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「無償の愛」とやらを、やってみたいだけ

どうやってもどうやっても

この世界は孤独らしい。

同じ道を一緒に歩いてくれる人はいない。

一時、一緒に歩いているように見えても
その道はそれぞれにとって
違うものである、と思う。

ところで
無償の愛とは、あるものなのだろうか?

私には、分からない。

ただ、もしも子供が生まれたら
きっと注げられる気がする。

昔から一緒にいるぬいぐるみの、ぶー。
ぶーちゃんには、まっすぐに全幅の愛情を注げた。

人にそそげないのは、なんでかな。

まっすぐにただ人を愛するのって
自分のかっこ悪さも何も超えて愛するのって
こんなにも難しくてシンプルで美しい。

自分の中にも
あるのか分からない幻の存在。

親からは感じる、与えてくれている
無償の愛。

子供にしか、与えられないのだろうか。

それを超えたいけど
恋愛関係で越えるのは難しいのかな。

無償の愛って恋愛なら
相手の意向を度外視してしまうものなのかな。

それって、もし一方だけがエネルギーを注いだら
その関係性は決壊して粉々になってしまうよね。


愛するってなんなのでしょう。

注ぎ続けるエネルギーのことだと
思っていたけど、違う景色がチラつきはじめて。

外にエネルギーを放出せずに
内側にこっそり貯める無償の愛って
できるんでしょうか。

あの人がただ苦しい時間より嬉しい時間が少しでも多くなったらいいなと、
こっそり願い続けるだけって人はできるのでしょうか。

疑問に答えを誰かがくれても
それが本当だと証明をしてくれても
実感がなければ
私は先に進めないようだから。

絶対完成しないパズルを、少しずつ完成に近づけていって
私は今見える最大限の自分で
まっすぐに、愛してみたいと、思っている。

ぐるぐるまわる。まわる。
そうしてぴたりと。シンプルに。

じゃあ、そうしよう。

わたしの奥が、決めてくれた。

優柔不断でふらふらしている私に
キビキビした私が決断を言い渡して

この世界に存在しなそうな、
恋人に無償の愛を注いぐ
ということに挑んでみる。

「へぇ〜そりゃ、ペガサスを見つけに行くみたいだ。」

と思っても

「本当にペガサスがいないかなんて分からない。
私にとっては、ブラジルが存在しているのかだって分からないよ、見てないし実感したことがないから。
私の感覚にとってはそれらは同じことさ。」

といった具合に
もう一人の私が喋りかけてきて。

モゴモゴと回りくどいことをしているけれど
絶対存在しないと言われるものに、挑むことのロマンは誰にも奪われることのない宝物
だと思っているんだ。

だから、恋人からもし
「そんなものは存在しないよ。」
と言われても
心が折れるまでは追求してみたい。

一生かかっても、ぜひ追求したい命題なんだ。

もし見つかったら
世紀の大発見じゃないか?

未知の大陸へ挑む航海者のような気持ちで
日常を生きているんだ。

そのこと自体が、もうすでに
宝物だ!

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