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さみしさは誰かでは埋まらない わたしはわたしを愛する わたしを信じる

わたしは両親に褒められたことがない
いつも誰かと比較され否定されてきた
自分はダメな人間なんだと思った
がんばってもがんばっても褒めてもらえない
いつも愛情や関心はわたし以外のものに向けられた

友達もいなかった
学校でもいじめられた
自分は醜くダメな人間だから
いじめられるんだと思った
自分が醜くダメな人間だから
いじめられるし愛されないんだと思った

ところが愛してくれる人が現れた
世界でたった1人の
わたしを理解して愛してくれる人が現れた
嬉しかった
世界でいちばんの友だちだった
家族になりたいと思ったけど
ある日他に好きな人ができたと
その人は去っていった
足元から砂のようにわたしが崩れていった
わたしはやっぱり愛されないんだと思った
わたしが醜くダメな人間だから
やっぱり愛されないんだと思った

その日から
世界は悲しい世界になった
幸せそうな人をみても
わたしは幸せにはなれないんだと
自分に言い聞かせて安心した
納得しようとした
誰かを好きになって
本当に誰かを好きになって
その人がわたしを好きじゃなくなったら
もう今度はわたしの心が死ぬと思ったから

乾いた心で生きていくことを決めた
ほんとうは愛する人と一緒に生きていくことを渇望していたのに
それは自分には巡ってこないと決めることで
安心しようとした

そんな自分への欺きが当たり前になり
自分に悲しい魔法をかけたことを忘れていた頃に
わたしを愛してくれる人が現れた
悲しい魔法のことを忘れていたわたしは
その愛を偽物と感じた

わたしに向けられた愛を受け取れなかった
わたしの本当の心は鍵をかけられたままだった
その鍵もどこにいったかわからないまま
わたしのこころは
ありのままに表現されることもなかった

自分の心の声を表現することはいけないことと思っていた
腹が立ったり
誰かを羨んだり
誰かを憎んだり
そんなことはしてはいけないから
ネガティブな感情を観ないことにした
あるものをないものにしようとした
しあわせになりたいというこころも
不満を感じることもいけないことと思った
でも身体が教えてくれた
ありのままをみつめていい
誰かを憎んでもいい
誰かを好きになってもいい
しあわせになりたいと思ってもいいと

ほんとうは
わたしを愛したい
わたしを信じたい
だれかを愛したい
だれかを信じたい

こころから笑える日はきっと
わたしに微笑むことができた時
だれかに微笑むことができた時
その時は神様のスケジュールに書き込まれていて
必ず巡ってくる

その時を想像してみる
心は愛で満たされている世界
どんなにしあわせだろう
無限の愛はわたしから始まる
愛の源はわたしのこころにある
2度とない人生を
愛をもって生きる

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