生涯に渡り持久系スポーツを健康的に行っていくために

2016年5月に放映されたNHKの番組「クローズアップ現代+」でトライアスロンに取り組む中高年者が増加していることが紹介されていました。

なんと、2016年5月に開催された某トライアスロン大会では、参加者の7割が40代以上であったとか。

トライアスロンに限らず持久系スポーツの魅力の一つは、練習(トレーニング)が競技結果に直結しやすい点であり、簡単にいえば練習した分だけ競技結果が良くなるということです。

球技や対人競技は、相手があってのスポーツですので練習が試合結果に直接的に反映されることがない場合もありますが、持久系スポーツは、ある程度のレベルに達するまでは練習によって体力(全身持久力)が向上した分だけ競技結果が良くなります。

こうした背景があり、中高年者に限らず持久系スポーツに取り組む人は、確実にそのスポーツにのめり込んでいくといっても過言ではありません。

しかし、スポーツは突き詰めれば突き詰める程、不健康極まりない活動であるといえ、それは持久系スポーツも例外ではありません。

持久系スポーツにおいても練習量(トレーニング量)が増えるに従い競技結果が良くなる反面、膝が痛い、腰が痛い、といった身体の問題が出てくるのも事実なのです。

なぜなら、持久系スポーツにおける動作は非常に限られた範囲(関節可動域)の動作であり、そのような限定的な動作を持続的に繰り返すと、関節可動域が狭まると共に慢性的に不適切な負荷が関節にかかることになり、結果として関節組織の炎症等を引き起こす可能性が高くなるといえるからです。

このような背景や事実を踏まえ、生涯スポーツとしてトライアスロンやその他の持久系スポーツに取り組んでいく上では、長期にわたって健康的にそのスポーツを取り組めるような対策が重要であり、その対策として当方がお勧めしたいのは基礎的なウエイトトレーニングを適切に実施することです。

適切な基礎的ウエイトトレーニングを継続的に実施すれば、柔軟性(関節可動域)と筋力が向上し関節組織や筋組織が強くなることで確実に関節のトラブルを予防することが可能になります。

なぜなら、適切な(関節可動域全域を使い、エキセントリックコントラクション(伸張性筋活動)を強調し、関節に無駄な負荷をかけることのない)ウエイトトレーニングによって、持久系スポーツにおける関節可動域を超えた範囲で関節を動かすことで関節可動域の減少を防ぎ、また、関節組織と筋組織(特に筋腱複合体)を強化することで持久系スポーツで自体重程度の(低)負荷が関節にかかっても関節組織等に大きな問題が生じる可能性は低くなるといえるからです。

これらのことから、持久系スポーツに取り組む人は、少なくとも1回/週(理想的には2回/週)は基礎的ウエイトトレーニングを適切に実施することをお勧め致します。

特に加齢に伴う筋量の減少および筋力の低下が生じる中高年者が持久系スポーツを楽しむためには、確実に適切な基礎的ウエイトトレーニングを実施して頂きたいと思います。

中高年と持久系スポーツに関しては以下の記事も参照下さい。


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野口克彦

マラソン/トライアスロン

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