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コンサルタントとしての2023年の反省


みなさん,あけましておめでとうございます。
謹んで新年のお慶びを申し上げます。

うむ。「謹んで」って謹慎処分とかの謹だけど,何を謹んでいるんだ…??と思ったら,「敬意を表してうやうやしく(礼儀正しく)物事をするさま」という意味があるらしいです。なるほど。

というわけで,また今年も1年が始まったので,昨年の振り返りとして,よかったこととよくなかったことをつらつらと書き連ねてみました。

◆よかった点

・能動的にプロジェクトを推進し,担当領域をリードできた

担当領域をほぼ放置で任せてもらえて,自分で考えたとおりにプロジェクトを進めることができました。そのおかげで自分のできていること,できていないことが明確にわかり,自分の成長に大きく役立つ経験になったっと思います。

・恒常的な高稼働に耐え,年間を通して体調をキープ

良かった点というか偶然の気付きですが,人よりも身体を崩さないタイプらしく,とても過酷なプロジェクトで周りの人がどんどん倒れていくようなフェーズでも風邪もひかず元気に働き続けられました。謎の激務耐性によって健康を維持しながら高稼働を続けられて,経験値だけたくさん積めたのはかなりいい点だったと思います。

・会計関連システムで使用するITスキルの初歩レベルを取得

昨年は初めてガッツリめのIT導入のプロジェクトにアサインされました。ITの知識はほぼゼロな状態で突っ込まれたので,当初はデータモデルがどうのこうの,他システムとのデータ連携がどうのこうのと,何を言っているかさっぱりな状態でしたが,なんとかキャッチアップしてギリプロジェクトを回せる水準までレベルアップすることができました。

SQLなんかもちょっと触れたりして,ChatGPTを駆使してクエリを書いたりできるようにもなりました。

IT知識ゼロの状態から,他のシステム案件に突っ込まれても生きていけそうだなと思えるくらいにまで基礎知識を身に着けられたのでかなりいい経験になりました。(IT導入の案件はそんなにやりたくないですがw)

・財務三票や管理会計の知識強化

かなりお仕事に直結する話になるのであまり細かくはお話しできないのですが,管理会計ってかなり複雑で,皆さんが決算書で見るよりも細かい粒度でいろんな数字を見ているんですよね。その細かい数字を全部積み上げると財務三票ができあがるんですが,それらがどう連動して三票の数字を作り上げているのかを見ていくと,かなり勉強になるんです。

このデータとこのデータがこの科目のデータで,相手勘定がこれだからこの数字もこう動いてて…みたいなのをちゃんと理解しながら働けたことはかなりいい経験になりました。

・以下記載するよくなかった点(自分に足りていない点)を認識することができた

たいていの成長は,できないことを認識することから始まります。昨年はその意味ではかなりできないことが見つかったのでいい1年でした。

◆よくなかった点

・「こうありたい」を体現しきれなかった

いつになってもこれは「できた」と言える日は来ないような気がしますが,まだまだ自分が目指しているコンサルタントの姿には程遠いクソ雑魚コンサルタントだったなーと思います。依頼された資料をすぐに準備して出せるとか,期限ギリギリで追い込まれて働くのではなく前日に自主的に追い込むとか,必要不可欠ではないけど先回りして仕事を進めるために早起きして出社するとか,自分の中で「こうありたい」というイメージがあったんですが,それを実現できた回数が少なかったですね。

これは能力が足りていなかったというよりは仕事に対する熱意というか精神力というか,そういうメンタル面で理想を実現する力が欠けていたんだろうと思います。

2024年,今一度,気合いを入れなおします。

・プロジェクト後半のモチベ低下

一つ目と関連する内容になりますが,IT導入のやや長期のプロジェクトをしていた際に,(もともと興味が薄い領域だったこともあり)後半で気持ちが切れてきてしまって(最低w),もう一歩踏ん張って進捗出しておくべきだなーというタイミングで踏ん張り切れなかったときが多かったように思います。ほんとは36協定的にそもそもやっちゃダメなんですけど,土日で3つ進めたいなーと思っていたのがだらけちゃって1つしかできなかったりしました。

・スケジュール管理

これは普通に仕事上のガチ反省点なのですが,スケジュールを組むが下手くそでしたw

たとえばクライアントとのMTG中に「これいつごろまでにできそうですか?」と聞かれた際に,結構なんとなくで「○○日までに!」と回答しちゃうことがあったんですが,タスクを分解したうえで工数を見積もって,バッファも見込んだうえで回答するべきなんですよね。そんなことはわかっているんですが,シンプルにタスクをこなすのにどれくらいの時間がかかるか見積もるのが苦手なので,まずはそこを改善するのと,ロジカルな裏付けのある回答の仕方を癖付け用と思います。

余談ですが,「ロジカルシンキング」というと,意見や主張が論理的であることをイメージしますが,スケジュール作成だったり,コミュニケーションにおける相手に合わせた言葉選びだったり,そういうのもロジカルシンキングなんですよね。深い。

・ファシリテーションと議事録

コンサルタントたるもの,ファシリながら自分で議事録を書いて会議後即納品せよとはよく言ったものですが,それぞれ単体でもちゃんと難しいですよね。

ファシリテーションについては,短い会議時間の中でなるべく多くのことを決めて前に進めたいですが,途中で議論が発散してしまって思ったより進まなかったりしますよね。しっかり事前にどんな論点があるか検討しておき,想定外の論点が極力生まれないようにしたいですし,想定外の論点で時間がかかってしまいそうなときでも,その論点に時間を使うべきなのか,先に他の議題に進むべきなのか,話しながらよく考えてうまく捌けるようにしたいです。

昨年は,プロジェクトの進捗が悪くて論点を整理しきれない状態で会議に臨んでしまったこともありましたし,想定していたより細かい部分で議論が膨らんでしまって,アジェンダを全然消化できずに終わってしまったこともありました。そういう状態でしたので会議前に議事録の骨子を作っておくことができない日も多く,会議後の即納も難しかったです。

あと,会話の中ではきれいに結論が決まったように思ったことも,書き起こしてみるとロジックが欠けていて,あとから確認事項が生じたことがあったので,今後はそういうことがないように丁寧に議論を進めたいと思います。

・後輩たちのタスク管理

超絶適当でずぼらな性格なのでタスクをぶん投げてしまっていたんですが,誰にどんなタスクを振っていて,いつが期限でどんなステータスなのか,ちゃんと把握しているべきですよね。タスクが多すぎて把握しきれていなかったという能力不足的な側面もありましたが,シンプルに大丈夫だろうと楽観的に考えて任せっきりだった側面が大きいので,今年はちゃんとメンバーのタスク状況を把握して,コントロールできるようになりたいと思います。


以上です。

これが誰かのためになるのかは微妙ですが,とりあえず自分のために書き残してみました。

ここまで読んでくれた方はありがとうございます。

今年も一年,よろしくお願いいたします。

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