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Extra Issue: 華僑系直販サイトで爆速ミニ PC を買ってみた - GEEKOM Mini IT13(2)

※ 本稿は、著者が自費でミニ PC を購入した時の個人的な経験及び感想を述べたものです。

こんにちは!Stroll & Snaps のリッキーです。
日常の中で出逢った魅力を撮ってます。

GEEKOM Mini IT13

新しいミニ PC GEEKOM Mini IT13 を導入しました。
旧機(EPSON TY1100S, 2012 年モデル)からの更新。
劇的な変化。少し見ていきます。

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※ GEEKOM さんの直販サイトはこちらから。運営者さんからディスカウントコード ricky2024 (4,500 円分)をいただきました。直販サイトでのご購入時にご利用いただけます。
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以下、
【Before】は EPSON TY1100S, 2012 年モデル
【After】は GEEKOM Mini IT13
を表します。

サイズ

【Before:EPSON TY1100S, 2012 年モデル】14.6リットル(幅98mm × 奥行417mm × 高さ357mm)
【After:GEEKOM Mini IT13】0.645リットル(幅117mm x 奥行112mm x 高さ49.2mm)
※ Mac mini(1.4リットル, 幅197mm x 奥行197mm x 高さ36mm)よりもさらにミニチュアです。

GEEKOM Mini IT13(左)と Apple Mac mini(右)

CPU

【Before】インテル® Core™ プロセッサー第3世代
Intel Core i5-3470 (4 cores 4 threads)
【After】インテル® Core™ プロセッサー第13世代
Intel Core i9-13900H (14 cores 20 threads)
Intel Core i7-13700H (14 cores 20 threads)
Intel Core i5-13500H (12 cores 16 threads)

※ 工場に例えると、人員の数(コア数)が3倍以上、生産機材の数(スレッド数)が4倍以上に増えた、という感じらしい。

メモリ(RAM)

【Before】8GB DDR3-1600
【After】16GB(Core i5)- 32GB(Core i7 & Core i9)DDR4-3200
※ 例えると作業デスク。広い方が仕事がはかどります。旧機でしばしば遭遇した「処理待ちで画面が白くなる」「打鍵に反応しない」といった状況が解消。64GB まで拡張可。

ストレージ

【Before】1TB HDD
Seagate 製 HDD。32000時間以上ノートラブルで稼働。感謝。
速度は以下の通り。

【After】512 GB SSD(Core i5)- 2TB SSD(Core i9)
Lexar 製 SSD。速度は以下の通り(Core i9)。爆速。

※ なお、拡張スロットは
1 x M.2 2242 SATA SSD slot, expandable up to 1 TB
1 x 2.5" SATA HDD (7mm) slot, expandable up to 2 TB

の2つ。

グラフィックス/映像出力

【Before】Intel HD Graphics
1 x D-sub 15ピン 
1 x DVI-D 24ピン
【After】Intel Iris Xe Graphics
2 x HDMI 2.0 ポート
2 x USB4 ポート
No DisplayPort
※ デュアルディスプレイにしたくなる内容。クアッドも可。もっとも、(HDMI 2.1 ではなく)HDMI 2.0 を搭載、DisplayPort を搭載せず、といったところからみるに、「がっつりゲーム系・映像系の人」向けという感じではなさそう。

SD カードリーダー

1 x SD カードリーダー
明示的に言及しているレビューをあまり見かけないのですが、この Mini IT13 は UHS-I の理論値(104MB/s)を超える高速 SD カードリーダーを搭載しています。
Kingston Canvas React Plus SDXC UHS-II V90(公称速度 300MB/s)と ProGrade Digital SDXC UHS-II V60 Gold(公称速度 250MB/s)を使って実際に測定してみます。

Kingston Canvas React Plus SDXC UHS-II V90
ProGrade Digital SDXC UHS-II V60 Gold

(各 SD カードの公称速度は下回ったものの)200MB/s に近い測定値。UHS-II 対応カードリーダーが搭載されている模様。
「お飾りスロット」ではありません。バルキーbulkyな撮影データの処理に使えます。

その他

Windows 11 Pro
Wi-Fi 6E
Bluetooth 5.2
1 x 2.5 GbE LAN ポート
※ 実務指向な印象。
※ 余談ですが、(Wi-Fi 6 から Wi-Fi 6E への移行の主眼が「6GHz 帯」にあることから考えて)現在 Wi-Fi 6 の 5GHz で良好な通信環境が確保できているのであれば、ルーターについては Wi-Fi 6 のままでいいかと(2024 年 1 月時点)。

3 x USB 3.2 Gen 2 ポート
※ 実際上いちばん使い倒すポート。Kingston XS1000 External SSD(Up to 1,050MB/s read, 1,000MB/s write)で測ってみた。良好。

Kingston XS1000 External SSD で測定

1 x USB 2.0 ポート
Legacy レガシー  USB。キーボードやマウスといった ”人力を伝達するデバイス” とのインターフェースには十分。「枯れた技術」の安定感。実測値は Seq. Read: 43MB/s (350Mbps), Seq. Write: 30MB/s (240Mbps) くらい。

1 x 3.5 mm ジャック(スピーカー用)
※ レガシー。現実には Bluetooth でつなぐ人が多いと思われ。

私見

総じて見るに「わずか 645cc にゆとりの性能」の印象。ただものではありません。
オフィス業務にいけてる構成。ブースに置いても邪魔にならない筐体。「ヘビーなデモ&ピッチ&計算をやるワークブース系・スタートアップ系の人」などにフィット感あるかも。
一方、オフィス業務の視点で考えると、フラッグシップ(第13世代 Core i9 モデル)にこだわる必要性は薄いように感じます。費用対効果的には Core i7 モデルや第12世代モデルに傾きます。

Pros
・かわいい。
・強力プロセッサ&高速内蔵ストレージ
・実務指向なポート類
・冷却良好
Cons
・ミニ PC としてはやや高めの価格設定
(とはいっても、Core i5 モデルなら消耗品費として計上可。Core i7 - i9 モデルでも一括償却資産の範囲内かと。)
・ファンの音
(GEEKOM Mini IT13 最大の弱点。「冷却」とのトレードオフ。不快な音ではないが静寂ではない。音楽用途に向かない。)
・付属する電源プラグが3Pのみ
(日本ではさほど多くない型式。。2Pへの変換アダプタ要調達。)

DDR4 対応
なお、Mini IT13 のマザーボードは、DDR4 メモリモジュールに対応しています(最新の DDR5 ではない)。
この点を Cons に分類しているレビューもみられますが、DDR5 と比較して低予算でメモリ増設可能、という利点もあります。
一般的なオフィス業務用途であれば、実装されている DDR4 3200MHz のメモリ 16GB(Core i5)- 32GB(Core i7 & Core i9)で快適にいけるかと。

以下のウェブサイトに詳細な(難度高めの)レビューがあります。
ご参考まで。

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※ GEEKOM さんの直販サイトはこちらから。運営者さんからディスカウントコード ricky2024 (4,500 円分)をいただきました。直販サイトでのご購入時にご利用いただけます。
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※ This webpage has been edited with my GEEKOM Mini IT13.
※ Photographs on this webpage were taken with my Panasonic LUMIX DMC-G8.

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