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音楽で稼ぐためには思い悩むより「まずやってみること」が大切

みなさんこんにちは、ケイです。
みなさんDTMしてますか?

僕は50代で大企業の開発部長職をやめ、趣味のDTM(パソコンを使った音楽制作)でフリーランスになってしまった人です。

今回は「音楽で稼ぐ」という話をしてみようと思います。それも、いきなりプロになるとかデビューするとかそういう話は僕にはできないので、会社員の方が副業やフリーランスとして稼ぐ、というお話です。


音楽で稼ぎたい人から良くいただくご相談

副業にせよフリーランスにせよ、音楽で稼げるようになりたいと思っている人は結構多いと感じます。

こういう方から頂くご質問で多いのは

「どれくらいのレベルになったら稼げますか?」
「自分の音楽は通用しますか?」
「自分の強みがわかりません」
「自分は求められるのでしょうか?」

という感じのものです。
こういう事で悩んでいる方は多いですよね。つまりこれって

自分のことがわからない
ということですよね?

でももしあなたが音楽で副業を始めたいとかフリーランスになりたいと思うなら、僕のアドバイスとしては、こういう事で思い悩むのは今すぐやめた方がいいと思います。

なぜなら、人間は自分のことは自分ではわからない生き物なので、
いくら悩んでも答えなんか出ないから
と思うんです。

人間が自分のことがわかるためには、相手からの反応が必要ですよね。例えば、鏡やカメラという道具がなければ人間は自分の顔を見ることはできないのと同じように、周囲からの反応が得られなければ、自分のことなんてわからないというのが人間なんだと思うんですよ。

何が言いたいかというと、冒頭の多くいただくご質問の答えを知るには
まずやってみて周囲から反応をもらうことで知るしかない
と言いたいわけです。

「どれくらいのレベルになったら稼げますか?」
「自分の音楽は通用しますか?」
「自分の強みがわかりません」
「自分は求められるのでしょうか?」

全て、やってみれば周囲からの反応で答えがわかります。
当たり前ですよね。

つまりそれを知りたいなら思い悩むことなんかやめて、まずやってみるしかないことを伝えたいのです。

まずやってみることの大切さ

ここから、僕自身の経験を通じて「まずやってみる」ということが、いかに自分の強みの発見と理解につながっていくかという例をお話ししますね。

僕は会社員時代にYouTubeを始めてみました。この時点でもちろん副業なんて考えてないし、ましてやフリーランスなんて全く考えていませんでした。ただ、このまま何もせず会社員として歳をとって定年を迎えるのは嫌だ、と思っただけで、目的もあいまいなまま「まずやってみた」んです。

最初に、J -POPの楽曲をNeutrinoという歌声合成ソフトに歌わせたものをアップする、というのをやってみました。歌声合成ソフトにはみんな興味があるかな、と思ったのですがこのチャンネルは撃沈、2ヶ月でやめました(笑)。
やってみて初めて、全然視聴回数が取れなかったのもあって、これは「求められていないし自分の強みもない」と気づいたわけです。

その後、自分が弾き語りをしている映像を上げることもやってみました。同じく見事に撃沈し、そこにも「求められていないし自分の強みもない」と学ぶことができました。50代のオジサンがいまさらアーティストとしてやっていける可能性は微塵もない、という当然すぎる結論を改めて認識することができました(笑)。

そこで作戦を変えて今度は「Studio Oneの解説」をやってみたわけです。これで始めて手応えを感じたことで、みんなに求められているという喜びを感じることができました。僕にとって求められることが「やりたいこと」になったし、みんなが見てくれることで、「あ、これは僕の強みなのかもしれない」と教えてもらったわけです。
これ、自分で見つけたわけでも、思い悩んで気づいたわけでもないと感じています。

とはいっても、もちろん最初は半信半疑でしたが、Studio Oneの解説チャンネルのチャンネル登録者が増えたり、動画の再生数が上がったり、コメント欄など皆さんの反応を見て初めて、僕が知ってること・できることははみんなが知ってる・できるわけじゃないんだ、これは「間違いなく求められていることだし僕の強みなんだ」という確信を得ることができました。

