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Photographing With, Vol. 12: EOS R 本体をバッテリーチャージャーとして使ってみる

こんにちは!Stroll & Snaps のリッキーです。
日常の中で出逢った魅力を撮ってます。

ところで、EOS R 本体にはバッテリー LP-E6N( LP-E6NH も可)に充電する機能があります。地味な機能ですが、使える局面があるような気がします。

そこで、手元にあるもの or コンビニに駆け込んで調達できるもので EOS R 本体への電気供給ルートを作り、EOS R 本体に装着したバッテリーに充電してみることにしました。
(自己責任です。動作保証がなされている機器・方法ではありません。取説に記載された機器・方法での充電をお勧めします。)

EOS R の USB-C ポートを使う

EOS R には USB-C ポートがあります。EOS R は、この USB-C ポートを介して電気を受けることができます。

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しかし。

EOS R5 や R6 とは異なり、EOS R の場合は「本体に装着したバッテリーに充電するバッテリーチャージャー」として機能するにとどまり、電気を受けながら同時に撮影までこなす器用さは持ち合わせていないようです。。。

だとしても。

・予備バッテリーとの同時充電などで LP-E6N / LP-E6NH 用チャージャーの充電スロットが足りない
・LP-E6N / LP-E6NH 用チャージャーがトラブった
といった時に、応急的に EOS R 本体のバッテリーコンパートメントを充電スロットとして使うのは「あり」かと。

手元にあるもので充電

そんなわけで、まずは手元にあるものを使って EOS R 本体経由で充電できるか、試してみることにしました。なお、充電用に使えるのは Power Delivery 対応 USB Type-C 機器に限られる、とのこと。

リッキーの手元にあるのは、スマートフォンの充電用に購入した ① チャージャー Anker PowerPort III 65W Pod(Power Delivery 対応 USB Type-C ポート,出力:5V=3A / 9V=3A / 15V=3A / 20V=3.25A / PPS:3.3V-21V=3.09A)。「推し」かどうかはわかりませんが、安定稼働中のチャージャーです。

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これと EOS R をつなぐことができそうなものに、EOS R に標準で付属している ② インターフェースケーブル IFC-100U( USB Type-C to Type-C,USB 3.1 Gen1 準拠)があります。本来はデータ伝送用のケーブルなのですが、USB 準拠なのでユニバーサルに使えるはず。使ってみることにします。

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充電するには、EOS R 本体の電源を OFF にする必要があります。

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EOS R と IFC-100U をつなぎます。標準で付属しているケーブルプロテクターで IFC-100U の抜けを予防。。。

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Anker PowerPort III 65W Pod と IFC-100U をつなぎます。

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Anker PowerPort III 65W Pod をAC 電源につなぐと。。表示パネルが「充電中」の表示に変わりました!

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使えそうです。

満充電になると "FULL" の表示になります。

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コンビニで調達できるもので充電

では、手元に使えそうな機器がない時に手軽 or 応急的に対処する方法はあるでしょうか?コンビニで調達可能なもので試してみることにしました。

セブンイレブンに立ち寄って商品棚を見たところ、
③ チャージャー Anker PowerPort III Nano 20W( Power Delivery 対応 USB Type-C ポート,出力:5V=3A / 9V=2.22A)

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④ ケーブル Anker PowerLine II USB-C & USB-C 2.0( USB Type-C to Type-C,Power Delivery 対応,USB2.0 準拠)

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が使えそうです。

ただ、この③&④の組み合わせ、上の①&②の組み合わせよりも機能的に小さい方向。動いてくれるといいのですが。。。

つなげてみました。

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充電できます!

深夜に or 出先で充電スロット不足やチャージャートラブルに見舞われても、コンビニが救いの手を差しのべてくれるかもしれません(駆け込んだ店舗に在庫があれば、ですが)。

一点、AC 電源から EOS R 本体までをつなぐ電気供給ルートの中に「Power Delivery 対応 USB Type-C」以外のパーツが含まれていると充電できません。例えば、広く普及している USB Type-A ポートは Power Delivery 非対応なので、USB Type-A のチャージャーに USB Type-A to Type-C のケーブルをつないで充電することはできません。
( Power Delivery 対応の商品には、パッケージやラベルに「Power Delivery 対応」「PD」などの表示があります。)

なお、(今回使ったような AC 電源ではなく)Power Delivery 対応モバイルバッテリーを使った充電のレビューもあります。
上の記事と同様に自己責任ということになると思います。ただ、AC 電源が確保できないような場所に泊まり込んで撮影するような時には有効かも。

※ヘッダーの写真は、本稿の EOS R で撮影。

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