玉持ちだったことや、祖父におねだりしていたり、また三千円程度のライブに誘ってもらったり。
だからなのか、そういう不安感はこの歳になると最早なく、なんとも言えないですが、戸川純さんのライブは総じて居心地が良かったです。

年齢層はかなり幅があって、高校生くらいの人もお見かけしましたし、戸川さんと同年代くらいの人もいらっしゃいました。
過度にとがってもおらず、尖りたい人は尖っていたし、動きたくない人はしっとりとした雰囲気でライブを楽しんでいました。
私は戸川さんの拳に応じたくて、着席したまま結構拳振り上げました。めーっちゃ久しぶりに、自然と軽くヘドバンしました(笑)首の治療してるっていうのに 
まあでも、楽しみ方は人それぞれ。

ウィスキーを嗜む方もいたし、立ち上がって飛んでいる人もいたし、なぜか通路で飛んでいた人もいたし、叫んでる人もいました。年齢、性格、体調、それぞれありますからね。

男女の比率はちょうど良い感じで半々くらいでした。
ライブに行くのが不安なら、とりあえず自分なり楽しみ方を穏やかな感じで追求していれば大抵OKだと思います。
パンク、メタル系、EDM、アイドル系のライブよりはるかに入りやすいし、ノリが悪いからといってなんか言われるとかは多分ないと思いました。

戸川さんもオーディエンスを煽る感じの方ではないです。でも彼女の内なるパワーがすごいので、それが出てくると、オーディエンスも自然とつられて乗ってくる感じです!!それが良いです!

シート席で見るライブ

コロナの影響から、シート席でのライブが増えた気がします。
私はスタンディングが大好きだったし、むしろシートのライブなんて敷居高いイメージで行けなかったんです。でも今はシート結構助かっています。
ここ数年、ストレスのせいだと思いますがちょっと密集した場所が苦手で具合が悪くなってしまうからです。
あと、スタンディングだと周りのノリに飲まれて、サウンドをじっくり聴けないというのがあります。シートだと、ギターやドラムをじっくり楽しめるし、とくにドラムの動きまでしっかり見れるのがすごく良いです。演奏者側としては、プレッシャーがかかるものかもしれません。

諦念プシガンガ

戸川純さんのライブに行く前に、「戸川純全歌詞解説集──疾風怒濤ときどき晴れ」を一読されるのをお勧めします。
戸川さんの歌詞は難解なものが少なくないと思います。しかし、彼女の解説を読むと、そういうことなんだ!!!!とかなり納得することがありました。そして、さらに戸川純さんの世界に引き込まれます。
この曲にどれほどの想いが込められているのか語られています。
アンデス調の音楽で、ライオン・メリィさんのアコーディオンがかなりかっこいいですが、歌詞がまたそのスピード感とは裏腹に奇妙なほど力強い。


本能の少女

めちゃくちゃ素晴らしい歌詞なんです。本当に好きです。
でも、あんまり聴いていなかったのです。
だがしかし!ライブでの生演奏で死ぬほど惚れました。なんて素晴らしい曲。
というか、ヤマジカズヒデさんのギターがやばすぎることにこの辺りから気づき始めました。


赤い戦車

これは、他のフェスとかでも演奏されていたので、今回はないのかなーと思っていましたがやってくれました!
多分ヤプーズで一番有名な曲?でしょうか。何度歌詞にすくわれたことか。
まあ、生で聴けて、普通に号泣です。心の中で、もうやめて、やめないで、ってくらいのせめぎ合いです。
ドラムの振動がどんどん胸に突き刺さっていきます。
矢壁さんのドラムも、やばすぎるっていうことにこの辺りで気づいたのでした。
戸川さんの最後のシャウトは本当にカッコよすぎました。戸川さんは座って歌われますが、この部分立ち上がって歌ってくれました。あと半年くらい、私頑張れそう。

