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【身体】擦りむいたら消毒をしない

テニスやってて、こける系の怪我と言ったら捻挫か擦りむきですな。今日のお話は擦りむきについてです。いろんなところで言い続けてるんですけど、いまだに消毒したがる方が多くて困りもんです。ということで、擦りむいた時の正しい対処法をまとめておきます。

  1. 流水で洗う
    擦りむくのはほとんどがオムニコートでしょうから、まず砂を取り除きましょう。擦り傷に水をかけるのは痛いけれど、頑張りましょう。できることなら、手でゴシゴシして中に入り込んだ砂などを無くしてしまいましょう。考えただけで痛いですね。瘡蓋(かさぶた)ができる前に済ませてしまいたい作業です。

  2. 密閉型の絆創膏を貼る
    商品名で言うと「キズパワーパッド」「ケアリーヴ」などになるでしょうか。とにかく傷口を乾かさないのがポイントです。お高くなりますけれど、大きめのを貼るのが実は楽ちんです。

  3. ほったらかしにする
    適当に張り替えてねと商品パッケージには書いてありますけど、基本、貼りっぱなしで良いです。テープが浮いてきて隙間ができたら、水洗いからやり直しです。

これだけで十分です。バンドエイドなんかを貼るよりも痛くないし、綺麗に治ります。とにかく蓋をすることと傷を乾かさないことです。範囲が広すぎるときや、適切な絆創膏がない時にはサランラップのぐるぐる巻きも使えます。
次に擦り傷の時にやらない方が良いこともまとめておきます。

  • 傷口を消毒する
    怪我したところには体内から修復に必要な「液」が流れ出てきます。それの効果を最大限に発揮させたいので水洗いのみに留めます。

  • 傷口を乾かす
    擦り傷って「汁」が出てきますよね。それを傷口周辺に留めておくことが大切です。乾かしてしまってはいけません。

  • 何度も様子を見る
    治り具合が気になっても、覗かないようにしましょう。細菌感染さえしなければすんなり治ります。人体って素晴らしい。

もっと詳しく知りたい場合、「湿潤療法」で検索してみましょう。これは火傷の時にもよく効きます。ちなみに切り傷の時もほぼ同様です。傷口を細いテープで寄せてから大きく蓋をする感じでしょうか。

勉強不足の養護教員さんしかいない小学校の保健室なんかでは、子供の膝を消毒されてしまうこともあります。あらかじめ念押ししておくと、傷跡が残らなくて済みますよ。


注)当方、医療関連有資格者ではありませんので、上記を参考にするなら自己責任でどうぞ。私はこうしていると言うだけです。

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