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Photographing With, Vol. 9: ノスタルジック EF 100mm f/2 USM で散歩

こんにちは!Stroll & Snaps のリッキーです。
日常の中で出逢った魅力を撮ってます。

今日は、なぜかあまり話題にのぼらない、ややマイナーな Canon EF 100mm f/2 USM について感想を書いてみます。撮影勉強中のノービスなので高度なことは書けません。おてやわらかに。

機材の質感

1991年発売。外出時の通信手段は公衆電話&帰宅して見るのはブラウン管テレビの時代。このデジタル化の波の中で30年にわたって生き残ってきたレンズ。すごい。

レトロな外観。「昔から使ってきたレンズ」の雰囲気があります。このレンズをつけて出かけると、「カメラ始めました」レベルのリッキーが「カメラ長年やってます」風に身分詐称できます。

バレルの一部に金属が使われていて、金属の冷たさが左手に伝わってきます。「小粒でずっしり」という印象のレンズです。

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オートフォーカス

Ultrasonic Motor 駆動。きびきびとしたオートフォーカスです。静音&快速。合焦精度はgood。Full-time Manual Focus Overrideいけるので、「オートフォーカス後にマニュアルでちょいとピント位置を移動」ということも可能です。

ピント合わせでバレルがじわじわ伸びたりしないのもgoodです。

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手ブレ補正機能

この EF 100mm f/2 USM に手ブレ補正機能はありません。リッキーのカメラボディ側(EOS Kiss X8i)にも手ブレ補正機能はありません。さらに、リッキーの手には、ピシッと静止して手持ち撮影できるような研ぎ澄まされたキレはありません。

ということで、このレンズをカメラにつけて歩く時には三脚をいっしょに持っていきます。

描写について

どことなくノスタルジー感じる柔らかい描写です。微妙にタイムスリップした空気感、みたいな。焦点距離100mm(35mm判換算160mm)。APS-Cセンサーだと対角画角約16°。リッキー的にはテーマを絞りやすい画角です。

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明暗の境界線上に、実際の光景には存在しない色味(パープルフリンジ)が、リッキーにもわかるレベルでにじみます。

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ランプと白い背景の境界線に紫色が出ています。

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データ

さんぽフォトグラフィーの時にちょっと気になるデータをあげておきます。
焦点距離 100mm
開放絞り値 F/2
最短撮影距離 0.9m
最大撮影倍率 0.14倍
重量 460g
フィルター径 58mm

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なお、Canonのウェブサイトを見ると、「生産終了」となっています。修理対応期間は2025年7月までと公表されています。

リッキーにとって魅力のレンズか?

Canon EF 100mm f/2 USM 。もともとややマイナー&生産終了したレンズですが good です。全体としてノスタルジックに優しく描き出す一方、解像すべきポイントはちゃんと解像してくれます。

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ズームリングがないので、撮影する範囲を決めるのに自分の身体を前後に移動させて調整する(=「足ズーム」というらしい)必要があります。しかし、思いのほか画角的に撮りやすく、撮りたいものがスッとファインダーに入ってきます。楽しく使っていきたいレンズです。

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