金星

いいですね。金星は、私の記憶がただしければ、平沢進さんの曲ですね。戸川さんも歌われています。
さらに、三島由紀夫原作映画「美しい星」にも使われていましたね。まさかの!!
私、平沢進さんもとても好きなのですが、それ以前に三島由紀夫オタクです。
それはもう、団藤重光といえば刑訴の父ではなくて、三島由紀夫の刑訴の先生としてインプットしているレベルで、さらに言えばおかげで刑訴も好きで、三島さんが刑事法を学びながら小説執筆「青の時代」に見事失敗したところまでワンセットで好きです。もちろん「美しい星」はかなり昔に読んでます。
さらに戸川さんが歌うともうね、個人的には恍惚です。Three in One とはこれかと思います。

あたしもうぢき駄目になる

これを歌いますとなったとき、「おぉぉぉぉぉぉぉ!!!」と思わず唸ってしまいました。
これは、かなり好きな曲の一つなんです。中原さん作曲。
もしかしたら一番好きかもしれないのです。
音はとてもコンパクトで完成度が高いのです。
そして、戸川さんのファルセットとシャウトと少女的な声もすべて入っているので声も満遍なく聴けます。
しかし、前掲の本によれば、戸川さんが歌うことはないだろうと述べられていたので、全く期待せずにライブに行ったのです。
だが、しかし!しかししかし、今日はスペシャルだということで、まさかの!戸川さんが歌いたくない歌詞部分はカットした上で歌ってくれたのです!!びっくり。
そしてまたベースとギターが響く響く。やっぱり、曲の完成度は高い。ライブ映えしすぎるので、またやって欲しいです。可能であれば、るーるるー!!でいいからシャウトガンガン入れて欲しい。

あ、「あたしもうぢき駄目になる」というフレーズは、高村光太郎の「智恵子抄」から取られています。知財選択者としては熱い。「智恵子抄」そのものも好きですね〜。こちらも、three in oneで好き笑


肉屋のように/バーバラ・セクサロイド/好き好き大好き/パンク蛹化の女

もう、ここはシート着席がほんとにむず痒かったですよー。
できたら立ち上がりたい。できたら、押しかけて拳あげたい、できたら暴れたい。
全部の欲望を悶々とうちに秘めながら楽しみましたよ。
本当によかった。オープニングのアンデス調から、この最後の激し目に詰めた感じが効きますね。かっこいい。

あと、アンコールはパンク蛹化の女だったのですが、その前にテクノを容赦なくガシガシといれてくれた山口さん、ヤマジさん、、すごい。
好き好き大好きからパンク蛹化の女までの間でめちゃめちゃ酔いしれました。陶酔状態でした。

「私も愛してるよ!」


最後の方でオーディエンスの女性の方が、戸川さんに向かって「愛してる!!」と叫んだんですね。戸川さんがはけるときだったんですが。
そしたら、戸川さんが「私も愛してるよ!!!」って叫んだんです。
なんちゅうファンサ

感動しました。
その女性の方はとても幸せだったと思いますし、私も聴いていてほっこりしました。

まとめ

いやー、本当にいいライブでした。
正直最初の方は、ノリもどんな感じなのかよくわからず大丈夫かなと思ったんです。ですが、アーティストもほんとにプロ、じわじわとあっためていってくれましたね。
戸川純さんのライブで、曲以外で印象に思ったのはMCです。
私の行ったことのあるライブの中で、戸川さんは一番MCが多いです。シャンソンのライブとかよりも多かったかも。
面白い話をしてみたり、曲と曲の間の雰囲気を変えたいからと話をいれてみたり、と。
また、演奏はヤプーズの方々(色々入れ替わっていること多いので、詳しくは違ってるかも)ですが、もうなんか、うわぁ、、とにかく綺麗。ぬかりないギター、詰めてくるけど丁寧なドラム、これはやばい。
そしてコスパ・・こんな金額でよかったの?と。
司法浪人なので、予算ギリギリで救われました。
本当によかった。
おかげで、耳栓抜き取ってしまっていまちょっと怖い。でも、後悔ない。
照明も眩しすぎず、地味すぎず、よい。よい。よい。
よい年末でした。
来年もいけるといいな。

ではまた。

追記:駄目だ。やっぱり、耳から眩暈がきてしまって今日は思考さえも厳しいし、短答1問しかとけなかったです。やっぱり司法試験委員会のお偉い様方のお説教通り、受験中のライブでは耳栓します….もう若くはないってこと…いや、勉強しろよ….

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