Vol.16 鉄道模型を売ったらプチ儲けした話
このコラムを書いている11月現在、僕はひどい金欠に見舞われていました。
度重なる旅行や学校の行事で貯金が減りに減り、ついに3年ぶりに4万円の大台を下回ってしまったのです!
2月からはRさんとの長期旅行も控えています。生活費をケチケチやってはいますが、今のバイトの収入等では到底やっていけないことがわかりました。ピンチです。
ふとその時、大学の友達がこんなことを言っていたのを思い出しました。
「鉄道模型は資産だよ」
鉄道模型は資産、確かにそうかも。
細部まで忠実に再現されたボディと金属が使われている各種パーツ。その集合体が安いわけがありません。もちろん、オンボロなやつは「まあそれなりに」扱われますが。
とにかく、古本よりも高く買い取ってもらえるのは間違いないでしょう。
本当はメルカリやらヤフオクやらで買い手を見つけたいところなのですがいかんせんアカウントを作ったことすらありません。
それにすぐにでも小金が欲しかったので、某買取チェーン店に古いorもう走らせない鉄道模型をお試しで持っていくことにしました。
そこで、珍事が起きたのです。
今回持っていったのは古い貨車数個と仙山線の205系で「マンガッタンライナー」という愛称で知られる、車体に地元の漫画家・石ノ森章太郎氏のマンガキャラがあしらわれているラッピング電車、それとひと昔前のKATO社のEF58という機関車です。
今回の話の中心はこのEF58についてです。これは4、5年前、首都大学東京(現・東京都立大学)の学園祭に出かけたとき、そこでやっていたフリーマーケットで500円で売っていたものでした。
思わず衝動買いをしたのですが、よく見るとカプラー(連結器)は片方ないわうまく動かんわで、結局少ししか走らせなかったのでした。
「もういいや」感覚でこの500円の車両らを買取カウンターへ放出。計算終了まで小1時間待ちました。
時間が経ち、頃合いになったところで先のカウンターへ戻りました。「なんぼになります」とレシートと現金を受け取り、店をあとにしました。
帰り道の交差点で「そういや何がどのくらいで売れたのかな」と思い、しまったレシートを出して見ることに。
以下がその内訳です。
※レシートが見つからなかったので、おぼろげな記憶で記述します。
「ほほう、やはりほぼ美品のラッピング電車は高いなぁ」
そう思った次の瞬間、ある数字に目がいきました。
機関車:550円
機関車:550円
機関車:550円!!!
550円!?
なんと、あの500円で買ったボロ…お世辞にも良品とは言い難いEF58が550円で買い取られたのです!50円増えたー!!
中古とはいえ、買い取り額が購入額を上回るとは前代未聞のお話です。しかも車両は大分お古で長らく表に出さなかったモノ。3年は動かしてません。ホントに動力チェックしたのかぁ?
ともあれ、「4ケタ行ってれば御の字」の予想を7000円超えといい意味で期待を裏切ってくれたおかげで、今月何回か部活で行われるであろう食事会の費用は賄えるでしょう。ホクホク。
それにしても、やっぱり鉄道模型は高く買い取ってもらえますね。
今回行った店は月に数日間、ホビー商品の高価買取を行っています。もしその期間に行っていればどうなったのかなぁ。ちょっと後悔。
ちなみに、僕の家にはまだ「使うことのないであろう車両」があります。その代表例は、なぜかわからないけど誰かから貰ったほぼ新品のHOゲージの機関車!!
これはホビー買取専門店に持っていこうと思います。
しかし、それはまたお金に困ったらのお話で(笑)。
というわけでVol.16、おしまいです。
次回のコラムも、お楽しみに!
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