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生理とお金の話(男性向け)

こんにちは。minamiです。
現在、月経不順とうつ病のダブルパンチを食らっています。生理とは?という男性諸氏が多いと風の噂で聞いたので、主に金銭面の辛さをお話しようと思います。わたしは10年以上ピルで治療していたのですが、最近面倒になってきて服薬をやめたので不定期に生理が来るようになりました。

※ピルとは
ここでは低容量ピル。飲んでいると28日周期で3日から5日間きっちり生理になる効果がある薬。保険適用と自費があります。クリニックによっては自費ピルしかない。卵巣に卵子を溜め込んだり生理が重くならない効果があります。ただし飲んでいる間は妊娠できない&喫煙者は血栓リスクがあることも。保険適用されない場合、ワンデイコンタクト並にバカ高い出費です。

生理になると(人によっては)買うもの

・生理用ショーツ(生理時専用のパンツ)
・ナプキン
・タンポン
・痛み止め
・セペ(膣内洗浄液)
・上記を入れるポーチ

お値段

・生理用ショーツ 下着なので400〜4000円くらい差がある
・ピル(保険適用外)3シート90錠 4000円〜15000円くらい
・オリモノ用(50枚入)300円くらい
・ナプキン(軽い〜普通25枚入)300〜400円くらい
・重い日、夜用ナプキン(10〜15枚入)500円くらい
・タンポン(軽い〜普通35本)900円くらい
・重い日用タンポン(25本くらい)900円くらい
・セペ(6本くらい)1500円くらい
・鎮痛剤(12錠くらい)500円〜700円くらい
・ポーチ(雑誌の付録などでタダの時も)


それぞれの役割

・生理用ショーツ
月経で流れる血の量と粘り気(経血はレバーみたいな粘度から鮮血みたいなのまで個人差が激しい。量も人によって全然違う)のせいで、ショーツにナプキンを貼り付けただけでは血が漏れます。ですのでナプキンを貼り付けやすい不織布を使用し、布面積を広くした特殊なショーツを履きます。
生理期間限定のオムツみたいなもの故か、ダサいデザインが多くまたユニクロには今のところ売っていないので(売ってたら教えてください)別で買う必要があり非常に煩わしいです。また、出血が漏れないことを第一義にしているので蒸れやすく圧迫感のある商品が多いです。
もちろん高機能なものもありますが高額です。

・ナプキン
いくつか種類があります。
・オリモノ用(生理前に出る黄色い粘っこい塊)
・軽い日用(生理4日目以降くらいに使うかな)
・重い日用(生理2日目が一般的には出血量多いので使う)
・夜用(長時間の出血に耐えられる分厚く長い仕様)

上から順番に1パックの枚数が多く(50枚くらい)薄く短い安価な商品で、下に行くごとに分厚く長い仕様になっていきます。一番長いナプキンは23センチくらい。パンツの上に分厚い23センチもする吸血布をなんで貼り付けるかというと、出血はあくまで膣からですが、血は尿道の方(前)や尻の方(後)と広範囲に流れます。これは血のサラサラ具合に関係ありません。生理中はトイレに入るたびナプキンを交換して血を拭うのでめんどくさい。
それから膣口の場所は人による(上付き、下付き)ので、どっちに多く血が流れるかは人によります。出血量も個人差あります。ただ、出血量に関わらず血のついたナプキンを放置するのは衛生的にも匂い的にもよろしくないので、トイレに行くたびに取り替えることが前提です。1日5枚くらいは最低でも消費するとお考えください。
更にオリモノ用以外には「羽つき」と「羽なし」の2種類がありますが「羽つき」の羽にどんな意味があるのか私は知らないので知ってる人がいたら教えてください。性教育でそれくらい教えて欲しかった。

生理のCMで「ゴワゴワする」「ヨコモレが心配」とか言ってるのは夜用や重い日用のナプキンのCMではないでしょうか。私の場合は横になっていると出血しないですが、起床して立ち上がった途端にドバッと出血するので、寝るときは一応重い日用をつけるか、タンポン突っ込んでから寝ることが多いです。夜用は分厚いので寝相が悪い私がつけると盛大にズレるし厚ぼったくて蒸れるだけなので個人的には好きません。

タンポン
膣口にプラスチックの筒を突っ込み、注射器の要領で中に紐付き吸血布を入れるタイプの生理用品です。取り替えるときは紐を引っ張って取り出します。膣口が小さくなくても苦手な人(日本の話)が多い印象。
ナプキンと同じで軽い日用、重い日用とありますが、重い日用は単純に太くて挿入に手こずるから好みません。あと、吸血布挿入後に血みどろのプラスチックの筒を取り出すとなんとも言えない気持ちになります。また、これのみでは紐まで血が滴ってショーツを汚す可能性があるのでナプキンと併用することが多いです。あと突っ込んでいることを忘れて排尿したりすると紐部分が悲惨なことになるので扱いが難しいです。
利点は、膣口に直接入れるので引っかかっているレバー状の塊をとってくれることや給水率がナプキンより高いので早めに血が取れるところ。ナプキンが汚れにくいのでナプキンの交換率を下げられるところなど。

・痛み止め
半分が優しさでできている鎮痛剤を主に使用します。ただ、世の中にはイブプロフェンが効かない人、ロキソニンが効かない人、無水カフェインで気持ち悪くなる人などもいるので(あと経皮摂取は効くけど経口摂取は効かないとか)一概にこれでどうにかなるものではないです。生理は一般的に鬱状態に近いというか、一時的に腹部に大怪我をして傷が痛い、みたいな具合の悪さを伴います。そっとしておいてあげるのが一番でしょう。

・セぺ
タンポンのくだりでちょっと話題にしましたが、膣内に残っているレバーや勝手に落ちてこない経血を、水を入れて洗い流そうぜ!という道具です。まだあまり普及していないこともあって毎月使うと考えると高額で、私は購入したことはありません。シャワーやビデで膣口内丸洗いすればよくね?と思っているのですが、あまり膣にお湯を入れるのはよろしくないそうです。というのも膣液(愛液という方が馴染みがあるかな)には殺菌作用があり、治りかけの擦り傷がせっかく治ろうとしているところに毎日水洗いして粘液を洗い流すのもよくないでしょう、と似たような理屈っぽい。

・上記を入れるポーチ
外出の際は生理が重いひとほど長く分厚いナプキンを数枚所持し、場合によってはタンポンも入れる必要があるのでそこそこ分厚いポーチが必要になります。生理用品を見られたくない人というのも世の中にはいますので、必要なものとなります。いちいちトイレに持っていくのは面倒臭いですね。私は社会人の時もトイレで化粧したり歯磨きしなかったこともあり、生理に関しても特にポーチは使用していません。というか生理で辛い人は仕事中にデスクの上に生でナプキンと鎮痛剤を常備しておき、生理ですよアピールしてもいいんじゃないかなぁくらいに思っています。具合が悪かったら冷えピタ貼って仕事するし、花粉症ならマスクするし、箱ティッシュも持ち込みます。それと同じ感覚です。

以上、「生理ってめんどくせえんだな」とご理解いただけると幸いです。

どっとはらい。


読んでくれてありがとうございます!