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マレーシアで避難訓練を経験した話

地震大国、日本は幼稚園や保育園の頃から避難訓練を行ってますよね。
地震がきたらどうしたら良いのか、ある程度判断できるように教えられてきます。

さて、マレーシアはというと、そんな話聞いたことがないんです。
日本人学校も不審者が侵入した訓練はありましたが、火事や地震の訓練はありませんでした。

そんなマレーシアで突然の避難訓練に参加することになりました。

場所はボルネオ島、コタキナバルにある、リカススクエアというコンドホテルです。
GFと1stFにはいくつかのお店が入っていて、上はホテルと住居。
買って住んでる人もいるし、借りている人もいます。
またホテルか所有している部屋はホテルとして借りられます。

ここに入っている語学教室で英語の授業を受けていた時のこと。

ジリリリリリリー

非常ベルがなりました。
でも、これ日常茶飯事なんです。
無視して授業は続きます。
しかしこれが鳴り止まない。
さすがに先生が部屋を出て行き、止めてくれとスタッフに頼んでました。

しばらくするとそのスタッフが部屋に来て
「訓練だから、外に出ないとならないみたい」と。

授業中断し、貴重品だけもって(これ、大事です)教室を出る事に。

訓練だと言うのに、全く何も知らされていないといふ。
なので、避難もこんなのんびり調子。

一応、木の影に集まるように言われましたが、昼間です。37.8度はあるんですよ。
暑すぎます。

しばらくして消防車が到着。

みんな写メを撮って見学です。

どうやら、中から怪我人が救出された模様です。
怪我人が役の人は足を引きずって抱き抱えられてきます。
いかにも!のヤラセですが、みんな拍手喝采。

しばらくすると、終わったのか、避難していた人達がワラワラと建物に戻って行きました。

いつ始まっていつ終わったのか、誰のための避難訓練だったのかよく分かりませんが、外に出る事1時間。
授業はなくなりました 笑

こんな急に訓練に参加させられて、暑い中1時間以上立たされても、誰も文句言わずに付き合うのってすごいですねー。

この時一緒にいたコタキナバルで生まれ育った2人の友達も、生まれて初めてだと言ってました。

ちなみに、我が子が学校の授業で消防署を訪れた事があります。
その時聞いた主な仕事の中に、
木の上から降りられないネコなとの動物の救出
というのがあったそうです。
平和ですよね。

本当で、住んでいたコンドに梯子車が3台も止まっていたことがありました。
何事?と思いきや、5階くらいのビルの淵に仔猫が佇んでいるのを10人くらいの消防士が下から眺めてるのです。
仔猫は無事救助されました。

そんな、コタキナバルのゆるーい避難訓練でした。

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