好奇心旺盛な僕は、だったらそれを確かめてみようということで、会社員をしながら副業としてココナラでの作編曲・ミックスの受注を始めてみました。自信なんて全くなかったですが、試してみたんです。
その時点でYouTubeのチャンネル登録者数は4千人くらいだったと思いますが、間違いなくその認知のおかげで開始1ヶ月くらいで初受注をすることができました。その後は順調にご依頼が増えていきました。
この結果は「あ、やっぱり僕の作編曲やミックスのスキルを、お金を払うレベルだと思ってくれる人がいるんだ!」と教えてくれました。

そうやって副業をしているうちに、ある日視聴者さんからDMで「レッスンはやっていないんですか?」というお問合せをいただきました。実は最初はお断りしたんですが、熱心に求めてくださったので、それならばとレッスンの副業も立ち上げてみたところ、二人目、三人目とお申し込みをいただいて広がっていきました。
この結果は「あ、僕にはDTM講師というニーズがあるんだ」と教えてくれました。

また、YouTubeのコメント欄やSNSのDMにStudio Oneの使い方に対するお問合せがどんどん増えてきたので、これもサービスとしてちゃんと整備したらみなさんの役に立つんじゃないかと思って、メンバーシッププログラムのサービスを初めてみたんです。一人目の方が会員になってくださったときはとても嬉しかったですが、これも二人目、三人目と徐々に会員数が増えていきました。
この結果は「あ、僕が運営するStudio Oneのコミュニティというのが成立するんだ」と教えてくれました。

このようにここまで色々「まずやってみた」を積み重ねて、会社員をやりながら副業収入として月に10万円くらい稼げるようになってきたんですね。そしてそれがとても楽しい体験だったため、これが完全に僕の中で「やりたいこと」「自分の強み」だと認識できたんです。

そこでついに、副業で月に10万円稼げたんだから、脱サラ起業してもやっていけるんじゃないか・・・「思い切ってやってみよう!」と思ったことで、今の作編曲家・DTM講師としてのフリーランス生活につながったわけです。

今のこの結果は、あの日YouTubeを「まずやってみよう」と思わなかったら間違いなく辿り着かなかった未来でした。その後も数々の偶然や思いつきを「まずやってみよう」と行動していくことが大事で、それが本当に自分のやりたいことなのかとか、なぜそれをやるのかなんて後付けでいいのだと思います。

あなたらしさとは結局なに?

僕の経験をまとめてみなさんに伝えたいのは、一部の生まれ持ってのスターは別として私たち普通の人間にとってのあなたらしさやあなたの強味とは「あなたが周囲から求められること」だということです。求められているものの種類や形が、まさにあなたの個性だということです。

そしてあなたが周囲から何を「求められているか」を知る方法は唯一「まずやってみること」しかない、とお伝えしたいです。

やってみれば結果がわかります。うまくいったら求められていることが分かりますし、うまくいかなければ「これは求められてなかった」「自分に合っていなかった」という学びを得ることができます。この時「これは失敗ではなく学びだ」というマインドが重要です。
学びなんだからそれで落ち込んだりせず、「よし学んだぞ、じゃぁ次!」と切り替えてどんどんやってみるのがいいと思うんです。なぜなら、たくさんやってみたらそれだけ「あなたが周囲から求められることは何か」に気づく可能性が増えるからです。

そう考えると、一番成功から遠い行動というのは「何もしないこと」ですよね。日々思い悩んだり、結果を恐れたりして行動しないことが、自分を知ることから一番遠い行為であり、自分を知らなければ成功は難しいと言えると思います。だから「思い悩むよりまずやってみる」という今回の記事のタイトルにしたわけです。

もしこの記事を読んでいるあなたが日々思い悩んだり、失敗を恐れて行動できなかったのであれば、それが成功にはつながらない行動だということ、もうご理解いただけましたよね?

そんなあなたに次の言葉を贈ります。

いつやるの?今でしょ!

急にパクってますね(笑)
でも、最初はいきなり会社員を辞めたりせず副業からね!

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