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「弱み」を認めて成長するコツは、「強み」をセットで認識すること

2月は嬉しいことにお仕事のご依頼が多く、反面、ブログの更新が全く出来ていませんでしたが、今月からまた書いていこうと思います。宜しくお願いします。普段は「強み」についての話をしていますが、今回は対になる「弱み」についてのお話です。

「弱み」を認められる人って強いよね。
「弱み」を指摘されても素直に聞く人は伸びるよね。
「弱み」をさらけ出せる人は、信頼されるし、助けてもらえるよね。

などなど、こういった「弱みを受け入れる」「至らなさを認める」ことの利点や大事さについての話を見聞きしたことや、実際に言われたことがある人も多いのではと思います。

経験を通して、これは本当にその通りだなと思うのですが、私自身20代の頃は「頭ではわかってるけど、どうしても弱み(至らなさ)を認めるのが怖い・・・」という状態でした。

そしてこれの何が一番問題かというと、弱みが改善しないこと、ではなく、成長が著しく鈍化してしまうことだと思うのです。

先に言ってしまうと、「弱み」は何年経っても「弱み」のままだったりするし、実はそれで大丈夫なのです。人の個性が激変することは稀です。「強み」がガンガン成長して、「強み」で人や社会に価値を提供できるようになりますし、「強み」が育つとうまく「弱み」も補える(問題にならない迂回方法が身に着く)ようになるので、大丈夫なのです。

しかし、自分の「弱み」を認められないと、職場の人に自らの至らなさがバレるのを怖がって、上司や先輩に質問・相談しなかったり、自信を失って挑戦しなくなったりと、成長が鈍化し、実力不足により仕事の悩みが更に大きくなる、という悪循環に繋がります。

これが一番のリスクだと思っています。

自分も20代後半までこの罠にハマってしまったおかげで、まあ当時は見事に成長が遅かったなぁとよく振り返ります。笑 逆にその罠を抜け出せてからは、一気に成長できた実感がありますし、その時期を笑って振り返ることが出来るようになって本当に良かったと、今はホッとしています。

そして今、「自分が今まさにその悪循環にハマってます」部下や後輩がそのタイプで、どうにかしてあげたいと悩んでます」といったご相談もよく頂きます。

ストレングスファインダーを使った、「強み」に関するコンサルやワークショップが仕事になる中で、その対をなす「弱み」についての理解も深まり、「弱み」を受け入れて味方にできる人の特徴も見えてきましたので、今日はシンプルにそれをお伝えしたいと思っています。「弱み」との付き合い方に悩む方の一助にと記事にしましたので、どうかご活用下さい。

結論:「弱み」を認めるコツは、「強み」をセットで認識できるかどうか


早速結論ですが「弱みと強みはコインの裏表でしかないと理解しているか」が、弱みを乗りこなせるかどうかの大きな分岐点です。

というのも、このブログのテーマであるストレングスファインダーを、知っていても知らなくても、「私これは苦手なんだよね、だから助けて下さい」と、弱みを爽やかにさらけ出し、仕事や自分の成長に集中できる人は、


この構造を感覚として理解し、腹落ちさせている人がとても多いのです。


例えば「規律性」という資質を持つ人は、規則性や反復を好みます。そのため、ルーティンや仕組みを構築して生産性を高めたり、継続的に安定したパフォーマンスを発揮し続けることが非常に得意です。

その反面、イレギュラーが頻発し、仕組みを作る暇さえないようなカオスな状況に即対応することは不得手としやすいです(時間をかければ対処可能です)。このように資質には強みと弱みがあり、どちらも同じ特性から派生した、いわば兄弟のようなものなのです。

そしてここからが、同じ「規律性」持ちでも人によって違いが出るポイントです。強みと弱みが表裏一体という構造の認識がない人は、


「自分はイレギュラーな状況で慌ててしまう。融通が利かないな・・・」


とマイナス面に着目するところで思考がストップし、ネガティブな思考にとらわれていく傾向があります。しかし一方で、表裏一体の認識がある人


「でも、地道な努力を続けやすかったり、安定したパフォーマンスを出し続けたり、仕組みを作ってチームを助けられるのも、繰り返しが得意な『規律性』のお蔭なんだよな。」


と、その資質が生み出す正の側面もセットで認識しているので、自信を損なうことはありません。潔く自分の一部である「弱み」も認めつつ、「強み」を伸ばすことに意識を集中することができるので、実力の伸びも早くなります





今ご自身の「弱み」に直面して悩んでいる方には、どうかその裏にある「強み」こそを、セットで認識してみて下さいと強くお薦めしたいです。

たとえ見えた「強み」が、まだ成長途上の、頼りない新芽のようなレベルでしかないと感じられたとしても、鍛えればいつかモノになる武器が「弱み」の裏にくっついていると認識することが重要なのです。

それが、成長を優先した行動を取れるか、臆病に自分を守ることを優先してしまうのかという、「弱み」に関するメンタリティの大きな分岐点になります。

ストレングスファインダーは自分の特性を知り、そして、強みと弱みが表裏一体であることを理解できる、本当に優れたツールです。興味を持っていただけた方は、ぜひ活用してみてください。

ストレングスファインダーをまだ受けたことがないという方は、Amazonなどでこちらの本(新品)を購入後、同梱のアクセスコードを、本で案内されるサイトに入力し、WEBテストを受けると結果が分かります。
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※中古はアクセスコード使用済の場合が多く、新品購入が必要です


また、私の仕事はそのストレングスファインダーの結果を使い、より深い示唆が得られる掛け算分析によって、具体的な強みの可視化やご自身やご自身の組織に合った戦略・解決策のご提供をすることです。

それが助けになる方や会社さんには直接お手伝いができればと思いますので、興味をお持ちの方はこちらの仕事紹介記事(窓口もこちらに記載)もぜひご一読ください。


「人の”強み”を活かす文化と技術を、日本と世界の多くの人や組織に伝える」というのが私の目標で、こういった考え方に共感して下さる方を増やしたいという思いでこのブログも開設しました。

今後もフォローなどで応援いただけると嬉しいです。


最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。
またお会いしましょう!


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