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2024.04.27-28 出張oowa!【創造都市横浜20周年記念】急な坂スタジオ×Studio oowa「アトリウムで待ち合わせ」を横浜市役所で開催します!

急な坂スタジオ× studio oowa 

現在2020年以来の横浜トリエンナーレ8が開催されていて、また今年は創造都市20周年ということで各地でイベントが開催されている横浜市ですが、oowaもその企画の一端を担当させていただくことになりました。

20年近く前に加藤が初めて関わったアートプロジェクトの現場から一緒で、10年前には西新宿でスタジオセンターという共同アトリエを一緒に運営していたアーティストの佐々瞬が仲人となり、<急な坂スタジオ×Studio oowa ”アトリウムで待ち合わせ”>というイベントを行います!
急な坂スタジオとStudio oowaという、異なる2つのスタジオを横浜市役所1Fアトリウムに同時にインストールすることで、普段それぞれの施設にいるアーティストと子どもたちの出会いの空間をつくることを目的としたイベントです。

概要は急な坂スタジオのWEBサイトをご覧いただくとして。

このnoteでは、oowaとして何をするのか、oowaとしてこのイベントを紹介するとどのようになるのか、を書きたいと思います。

oowaを再現

Studio oowaの公園に隣接する立地を再現して、街のリビングルームのようなoowaの空間と、公園のようなはらっぱ空間、工作ができる空間、その間に点在するWS空間を作ります。
「今日はここがoowaだよ!」と伝えてもすんなり納得できない子供達に、荷物を置いて、上着を抜いで、だらだらして、外へ飛び出していく、という所作のプロセスは残してみます。はたして納得してもらえるか。また靴を脱ぐ、ダンスをする、工作をする、などのアナウンスを視覚的にわかるような即興サインの実験をアーティストの佐々瞬とoowaのメンバーとでアップデートしながら作成します。

わらわら

会期中は<こだわりラボ>と題して、急な坂スタジオにいるアーティストたちのWSを行います。皆と同じことをするのが苦手だったり、場所に馴染むのに時間がかかったり、慣れないことに戸惑ってしまう子達に対しても丁寧に、じっくりと向き合い、即興のオーダーメイドWSを実践します。アーティストがわらわらいて、子どもたちもわらわらいて。わらわらと出会いわらわらとWSがそこかしこで起こることを期待して、たくさんの豪華なアーティストたちに参加いただけることになりました。(急な坂スタジオさんありがとうございます!)oowaの普段の活動もそうですが、アーティストと子どもたちがサービスを受ける-授けるの関係ではなく、普段接しないタイプのリアクションだったり、コミュニケーションから双方に刺激になる活動になるといいなと思っています。

参加アーティスト
Aokid 振付家・アーティスト 
https://ninjaaokid16.wixsite.com/aokid

岩澤哲野 演出家・theater apartment complex libido:代表
https://www.tac-libido.com/

岩渕貞太 ダンサー・振付家
http://teita-iwabuchi.com/

小野彩加 中澤陽 スペースノットブランク 二人組の舞台作家・舞台芸術作品の創作を行なうコレクティブ
https://spacenotblank.com/

西井夕紀子 作曲家
https://www.yukikonishii.com/

モモンガ・コンプレックス 白神ももこを中心としたダンス・パフォーマンス的グループ
https://momongacomplex.info/  ※今回は、臼井梨恵、仁科幸が参加します。


療育手帳提示で優先入場できます。

oowaの活動で一番頭を悩ませているのが、告知の仕方です。「障害のある子たち集まれ!」みたいな言い方はしたくない。それはoowaの活動もそうですが、別に障害のある子達のためだけにやっているわけではないからです。けれど、親として我が子を連れて行けるかの判断をするときには、ものすごくたくさんのハードルがあって、そのハードルを越えられるイベントや催しはごくごく僅かです。それは単にアクセシビリティや物理的設備の問題だけではなく、”どんな想定外なことがあったとしても、ここではそれを”迷惑”だとは思いませんよ。”と言ってもらえるのかどうかだったりします。今回の”療育手帳提示で優先入場できます。”の文言は、”手話通訳あり”や”英語通訳”ありと同じように、その一言があることで「行っていいだ」と思ってもらえたらいいなと思って入れさせていただきました。自分で提案しておいて、いざ表記してもらうと込み上げてくるものがあって、普段どれだけ無意識にたくさんのハードルを設けていろいろなことを無意識に諦めているのかを痛感しました。これが正解だとも、これで万事解決!とも思っていませんが、今回はひとまずこのやり方でやってみます。


3月に同じ会場で行われた急な坂スタジオ×佐々瞬「ミルクを飲みながら」にて

結局はこの写真のように、好き勝手にこの空間を使ってくれればいいなと思っています。WSに参加しなければいけないわけではないし、ただだらだらしているのもいいと思います。oowaも急な坂スタジオもイベントスペースではないですから。アーティストの日常と子どもたちの日常が交差すること自体が目的です。
また普段そんなに広くはないoowaなので、関わって欲しい人たちや見に来て欲しい人たちになかなかお声がけできておらず。今回はとても広いので、これを機会に場所は違いますがoowaの雰囲気を覗きに来ていただけたら嬉しいです。

お手伝いいただける方、随時募集してます!
やることあったほうが居やすい方、お願いすることはいくらでもありますので、ご連絡いただけると嬉しいです!
メールもしくは@studio_oowaまで。


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