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すー日記 腐草為蛍

カマキリの次はホタル。七十二候ってもしや虫のカレンダーなのかしら、と思い始めている今日この頃です。南米でありえない量のホタルを見たことがあります。ホタルの種類によって光の点滅が異なるため、同じ種族で出会える、と聞いて、ロマンチック~と思っていたら、別の種族の点滅を擬態しておびきよせて食べる種族もいる、と聞いてからホタルがちょっと怖いスーの「腐草為蛍」日記です。

草の中から蛍が舞い、明りを灯しながら飛び交う頃となりました。古くは、暑さに蒸れて腐った草や竹の根が、蛍になると信じられていたそうです。水辺や野の暗がりに浮かんでは消える蛍の光は、まさに夏の風物詩。夏の夜を幻想的に照らし出してくれます。ー暮らしのほとり舎

6月11日(金) 新しい一面発見!

ばななさんの日記で、「ベトナムから帰る飛行機にのるとき、おおしまさんが前橋市指定ごみ袋に色々いれて持ち歩くので笑った」的な日記を読んでしまったせいか、今日とんでもない量のクリーニングを引き取るために、思わずゴミ袋を持参してしまったのは絶対この日記のせいだと思う。

日記を読んだ時は「そんな人がいるなんて!」と思ったんだけど、こんなにすぐにゴミ袋にゴミ以外をいれようとする日がくるなんて人生は何が起こるかわからないね。ちなみに、ダウンコート、ウールコート、トレンチコート2着、ワンピース、シャツを持ち込んだ時は、腕で抱えて持って行ったんだけど、落ちそうだったので、ひとつにまとめられるゴミ袋って実はめっちゃ便利なのでは、と思い始めた。家族には「えっ!?」って言われた。だよね、私もばななさんの記事読んでそう思ったもの(そして、営業時間が短くなってて受け取れないという悲しいオチつき)。

友人が実家からとうもろこしを送ってくれるというので実家にもいるか聞いたら父が食べないからいらない、と。最近実は父が好き嫌いが激しいことを知る。魚が嫌いとか。こどもの時はごはんを残すのが許されない家庭で育ち、両親ともに残しているのを見たことないから好き嫌いないのかと思ったけど、こどもの手本になるために頑張っていたことが判明。偉大な両親だわ。

6月12日(土) 酒は嗜好品ではない、調味料である

本日も朝から病院へ。経過観察第二弾!またしても不安な気持ちを楽しみ始めたのでマジックワークで安心する。前回、予約してたのに1時間くらい待ったから気合い入れて20分前に着いたらそのまま呼ばれて予約時間にはもう終わってた。予定より1時間も早く病院が終わったのに、次の予定は定刻通りに到着。どゆこと?もしや病院早めに行かなかったら次の予定大遅刻だったのかしら?どうしてもこういう計算ができない。

謎の計算で遅刻しなかった会は中華でランチ。今まで自分のことを、「外食時にお酒は嗜むけれども、家ではまったくお酒をのまないのでアル中ではない」と思っていた。けれども、この状況下でお酒なしでおいしいごはんをいただく機会が数回あったのだけれども、ビックリするほどアルコールを欲する自分を発見。
焼肉はそこまでじゃなかったけれども、和食のコースはどうしても日本酒が飲みたくなった。今日の中華にいたっては、お酒なしで食べるには味が濃すぎて、一口食べる度に、「ああ、アルコール」「ああ、白米」と、脊髄反射のようにコメントしてしまった。

きちんとしたお店だと、お酒と一緒に食べることを前提で味の設計がされているとしか思えないくらい、アルコールをいれないとどこか物足りないことを発見。
家では引き続きのんでないし、お酒と一緒であることを前提にしていないカフェ飯だとアルコールを頼まないし欲しないので、アル中ではないと思う、思いたい!

が、アルコールは嗜好品だと思っていたけれど、この感じからすると私にとってアルコールはおいしいごはんをさらにおいしくいただく調味料という位置づけが正しいんだろうなと新たな発見をいたしました。

6月13日(日) ついに出会えた理想のノンアルビール!

