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すー日記 草木萌動

七十二候区切りの日記を久しぶりに始めて、霞なんとかっていつまでかな~と思ってたらとっくに次の季節へ時は移ろっておりました。慌てて霞日記をしあげつつ、草木日記をしたため始めた次第です。
※当然のごとく「くさきもえどう」って読みましたが全然読み方違くて今回も唖然としてます

草木萌動(そうもくめばえいずる)
七十二候が雨水の末候に変わり、草木が萌え出す頃となりました。
だんだんと春めき、暖かい日差しに誘われるかのように、地面や木々の枝々から萌黄色の小さな命が一斉に芽吹き始めます。
着々と長くなる陽の光が大地に降り注ぎ、春の兆しは確実な気配へと変わります。
暮らしのほとり舎

3月1日(水)そこに愛はあるのかい?は、けだし名言と確認した日。世の中愛や愛♡

ベトナム料理やさんで、ベトナムビール『333』を頼んだのに、友だちが私がいつも頼むからって生ビールを私のために頼んでくれて愛を感じる(笑)でも一気には飲めないよ、ぬるくなるからね←量の問題ではないw
先日、『他人を【人脈】としか見ない会(仮)』の会員としか思えない人と同席する機会があり、ものすごーく居心地が悪く楽しくない会があった。
今日は一緒にいて楽しい!だけでつながってる友人とのごはんだったので、そういう友達がいるってすごくありがたいし、自分にとってはそれが大事だなと改めて再認識。

そしてこの日記を書きながら、「おいしいお店がとにかく好きでお高くても気にしません!」という食に貪欲な人たちとの会は「ごはん会に行く」と認識していて(それはそれで楽しい)、好きな友だちとのごはんは「友だちとごはんに行く」という言い方をしてることを発見!
「ごはん会」でつながった人も、その後回数を重ねて「ごはんに行く」関係になることが、私にとっての知り合いと友だちの境界線なのかなとも気づく。
ふと浮かぶ何人かの顔を思い浮かべて、お友達になれてたらうれしいなーと思う今日この頃。

小さい頃から明確にごく少数だけど友だちになりたい子がいるタイプで、その頃は名字のさん付けで呼ぶことからスタートし、どうやってあだ名に切り替えるかで仲良さ度が図れると思っていたので、そのシフトどうやろうかけっこう真剣に考えていたことを思い出しました。『名探偵コナン』でもあゆみちゃんがアイちゃんと仲良くなりたくて、なんども「アイ、、、灰原さん」と言っていたので、きっと今も日本の子どもたちは同じ感じなのかしら。
昔から変わらずお友だちとそれ以外(同級生とかごはん友とか)を明確に分ける傾向があり、三つ子の魂とはよく言ったもので自分の特徴をあらためて確認するナウ。

ところで、大人になってお友だちができない人が不思議でならない(たまにネットニュースの記事で見る)。自分の好きや「なんかいいな〜」だけでつながれるから、行動範囲の狭い子供や学生の時より遥かに心地よい人間関係築けると思うんだけどなー。

3月3日(金)自分はギリギリガールズだということを認識する日

本日から三日三晩ならぬ2泊3日ひたすらお酒を飲み続ける修行の旅に出発!
比較的何時でも起きれるタイプだけど、5時起きかつ飛行機一本乗り遅れたらその後の日程がどえりゃーことになるので久々に緊張しながら就寝。いつもより2時間も早くベッドに入る。
結果、5時どころか4時に目が覚めそっから三度寝して5時から本格始動。5時起床と見せかけて5時20分くらいに起きれば間に合う計算だったため、暇すぎてお花の水あげまでやってしまった。
朝優雅なのはいいなーって気持ちとあと20分寝たかったなって気持ちのせめぎ合い!
※軽くドヤってたら友人は三時起きだった。なんかすみません。

そういえば、国内線に乗る時私は保安検査締め切り20分前くらいに空港着くと早い、10分前だと通常、5分前だとあせる、という傾向がある。
とある日30分以上前に着きそうだなーとホクホクしてたら同じ空港行きの電車で同じく空港に向かっている老夫婦の会話が耳に入ってきました。
「集合に間に合うかしら」という感じの会話で、耳ダンボにして聞いてたら私の乗る1時間後の飛行機に乗る模様。
エッ!!!早すぎん!?
多分私がギリギリすぎだとは思うんだけど、自分の行動を肯定すべく、その人たちは旅行会社主催の旅参加のため集合がすごく早いと思うことにした。

そういえば、友人が丸ノ内線東京駅から新幹線に乗り換える時、発車の10分前に丸ノ内線東京駅に着いて焦った、と聞いて驚く。何を隠そう私は10分前着が基本だからw思わず計ったけど、丸ノ内線から新幹線ホームまでの移動に要する時間は4分、途中でコーヒーとお水買っても全然間に合うことを確認。
でも、5分前に新幹線ホーム着いただけでギリギリっていう友人もいて、ギリギリの定義ってピンキリなのね、と学ぶ。

※帰りの飛行機は保安検査締め切り五分前に空港駅到着の危機(荷物をロッカーにいれていた)が発生しましたが、電車を早急にあきらめタクシーに乗った結果神風が吹いて締め切り10分前に保安検査クリアできたことを申し添えます。
次は余裕ガールをめざします!

