父がBUCK-TICKのあっちゃんの訃報の日に逝く。

本日の夕方、ようやく、俺の父が死んだ。
ようやく、なんて言い方をすると、よほど幼少期にひどい目に遭わされ、今も父を憎んでいたのだろうか、と思われるかもしれないが、別にそんなことはない。
俺にとっては。


でも、俺以外の父の周りにいた人にとっては、ようやく、という言葉がめちゃくちゃしっくりくるのだし、俺自身も、ようやく、が、すごくしっくりきている。

父と母は大層前に離婚が成立しているのだが、俺は一人っ子なため、なんかあると父の現状を母に報告する、という役割を演じていた。
母から「もう聞きたくもない。報告しなくて良い」と言われるまでは、そうしようとしていたが、ついぞその宣言はなされることがなかったので、結局、今日、父が死んだことも母には報告をしてしまった。

せっかく離婚成立したのにそんなことするなんて、俺は母にとっての呪いの存在か? と思ったことも少なくはないが、誰かに父の行動を報告しなければ俺自身の心がやっていけなったという側面もあるのだ。

俺の父は、完全にぶっ壊れ人間だった。


(葬式が終わってから多分続く)

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