1965年生 好きなもの: スリザーリンク、美術、映画、ドラマ、音楽、本、驚きを伴う美…

1965年生 好きなもの: スリザーリンク、美術、映画、ドラマ、音楽、本、驚きを伴う美味しいもの、平和、安全な冒険、ブコウスキーが言う「人物」、細いペンの線。現在のイチオシアート: 吉村宗浩。

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吉村宗浩氏の絵画について

2023年に、私は吉村宗浩さんの絵を知った。Instagramのおすすめにあがってきたのだ。 吉村さんがメディアに載り始めたのは90年代あたりらしいから、自分のことに忙しくて気づかなかったのかもしれない。当時はインターネットにおすすめされることはなかったし。 Instagramでも多くの作品を気前よく見せてくれているが、2023年に画集が発売され、それを丹念に拝見することができた。実物は未見である。 まず、色彩構成が美しい。温かみのあるグレイッシュな色味が多い。(訂正:

    • 「ホサナ」と「騎士団長殺し」を読んだときのこと

      私は、図書館にある本は、図書館で借りて読みたい派。 2017年2月24日発売の「騎士団長殺し」と2017年5月26日発売の「ホサナ」も、そうして読んだ。 どちらを先に読んだか思い出せないのだが、続けて読んだことは覚えている。村上春樹さんの著作は「ノルウェーの森」を読んだときから気になる点があってパトロールする気分で読んでいる。エンタメ的な面白さに惹かれる。町田康さんについては、ファンです、と言って憚らない。音楽も映画も本も憧れをもって鑑賞している。 それぞれに熱烈なファンを

      • 所感①

        私は職場で誰かに話しかけられたら笑顔で応える。いつも機嫌良く、周囲の雰囲気が良くなるように、謙虚に楽しく振る舞っている。個人を責めることなど決して無いし、おおらかで鷹揚、を旨としている。 しかし、本来の私は暗く陰鬱な人間だ。損をしないようにみみっちく計算をして、僅かでも利のある選択ができないかキョロキョロして、挙句に疲れ果てている。いざというとき失敗しないか常に憂慮している。みっともないとかダサいとか鈍臭いとかを理由に、嫌われないか、意地悪されないか、恐れている。おちょぼ口で

        • 「口訳 古事記」を読んで

          まず、神様の名前が長くて読むのが難しかしい。そのため、因果関係・因縁もわからなくなりがち。 「日本の始まりはこんな風で♪」なんつって、何百年も、更新されながら残ってきたものだと言うことがかわいらしいと思った。古の人が漫画的娯楽・スペクタクル活劇として直したり、足したり引いたりしたかもと思いをはせる。 神様に繋がるものとして天皇が出てくると、「神話」じゃなくて「作り話」を読んでいたんだとちょっとがっかりする。ちなみに、天皇の崩御年齢は百プラス実年齢になってる感。デーモン小暮は、

        吉村宗浩氏の絵画について