LobotomyCorporationのRTAに関しまして

どうも、RTA走者のSuamaXです。

この度、RTA in Japan Summer 2023の方でLobotomy CorporationのRTAを走らせていただくことになりました。

ただ、カテゴリがNG+という特殊レギュレーションであるということ、あとそもそもこのクソ運ゲーのRTAって何をするんだ?と疑問に思う管理人の方が多く見受けられたので、このnoteで軽く説明できればなと思います。

NG+というカテゴリについて

NG+、通称New Game Plusというカテゴリは、世間一般で認識されるRTAとは違いデータの引き継ぎありのカテゴリとなります。どういうことかというと、セフィラコア抑制含めたミッションは全部終了済みで報酬も全部獲得済み、図鑑もE.G.Oも全部解禁済みのデータを用いて50日目まで走るRTAとなります。(解禁済みのデータを使用しなくても構いません、一部の走者の方は必要ない武器防具は敢えて解禁しないことでスクロールの手間を省いたりしています)

Lobotomy Corporation未プレイの方は「じゃあ50日目までひたすら エネルギーを集め続けるだけ?」と思われるかもしれませんが、このゲームでは46日目〜49日目はスキップ不可のギミック日程となります。「くまのプーさんのホームランダービー!」をイメージしてください。アレを全部通しでやるのがAny%とするなら、ハチミツを好きに割り当てて良いからロビンだけ倒してねっていうのがこのRTAだと思って頂ければ概ね問題ないと思います。要は準備した上で単品でやるにしても結構しんどいんですあの区間。

ニコニコ動画に上がっているRTA動画は3シリーズいずれもTrue Reset(LobotomyCorporationにおけるAny%の通称です)の動画となっているため、そこを混同されている方が多く見受けられました。そもそもそのrunとは別のカテゴリなんだよ、ということを理解していただければ幸いです。(水を差すような形になってしまったのは申し訳ないんですが、いざLobotomyCorporationの枠に合わせて視聴して頂いた上でRTAが開始してから「思ってるのと違った」となってしまっては申し訳ないので……)

結局のところアブノーマリティガチャで運ゲーなんじゃないの?


はい!!!!!!!

確かにロボトミの練度が上がればどんな収容環境でもクリアはできます。ただ、これはRTAなので、職員を育成する余裕がありません。オフィサーに処刑弾を撃つ余裕がありません。便利屋を始末する余裕がありません。

つまりどういうことかというと、正義Vが要求される『何もない』やオフィサーの死亡に反応する『笑う死体の山』/『風雲僧』/『大鳥』、黒の便利屋によって脱走するとPCに多大な負荷をかけ散らかしながら脱走する『白雪姫のりんご』なんかは間違っても収容できません。極端な話ですが、「笑う死体の山/白雪姫のりんご/白夜」のような3択が出続けた場合もうこのRTAは終わりです。

一応、アブノーマリティの抽出画面でタイトルに戻ることで(その日をやり直すことになるのでロスではあるものの)アブノーマリティの厳選は可能です。加えて、最終手段として時間のロスは発生するものの【アブノーマリティの抽出をスキップして虚無を取得する】という手法もあるので、詰むことはありません。

とはいえ、出禁3択は引かないに越したことはないですし、欲しいアブノーマリティは一発でツモりたいところです。一応必要なアブノーマリティが最低限になるようなチャートは組んでいますが、ツール型の一発ツモを2箇所で要求されるので運ゲーではあります。ただ、皆さんが思っているほど分の悪い賭けではないためESTを大幅に割り込むようなことはないことだけは予めお伝えしておきます。それはそれとして、「まぁこれは行けるやろ!」って言って入れたアブノーマリティにボコボコにされたり出禁3択を引いて苦しむ走者の姿はお見せできると思います。

ただ、正直なことを言うとアブノーマリティガチャよりも爪や赤い霧なんかの行動ガチャの側面が大きいです。爪が設計チームを赤血清で行ったり来たりしたり青血清で施設を飛び回るだけで5分単位で時間が溶けます。なんなんすかねあいつ。

その他、ちょっとしたQ&Aについて

Twitterのパブサしてて見かけた質問について軽く返信します。全部は返信できない(そもそも追えてない)のは許してね。

Q. 今回走る走者のロボトミRTAの実績は?

A. NG+はWR、True Resetは11時間くらいです。True Resetに関してはそこまで詰めてないというのと、このゲームPCスペックがタイムに直結するのでPCを新調しないとまともにRTAの更新合戦のスタートラインに立てないといったところではあります。ちなみにNG+の記録に関してはその都度スタジオみたいなところをPCごと借りて走っています。出費が嵩む。

Q. Tier表関連について

あのTier表も実際には古く、今ではもう少し異なる判断基準で走っています。具体的には『絶望の騎士』や本能作業可能なWAWが不要だと判明したためです。『火の鳥』や『大きくて悪いオオカミ』なんかは少しTierが下がります。

ただ、『夢見る流れ』くんが必須枠であったり、『シャーデンフロイデ』『地中の天国』両方がSであったりといった判断基準は特に変わっておりません。その辺りも交えて本番で解説していければな〜と思います。

Q. 視聴者投票は考えていますか?

A. 今の所考えていません。というのも、このゲームに視聴者投票が介在する余地がそんなにありません。「特定のアブノーマリティを入れる」というものであっても収容運によっては出てきませんし、「48日目をティファレトルート/ゲブラールートのどちらにする」というような投票をした場合タイムが10分以上変化します。敢えて視聴者投票をするのであれば「エース職員の名前」とかになりそうですが、そのエース職員は死ぬことが決定しているので、なにかの間違いで「RTAちゃん」「無敵時間」とかになったらもの凄いネガキャンになりそうで怖いです。(LOBポイントの問題はそんなないです)

さいごに

正直な話をすると、RTA in Japanへの応募を行った段階では「RiJ今応募やってるんだ〜、ダメ元で投稿してみようかな」くらいのつもりで応募したので当選して驚いていますし、反響の大きさにさらに驚いています。私自身あんまり多くの方々と交流するようなTwitter運用をしていなかったのもあり、これだけ大きくツイートが拡散されるとは夢にも思っていませんでした。

ただ、応募が当選したからには、落選してしまった方々の分まで全力で頑張りたいと思います。どうか1人でも多くの視聴者の方に楽しんでいただければ幸いです。


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