はじめまして！私は山梨で会社員をしながら、ゼロ企画という演劇ユニットの主宰をしている佐藤拓哉と申します。どうぞよろしくお願い致します。

出身は群馬県高崎市。山梨には大学入学を機にやってきました。

私が大学の卒業後にも山梨に残ったのは、「演劇」という芸術にここで出会い、演劇の持つ芸術性と、それを創る過程で生まれる人と人との交流の尊さに心奪われたからです。

中学高校では運動部で、一番好きな教科は美術。大学の一年生のときの文化祭で、友達が出ていた公演を観て演劇部に入部しました。

部活を引退後、３年生の冬に文化ホールで行われた県民参加劇「わが町」に参加。この作品で演劇の魅力とその表現の持つ豊かさに触れなければ、絶対に今でも演劇を続けてはいませんでした。

そしてそれ以降も、県民参加劇やWS発表会に参加。たくさんの山梨の演劇人に出会いました。素敵な人ばかりだったし、いろいろなことを教えていただきました。

大学を卒業後も山梨に残り演劇を続けるうちに、気がついた事がありました。それは、当時演劇に興味のある人は多いがその受け皿になる機能や団体が無いという事と、裏方が足りていない事。

そこでそれらを解決できる機能を持つ、演劇サポート団体を立ち上げましたが、長くはもちませんでした。

主な要因は、私の演劇についての知識不足とその団体が作品の創作機能を持っていない事だったかと思います。山梨の演劇を盛り上げたいという思いは強かったのですが、足りないものが多過ぎました。

そこで演劇についてもっと知りたい、学びたいと思い、色々な団体で演出助手や舞台監督をしたり、WSの講師をしたり脚本を書いたり演出をしたりと活動を続けていくなかでゼロ企画を立ち上げました。

自由に自分たちの表現を求め、作品を作るとともに、ゼロ企画では山梨の演劇界を盛り上げる活動もやっていきたいと思っています。備品の貸し出し、ノウハウの共有やワークショップなどによる山梨の文化活動への貢献を行っていきたいと考えています。

私は山梨で演劇を始め、生まれ直しました。その恩を少しずつですが今と未来に生きるこの地の人たちにお返ししていきたいと思っています。

こんな私ですが、どうぞ皆様よろしくお願い致します。