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休日、行きたくなった場所

まず一つやる事を決める

束の間の休日。「さて今日は何をしようか」ぼーっとやりたいことを考える朝。「まずこれだけはやろう!」とひとつ決める。折りたたみ自転車のBROMPTONを点検に出して自転車保険に加入して赤色TSマークをつけること。ただ、その自転車を購入した店舗は自宅から少し遠い。今回は近くの町の自転車屋さんで頼んでみることにした。初めて行くお店に飛び込みで行くのは少し気が引けるので、他店で買った自転車も受け付けてくれるか電話でアポを取る。難なく受け入れてくれた。ほっとした。手続きをして自転車を預けた。

偶然見つけた喫茶店

梅雨の晴れ間で日差しがある真夏日。自転車屋さんを出てすぐ、道ばたの【コーヒー →】の看板が目に入る。用事がひとつ済んで喉が渇いてる!矢印の方向に導かれて歩くとアットホームで遊び心が溢れてそうな喫茶店があった。店先には木材で作られた駐輪スタンドもあった。「今日はカレーの日」という黒板が入口にある。惹かれるし、気になる。暑いしお腹もすく頃だったので入ってみた。本日二軒目の初めて行くお店。一人で昼間に外食って久しぶりだ。少しワクワク。自由に席を案内されたので大きい窓に向かうカウンター席に座った。メニューを見るとほぼドリンク類ばかり。カレーの文字が見当たらない。か、カレーが食べたい!店主に「カレーの日」の黒板のことを聞くと、月の始まりだけやっている限定メニューという事だった。「頼めますか?」/「できますよ!」コーヒーも頼もうかとメニューを見てたらトロピカルティーを勧められ気になったのでセットで注文した。

喫茶店主も自転車好きなサイクリスト

少し早いお昼ご飯、客は自分一人。店主が話しやすそうな人だったので自転車をすぐ近くの自転車屋さんに預けたことを話した。そしたら店主も自転車乗りのサイクリング好きだった。どんな自転車に乗っているか聞かれ、自分のBROMPTONのことを伝えたら車種もよく知っていて預けた自転車屋さんの事も少し話をしてくれた。自転車で来るお客さんも増えてきたらしい。初対面だけど共通の話題になり距離が少し縮まる。ソーシャルディスタンスの範囲内で。

”今日のカレーライス”は家庭的なチキンカレー。頼んでないけどたぶん大盛り、ルウもたっぷりだった。辛さはちょうど良くて美味しかった。トロピカルティーは思ってたほどトロピカルではなかったけど満腹満足。店主がBROMPTONの特集記事になっている雑誌を持ってきてくれた。食後に読んでいたら自転車と共に旅をする輪行の楽しさがいっぱい書かれていて面白かった。

次はサイクリングで!

「ごちそうさまでした。」とお会計をして、店主に「後日また自転車受け取りに来るの?」と聞かれて「そうですよー。」と何も考えず返事をしたら、「あっ、その、そういうん…あの…じゃないからね」店主は急に焦っていた。またぜひウチにも来て!という意味になってしまった?逆に”お客さんに気を使わせてしまった感”が伝わってきた。自分はそう捉えた。知らんけど、それはそれでかまわないよ店主。気の利いた返しができなくてごめんよ店主。今度はBROMPTONに乗ってコーヒー飲みに行こうかな。また寄るか。

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