※神風を吹かす方法(笑):フューシャピンクのエネルギーで乗り物を包む←怪しすぎるw
なんなら今回はタクシーに翼をはえさせてバッサバッサ風を受けて飛ぶイメージを持ち続けたのが勝因かと←怪しすぎるパート2

3月5日(日)日本のヴェネチア@柳川観光でプロフェッショナルとは何かを学んだ日。

2泊3日の福岡佐賀長崎の旅の最終日の目的地は柳川。
関東民なので初めて聞いた地名なので、川下りをすると聞いてメコン川くだりや恵那峡の川下りを思い浮かべた私は多分間違ってない(笑)
でも柳川の川下りはそういう激しいのではなくて、さながらヴェネチアのような水路でつながった町並みを舟で楽しむものだった。
岡山県倉敷の美観地区で川舟で町並みを楽しむやつの時間が3倍あるやつでした(調べたら料金も約3倍)。

舟でお堀を1時間観光するだけでも最高の体験なのですが、船頭さんが素晴らしかった!
まあまあなお年の方に見えましたし、すごく真面目そうな方に見えたのですが、私が「もう超楽しみ♡」と独りごちたのをしっかりと聞いていてその瞬間素敵な笑顔をくれたのです。真面目顔からの笑顔、そのギャップにキュンとなりました。

舟が動き出してすぐ、日本人以外がいると察知した船頭さんはどこから来たのか英語で聞き出し(今回は台湾と香港の方)、「日本の方、ここは〜」と説明した後で、「Dear Taiwan、Dear Hong Kong」と話しかけ片言の英語を使って一生懸命説明されておりました。

サギを「Japanese Pelican」と紹介してみたり(絶対サギの英訳はJapanese Pelicanじゃないと思うけどクチバシの感じとか確かにペリカンに似てる!)、まだ咲いていない桜の木を「Sakura Off Season」って紹介したり(確かに桜の木は花がまったく咲いてなかったので、完全なるオフシーズンでした。新しい捉え方!)、ウケを狙っているのかはたまた伝えたいことを真面目に英語にしてみたら面白くなってしまったのかはさだかではあらはませんが、少なくとも一生懸命英語で説明しようとする、相手が誰であれ船頭としての職務を全うする彼のプロ意識に感動しました。

年齢から考えると、英語を覚えるのはそんな簡単じゃないと思うのに、インバウンドで外国の方が増えであろうタイミングで、「日本なんだから日本語話せ」なんて1ミリも思わず、どうしたら外国の方にも楽しんでもらえるんだろう、と考えての本日のパフォーマンスだったと思うのです。
若者よ、英語できないとか言ってる場合じゃないぞ!記憶力がはるかに低下している(大変失言にて失礼いたします)お年の方が、プロフェッショナルな仕事をするために英語でコミュニケーション取れてるんだぞ!と声を大にして言いたいなと思いました。
ちなみに、帰りに電車の駅までの無料シャトルバスの案内をしてくれましたが、香港と台湾の方には自分の片言英語で通じたか心配だったんでしょうね、舟から下ろした後英語の紙を使ってもう一度説明してました。これは日本人DNAのなせる技ですね。外国ではまずありえないです。

また、柳川エリアは立花藩の所領とのことで、立花藩の別邸が観光スポットになっていてそこで昼食そして建物と庭園鑑賞(通称:御花)。明治時代に建てられた洋館は好みドンピシャなので、御花を大興奮でまわる。キャメラマンだったらこの感動をもっと正確に焼きつけらるのに!と歯がみ。
ここに連れてきてくれた友人が「さげもん祭りちょうどやってるよ」と教えてくれたけど「さげもん」て何?あんま縁起いい響きじゃないんですけどと思ってたら、ひな祭りの時期にひな壇のまわりチリメンなどで作られたたくさんのオーナーメントをいくつもさげた飾り=さげもんを飾る風習から来てて、御花では尋常ではない数のさげもんを見た!なんなら雛壇の数も5台?あって、同類の物を密集させることで生まれるパワーに圧倒されますた!

九州の人にとって柳川は有名な観光スポットだと思うのですが(関東エリアでいう日光ですかね)、関東の民は全く知らず、日本にはまだまだ知らないこんな素敵な場所があるんだなと嬉しい気持ちと、知らなかったら来れないよな、やはり時代は情報を以下に入手して行動するかで人生経験えらく変わるんだろうなと痛感しております。
※福岡出身の友人に日光知ってるか聞いたら知らなかったのでこの仮説あってるかも(なんだかんだ一回は行く感じの観光地のようなので)。

この旅は世代の違う人達との混合の旅で、私が「魔女の宅急便の主題歌」として認識していた松任谷由実さんの『ルージュの伝言』は、実は荒井由実時代に最初にリリースしていた曲だよ、って教えてもらいました(笑)。かなり衝撃を受けたと共に、ジブリ作品にしては主題歌がちょっと大人っぽいな、と思っていたので軽く謎が溶けた気持ちにもなりました。
それ以外にもお仕事の話でも、人生の20年先輩の人の社会の見え方、考え方、行動の起こし方はすごく学びになるし、彼らも私のような年下が見ている世界を知ることで視野は広がっていて、すごく良いお付き合いをさせていただいているなと思っております。実際そう言ってくれていて、そういう風に言える、進化を止めないところをものすごく尊敬してますし、自分もそう有りたいなと思ってます。

日本は世代ごとに生息地域が異なり、世代間交流があまりないなーという気がしていたので、フィンランドで子供も若者もお年寄りも同じ空間を楽しんで分け合ってるようなカフェがあることを知って、日本にも同じ場があればいいのになと思っていたので、今自分が作っている関係はそういうものなのかも、と思うと非常に嬉しいですし、私が彼らと同じ世代になった頃に、この人とお友達になりたいわ、って思ってもらえるような進化をとげたいな、と言語化できました。

草木萌動は、自分にとって大切な人間関係はなにか、ということを集中的に経験できた期間でした。ここからどんな素敵なことが芽生えるか、楽しみです。

スー

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