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マンチェスター噺し#4〜おはじきサッカー馬鹿の世界挑戦記〜

【マンチェスター噺し】その四
Etihad Stadium は、現代的なサッカー場で、機能性を重視しているように見えた。
スタジアムの外に立つ柱からバランスを取るために張られた剛線などをわざとむき出しで強調し、かつシンメトリーを成し、ブルーを基調とした案内シートも直接コンクリートに一面に張られ、その文字フォントも非常に直線的で力強さと単純さを醸し出していた。


ジョンさん達は、スタジアムの入り口から内部に入ると、ドッグランの二重扉を待てずに暴れ、二つ目の扉が開き、リードを外された犬が飛び出すように階段を登っていってしまった。


どうも会場は二階のカンファランスルームらしい。階段をあがり、両開きの扉をあけると、天井のやや低めで、柱のためにオープンなスペースが少ない部屋に、おはじきのテーブルがぎっしりと並べられていた。

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白いポロシャツ姿の中年男性が後ろ向きでネームカードを作成して、テーブルの上に並べていた。
そして、近づくわたしの気配を感じ、振り向いた。今回の記念大会を取り仕切る、欧米人としては小柄なその人こそ、FISTF会長ローレント ガルニエだった。


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握手をして短めの挨拶、恐らく設営の時間がないのか、手を動かしながら、聞き取りにくいためのか、余りに予想外だったのか、変なことを言いはじめた。


もう日本は大丈夫だ。
セドリックが日本へ行く。
あとで紹介する。


よくわからかった。意味が分からなかったが忙しそうな会長から離れて会場を見てまわった。


FISTFセカタリのポルトガル ルイス ホルタ、スポーツダイレクターのイタリア人から旧知の間柄のように熱い歓迎を受け、場内を周った。

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 どうも、まだ設営途中で参加者は揃っていないようだ。初めてのことだから、目の前に起きていることが鮮烈に脳に入ってくる。スコットランド、デンマーク、皆が握手を求め近づいてくる。挨拶もそこそこに、入り口の反対側で手招きをするダイレクターに近づき、上にあがる階段を上り、扉の雰囲気がすでに、期待させてくる扉を開けると、そこは観客席の真ん中であった。

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 イングランドプレミアリーグ マンチェスターシティーのホームスタジアム Etihadは、七月のマンチェスターの涼しい風が吹いていた。

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