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HSPの4つの特徴

こんにちは、STRUGGLE ゆみです。
おうち仕事が増えると、自宅のデスク周りが充実しますね。
こんなに使うのかくらい付箋を買ってしまっています。

今回は、HSPの特徴について話していきたいと思います。

前回の記事でも軽く触れましたね。
今日は掘り下げていこうと思います。

HSPには4つの特徴、『DOES』があります。
D 処理の深さ
O 感情の高ぶりやすさ
E 強い感情反応
S 感度の鋭さ

近年、「感受性差」という項目も追加されました。

一つずつ詳しく書いていきますが、これは○×ではありません。
傾向が強いかどうかです。
HSPの方なら必ず心当たりがあるといっても過言ではありません。
当てはまらなければHSPではない可能性があります。
それを踏まえて読み進めてください。


・処理の深さ

同じものをみても、HSPは非HSPに比べてかなりの情報を取り込んでいます。
そして、それを処理するのに時間がかかります。

自分が取り込んだ情報全てを人に説明できないので、
周りの人から「考えてばかりで手が止まっている」ように見えるのです。

HSPからすれば、
情報が入ってきたら、言われたことを頭の中で復習しつつ、
自分がわかるように整理し直しているだけ。

自分の行動がどんな結果になるか、そしてそれが周りにどう影響するのか、
その見通しが立った時の『納得感』が得られて初めて動けるのです。

HSPは理解できてないまま動くのが苦手です。
頭の回転は悪くないはずなのに、処理するものが多くて、
理解するのに時間がかかる様子だけで
周りから「覚えが悪い」「行動が遅い」「説明したのにすぐできない」といった
『できない人』のレッテルを貼られてしまうのです。

これを幼少期から経験していると、
例えば、親や先生に「勉強ができるはずなのに、行動が遅い」など言われ続けていると、
心が不安定になってしまう可能性もあります。

ですが、これは全てHSPの気質なのです。


・神経の高ぶりやすさ

先述したように、HSPは物事を深く処理しています。
たくさんのことを処理しているのです。
そのため、頭が疲れやすいことは非HSPの人でもお分かりだと思います。
疲れている時は、些細なことでさらに疲れてしまいますよね。
それが、HSPの常なのです。

深く処理することでネガティブな感情が増幅すると、
ひどく落ち込んでしまいます。
非HSPでも、深く考えた時の方が、普段より落ち込みやすいですよね。
その状態が起きてしまうのです。

そうすると、ストレスを受けると分泌される「コルゾチル」の影響で
睡眠不足や不安に陥りやすくなります。

逆にいいことがあると、いいことについて深く考えるため
どんどんポジティブになっていきます。

HSPの人は、非HSPより深く落ち込み、深く喜べる人なのです。

また驚くと、何が起きているか理解できず、
思考がめぐりすぎて、思考も体の動きも止まってしまいます。

大きな音が突然鳴ったり、急にドアが開いたり、街角で人にぶつかってしまったり、
とっさに『何か』ができないのです。

ひどく叱られた時や、自分がされたくないことをされた時にも
同じことが起きてしまいます。

その状況が理解できず驚いてしまい、
そのことについて、ずっと考えているはずなのに何も考えられない。
答えが出ない。
落ち着ける環境になった時に初めて「こういうことだったのか」と理解ができる。
でももうその時には言える環境にない。
仮に言ったとしても、「反応が遅い」「今更?」などと言われる。

非HSPの人には何をいっているのかわからないでしょう。
しかしHSPの人には理解できたはずです。


・強い感情反応

HSPの強い感情反応には、相手の感情を察して共鳴する共感力と、
相手の感情の変化を感じやすい面の両方があります。

例えば、悲しい顔をしている人がいたら自分も悲しい気持ちになったり、
誰かと話している時に、相手の顔が少し曇ったら「変なこといっちゃったかな?」と思ったり。

HSPは共感力が強いので、周りにいる人の気持ちや考えに強く影響を受けています。
これはミラーニューロンの働きなのです。

HSPの脳は、非HSPの脳に比べてミラーニューロンの働きが活発です。

ミラーニューロンとは、他の人の行動を見た時に、
自分が同じ行動をしているときと同じ活動を示す神経細胞です。

相手のことを自分のことのように感じたり、どのような行動をとるのかわかるのは、
ミラーニューロンや関連する脳の部位が活発だからなのです。


・些細なことを察知する

HSPは細かなことに気がつきやすいです。
特に変化や違いへの反応が大きいとされています。

例えば、下ろしたてのシーツの匂いや触感、紅葉の色合い、すれ違った人の顔色、スピーカーの音の鳴り方、外の光の強さ。
同僚の髪の長さやメイク、上司の顔色やタイピングの強さまで気がついてしまうのです。

HSPは些細な違いを感知する脳の領域がとても活発に働いています。
そのため、非HSPの人が気づかないような変化にも機敏に反応してしまうのです。

また、それは同時に大量の情報を脳に取り込んでいることにもなります。
それに伴い、感情が強く反応したり、脳の処理の負荷がかかるので、
ストレスを感じ、神経が高ぶると言った連動を起こしてしまいます。


この『DOES』は連動しています。

例えば、新しい仕事をたくさん覚えた日は、外の光がものすごく明るく感じてい嫌な気持ちになったり、です。

どのように連動しているかを自分の行動や発言、心の中で感じていることを書き出して当てはめていくと、
HSPの特徴が奥深いところで自分の行動や発言に影響していることが分かるかと思います。

あなたの感じていた『違和感』に根拠があったことが分かるのです。

今まで説明できなかった『違和感』が思い過ごしではなかったことが分かると安心できるはずです。

自分の行動を理解することで、気持ちに余裕ができます。
そうすると、HSPの特徴を受け入れ、上手に折り合って生きていけます。


いかがでしたか?

HSPは病気ではない。
気質なのです。

つまり『治る』ようなものではない。

上手に折り合いをつけて生きていくしかないのです。

あなたが生きやすい道を見つけられるお手伝いになれば幸いです。


STRUGGLEは
アイデアはあるけど形にできない、やってみたいけど動き出せない。
そんな夢や理想を諦める前に人生最後の“悪あがき”をコンセプトに
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