毎日やることが盛りだくさん。そして、毎日違うことをするので、寝る前に次の日のスケジュールを細かく書き出す。今朝もハッと起きたら8時半。8時半だと寝坊なのか、早すぎるのかよくわからない。ので、枕もとのスケジュールを開いて、早すぎることが分かったので安心して2度寝。
予定の時間に起きて、シャワー→朝ごはん(ゆでたまごゆでてオープンサンドにしたよ)→お出かけ用のスカートにゆでたまごこぼしたので洗濯→スキンケア・メイク→図書館に本の返却&予約した本ゲット→クリーニング回収→洗った服に着替えて、予定の電車に乗り込む。ここまで2時間。充実しすぎて、本命の予定が終わっていないのにもうやりきった感満載の日曜日。

本命の予定は所沢にできた角川武蔵野ミュージアムを訪問すること。感想は、都心から1時間で行けるのに、直島に行って現代アートを楽しんだ時と同じ満足感と、本好きにはたまらないときめく本に出会いまくれるスポット、ということで、かなり楽しむことができました。むしろ、午後からではなく朝からいって、一日中本とたわむれたいくらい本好きにはたまらないスポットだと思う。

おなかが減ったら素敵なレストランでごはんも食べられる。このカフェのステキなところは、
①お店がアート感ただよっていて素敵
②メニューが地元の食材をふんだんに使っていて素敵
③メニューに一工夫あって「おっ!」と思わずいっちゃうところが素敵

特に、フライ系はディップを3種類用意してくれるところとか(ありきたりじゃないディップが必ずある)、オニオンフライが、予想をはるかに超える美しい形状で出てくるところとか、ハートをわしづかみにされた。

角川武蔵野ミュージアムには現代アートな神社がある。すばらしい鳳凰の天井画がある場所は祈祷の場所なので、祈祷をお願いしないと入れない。
祈祷は5,000円からで、それは全然やじゃないんだ。ただ、その場所がガラス張りで、祈祷を受けてる様子が参拝客に丸見え。こんなにも丸見えって言葉がしっくりくる場面もないってくらい丸見え。

本日の締めはイタリアンなんだけど、もう感動したのがノンアルコールビール。この状況になって試しに飲んでみたんだけど、基本的においしくない。多少ましなのがあるくらい。そんな中、本日試したMORETTIという素敵なおじさまのイラストのノンアルコールビールは、ノンアルビールかくあるべし!というくらいビールだった。っていうか、ビールだったのかな?酔った錯覚に陥れるくらいビールっぽくてガブガブ飲んでしまいました。

そして、誰だこのイケオジは?とおじさんのイラストで盛り上がる。普通に考えて創業者じゃない?見知らぬ人イラストにする意味わかんないし、と思ってググったら、縁もゆかりもない人だった!
街で見かけたイケオジがあまりにもこのブランドのイメージを体現していたのでモデルになってもらったそうな。
事実は小説より奇なりとはまさにこのこと。

6月14日(月) 引き寄せの練習

一週間おやすみをいただいて、バカンスへ。基本的にホテルから一歩も出ずに過ごせばお互い安全だろうという仮説を立て、バカンスの旅へ!(結果的に、自宅で過ごすより100分の1くらいの人にしか会わない一週間だったので、仮説は正しかったといえよう)。

飛行機でドリンクサービスの時にリンゴジュースとスープを頼み(飛行機に限らず、温かいものと冷たいものを両方注文しがち。人数分プラス1の飲み物の数にウェイターさんたち時々混乱)。

持ち込んだごはんを食べ一息ついたらコーヒーがほしくなる。
でもなんか呼び出すほどでも、という謎のモジモジがあらわる。
パッと時計を見ると51分。なんだか7という数字が思い浮かんだので、57分まではコーヒー飲みたい!というエネルギーを発信することにする。怪しい(笑)。

