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「応答せよ、応答せよ」byこちらあみ子

久々にくらいました。

青葉市子がサウンドトラックを手がけたということで実は前から知ってはいた映画、こちらあみ子の感想をここに残しておく。




あみ子は落ち込んだり自分を責めたり人を嫌ったりしない。目の前の世界を100%で生きていて、知らないものは知らない。見たままの景色しか見てない。

ピュアで純粋で一途といえば良いように聞こえるが、そのせいで周りに諦められてしまう。

本当に悲しいよ。



私たちは社会性を獲得していくのと同時に、削り取られていく何かがあるんだよ。それも気づかないほど少しずつね。

毎日小さな絶望を繰り返してる。


あみ子がすごく羨ましい。そんなこと思うのは失礼だって普通の人は言うだろうけど、私はあみ子に憧れを抱いている。


嫌われないように、置いてかれないように、と見えない空気ばっか読んでても結局私の中には何も残らない。


一途に愛し、一途に表現しないとダメだよ絶対。
バランスとってうまいことやってちゃだめだと思う。そんなの嘘まみれ。ぐちゃぐちゃでも真っ直ぐでないと。

もうすでに私は欠け始めてしまっていて、できることができなくなってきた。
昔はとても絵を描くことが好きだったのに、今は真っ白な紙を目前に困惑してしまう。

あみ子だったら迷いなく白い紙を埋め尽くすことができるだろう。


私の中にまだいるはずのあみ子を呼び戻すためには何をしたら良いのだろうか。そんなことばかり考えてる。


映画を観たその日に小説も読んだ。



今日の一曲

もちろん主題歌の「もしもし」もめちゃくちゃ良いんだけどね。

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