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情報の大切さ〜①情報の源流を知る

今週はあっち行ったりこっち行ったりしておりまして投稿が間に合わなくなってしまいました。楽しみにしていた人には申し訳ございませんでした。

さて、今回は大学の学生に対して、「獣医師はこんな職域があるんだよ」というお話をしてまいりました。
その中で印象的だったのは学生が職域について「知らないことがある」ということです。

現代においてはインターネットの普及により情報を得ることがとても簡単に行えます。そして、情報発信をすることも簡単に行うことができます。
その中で私たちに今求められていることは「正しい情報を得るための知識」です。

情報にはそれぞれ「一次情報」「二次情報」「三次情報」というように情報の出どころがどこであるのかという種類があります。
例えばわかりやすい例で言うと論文。論文に関してはその事実をありのままに伝えているのでこれは「一次情報」ですね。そしてその論文を解釈して臨床現場に持ち出して説明するのが「二次情報」です。そしてその情報を受け取った飼い主さんが他の患者さんに対して「こうした方がいいらしい」と伝えるのが「三次情報」です。

いかがでしょうか。
このように整理すると信憑性がある情報は二次情報までであり、その二次情報も人によって解釈が変わるため、二次情報を扱っているのが誰なのかもとても重要な因子となります。
ですが現在インターネット上に溢れている情報のほとんどが三次情報です。その中から一次情報を掴むのはコツがあり、普段から三次情報に触れていると一次情報を掴むことが難しくなりますので注意をしてください。
ちなみに、Twitterは一次情報を掴むのにとても有益なツールですが同時に難易度も高いのでこちらも注意が必要です。

やや長くなってしまいそうなのでここからは3回に分けてこのお話をしようと思います。
次回は「知らないことを知る」についてお話をしようと思います。
ではまた!

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