怪しいエネルギーを発しながら、次のことをする。
①コーヒーを飲みながらゆったり小説を読む自分を想像し、その時の気持ちを味わう。
②お姉さんと目が合わないかなとキョロキョロするもお姉さんが視界にいない(笑)。
③57分になったら呼び出しボタンを押す決意を固める。

57分になったので呼び出し押すか、と思うもやや気流が悪かったのでこの気流が落ち着いたら押そう、と思った瞬間お姉さんが登場!こちらに向かってくるので即座にコーヒー発注!しかも、「あったかいコーヒーください」と言ったせいか、「少しぬるかったので今から温めなおしてお持ちしても良いでしょうか」という素晴らしい気づかいをしていただきました。プロや!

今回さっさと呼び出しボタン押してコーヒー頼めば53分くらいにはコーヒー飲めたんだろうけど、なぜかそれをしなかった、というかできなかった。
なんでかなーと問うと、「コーヒーなんかのために呼び出すなよ」って自分は思っていたからだと気づく。 

でも、私の席のあたりを担当してくれていたお姉さんはとっても素敵な人だったので、そんな素敵なお姉さんだったらどう思うかな、と考えたら「それが自分のお仕事だから遠慮しないで呼び出してほしいな」って思うなと思えたので、57分になったらボタンを押そうと決意ができたのです。

「コーヒーなんかのために呼び出すなよ」は私の思考で(残念なくらいちっさい思考だわ!)、私は時々自分の考えを他人も持ってると思い込んで脳内妄想を楽しんじゃってるんだろうなーと気づくことができた。

それにしても、引き寄せの法則を全部使いまくってコーヒーを引き寄せることができたのでおもしろかった。全力で願いをかなえてあげたので私の魂も満足していることでしょう。

ちなみに、このお姉さんが素敵だなと思ったのは、座席のリクライニングがビックリするくらい固くて何度かトライするも全然たおれずしょんぼりしてたんだけど、それをドリンクサービスしながら遠くで見ていたみたいで、私にドリンクサーブしてくれる時に、「(リクライニング)お手伝いしましょうか」と申し出てくれたのです。感激!プロや!そして、2人がかりでもなかなか倒れず、倒れた時は達成感とともに絆が芽生えた気がしたものです。

6月15日(火)ワカメもジャイアンも生まれた日。そして私も(笑)

今日はめちゃくちゃ運気がよい日らしい。そんな日に誕生日を迎えるだなんて、この歳は素晴らしい歳になることが約束されているようだわ。

昨日のエステかここ最近の寝不足か、朝ごはんを食べ、ソファで小説を読みながらゴロゴロ。起きて1時間しかたってないのに本格的に眠くなったのでベッドでグウグウ寝る。ベッドはふかふかで幸せで2時間くらい寝たんだけど、目が覚めると罪悪感がでるのよ。何もしなかったーって。

寝たいから寝たのに、やりたいことやれたから満足しそうなものなのに、なんで罪悪感出るんだろうと思い自問自答。

「私、睡眠に価値置いてないんだ!」と気づく。

どおりで普段なかなか寝ないわけだ!1日寝る休日とか、気持ちがざわついてたわけだ!
頭では睡眠の良さを理解してるので睡眠の設定を変更して罪悪感なんか感じずにぐーぐー寝よう。

そして、バースデーディナーはおこもりホテル併設のレストランで。この日以外は毎日部屋でごはんを食べる引きこもりっぷり。

ところで、一体何があったのかしらね、そのレストラン、まさかの私しかいなかったんだけど。。。私一人のために多分何人かシェフがいて、ホールスタッフも2人はいてくれて、ある意味ものすごくぜいたくなバースデーディナーに。

これか?最強幸運日の効果って。この日以外は満席の日もあるらしく、週後半は宿泊客も断るぐらいとのことだったので、別にこのレストランがいけてないわけではなさそう。ごはんもおいしかったし。よく分からないけど、結果だけ見ると、「レストランを貸し切って素晴らしいバースデーディナーを楽しみました♡」ってことになってよき。

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