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酒(の見学)と運河と羊肉を愉しむの巻【24冬日本半周#11】

昨日は夜中まで趣味の麻雀をやり、8時過ぎにのそのそと起床。ホテルで豪勢なブッフェ朝食をとり、10:00ごろに街へ繰り出しました。

北海道の旅もあと2日です。

寂しいなぁ

札幌市街で“暇つぶし”

札幌といえば「時計台」、ということでやってまいりました。市街のど真ん中にあります。

名所・札幌時計台

そういえばこの時計台、「ガッカリ観光地」とか言われているんですよね〜。何がそんなガッカリ要素を生むのかは理解できませんが、高層ビルが四方を囲み、凛々しさや荘厳さが消滅してしまっているなとは思いました。

元々ここは旧札幌農学校の演舞場(?)として建てられたもの。クラーク博士もこの場所に立っていたのでしょうか。大志は常に抱いていたいものです。

Boys, be ambitious.

歴史深きウイスキー工場

本日は小樽方面へ行き、余市のニッカウヰスキー工場見学をする予定です。小樽までは快速エアポートに乗車します。

快速エアポートには指定席・uシートという席が存在します。札幌〜小樽で840円。「要るか?」と思っているなら、あなたは分かってない人。

小樽は世界的にも有名な観光地ですので当然この列車を使う人は大勢います。札幌駅のホームは乗客でいっぱい。普通車は立ち客でいっぱいと地獄の様相。それなら使わないわけにはいかないじゃないですか〜(笑)。

札幌駅に13分延着。回復することなく小樽駅に到着、さらに後続の普通列車も遅れる始末。工場見学の時間は間近、間に合わないか…?

幸運にも列車は予約の5分前に到着。工場までの距離は200mとすぐ近く。助かったぁ!!

アブナカッタ

ニッカウヰスキー余市工場は日本で初めてつくられたウイスキー工場。初代社長の竹鶴さんは「日本でウイスキーを作りたい」と熱く願い、本番・スコットランドに留学。その後、スコットランドと気候が非常に似ている余市にウイスキー工場を建て、現在に至ります。

ニッカウヰスキーがつくるモルトウイスキーは大麦を香り付けして乾燥し、糖化・発酵を経てもろみとなります。それを蒸溜して貯蔵し、熟成させてウイスキーの完成となります。貯蔵する樽も全て自社製。いいウイスキーにはいい樽が欠かせないそうです。

幸運なことに、ちょうど蒸溜所で釜に石炭を入れ込む作業が見れました。火の調整も人の手で行われます。また、石炭を使用する工法も創立からの伝統です。

釜に石炭を入れる
様々な形の蒸溜機が並ぶ
真ん中の小さいのは創業当時使われていたもの
貯蔵庫の数は20越え
敷地の半分を占めます

ところで、「ニッカ」とはなんぞや?

ウイスキーには熟成作業があり、工場をつくったからと言ってすぐに市場に出せるわけではありません。そこで竹鶴さんはウイスキー販売ができるまでジュース等を販売して生計を立てていました。

そのときの会社名が「大日本果汁株式会社」。この会社名の「日(ニッ)」と「果(カ)」を合わせて、皆さんのよく知るニッカウヰスキーとなったのです!!

見学ツアーは40分ほどで終了。このあとテイスティングがあったのですが、ソフトドリンクで我慢。その代わり土産屋で洋酒入りチョコを購入しました。今晩のお供です。

運河を一瞬だけ見て帰る奇人観光客

小樽で下車。小樽は運河で有名な観光地で、連日多くの観光客が運河を見物しに集まります。

僕らも一応その運河を一目見んとて駅を出ましたが、寒い!!!今日はどこもかしこも氷点下、北海道の寒さには慣れたとはいえ寒いことには変わりはありません。やってらんないので一瞬だけ見物することにしました。

観光雑誌とかでよく見るやつ

はい、見るべきものは見た。さいなら〜。

夕餉は奮発、ジンギスカン

瞬く間に小樽観光を終え、再び快速エアポートで札幌に戻ります。この列車もuシートに乗車。他の車両は激混みです。

ホームの柱にはランプがある(中は電球)

さて本日の夕食は奮発して、北海道名物・ジンギスカンをいただきます!!4種食べ比べセットで3,400円。北海道を発つ前日ですので、今日は特別です。

うまそ〜〜!!!

このお肉はクセが全くなく、普通にパクパクいけちゃいます。中でもハツがうまい。内臓系でこれほど食べやすく、うまいもんがあったのかと少々感動いたしました。

本場のジンギスカン、感想は「うめぇ〜〜(羊だけに)!!!」、、、ハイ。

それでは次回、北の大地に別れを告げるの巻(仮称)でお会いしましょう!!さようなら〜。


※ これは連載記事「鉄路で日本"半周" in 2024 Winter」の一環です。

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