スイングをわすれて

病気だった。今も病気なのかもしれない。

ずっとずっと具合が悪くて、こんなこと初めてで、食事もままならなくて美味しいという感覚をずっと忘れていて好きだった服も楽でいることにしか興味がなくなって指先が重くていっぽんいっぽん感覚が死んでいくような日々だった。職を失い、家賃が払えなくなって、住むところを変えた。


みんなそれぞれ生活があるのはわかっているし、恋人と呼ぶような関係やいつでもどこでもやってきてくれる友だちを築けなかったのは自分だけど、辛い時に理不尽にも存在を求めてしまって純粋なさみしさに首を絞め殺されそうになった。

泣きたいの こっちなんだよ なんか言え
なんであんたは あたしじゃないの

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