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#09 初めてのCardiffと3度目のLondon

3/8(Sun):日帰りCardiff探訪

朝7時に起き、9時にはVictoriaへ。Coach Stationまでの道のりはちょっとかつてトラウマがあったが今回はしっかり発車10分前に辿り着けた。有料トイレ、いつも思うけどこれ漏れそうな時絶望的だな。30pも出してる余裕なくて50pをいれる。お釣りは出てこない。よかろうくれてやる。カーディフ行きのバスは1番端っこのホームだった。9:30時間通り発車でここから3時間半くらい休憩無しで乗る。スマホを座席の隙間に落としてしまい、あたふたしてると後ろの席の紳士が取ってくれた。ありがてえ。テムズ川沿いの美しいロンドンを眺めながら少々うとうとした。あと2時間50分は気を抜いていられる。実はわたしはこの日、カーディフ観光が目当てなのではなく、ある場所をバスで通るのが目的だった。

1995年に失踪したManic Street Preachersのリッチー・エドワーズ、姿を消した彼の乗り捨てられた愛車が発見された橋を通るための口実に過ぎなかった今日の観光。かつて自殺の名所と呼ばれたSevern Bridge、遺体は見つかっていないためそこでほんとうにリッチーが消えたのか分からないけれど、わたしはそこに行きたかった。バスに乗ってからはずっとマニックスを聴いていて、橋を渡り始めてから「Journal for Plague Lovers」から「The Holy Bible」に切り替えた。

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リッチーの詩を聴きながら、リッチーが最後に消えたと思われる場所を通過する。静かに泣いた。リッチー、貴方はどこにいるんだ?今もどこかにいてくれよ頼むから…

こう書いてはいるが、わたしは全然マニックスにわかで、アルバムなんてリッチー在籍時のやつとJournal〜しか聴けていない。このバンドに関しては、これ以上好きになるのが怖いんだ。知りたいけど知りたくない。にわかの分際でこんなにつらいのに、これ以上好きになったらどうなっちゃうんだよって感じで未だ踏み込めずにいる。

長い橋を通過して、本日の大目玉終了。あと1時間くらいでカーディフ到着だ。涙をふいて、持ってきたWalkersのポテチ(Prawn Cocktail味)を食す。美味い。しかしこれだけでランチを済ます英国人はやはりおかしい、全然足りん。

予定時刻よりだいぶ早く12:30には到着した。ついにウェールズまで進出…!首都カーディフには国旗である赤いドラゴンが至る所にいた🏴󠁧󠁢󠁷󠁬󠁳󠁿日曜なので店がけっこう閉まっており、そこまで人通りは多くなかったため非常に歩きやすかった。天気も抜群にいい。バスから降りてすぐそばにカーディフ城がある。入場料は£13.5とそこそこしたが、結果としてそれくらいのボリュームはあったな。

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RPG好きの友人はずっと大興奮だった。こうずっと喜んでもらえてると本当に連れてきたかいがあるというか…有難かったですね。至る所にあるガイドも、ちゃんと日本語対応してて助かった。城のてっぺんから眺めるカーディフの街も素晴らしかったし。 2時間半くらいカーディフ城を満喫したにも関わらず、だいぶ時間には余裕があった。帰りの電車は18:30。あ、これ1時間早いやつにしても良かったやつだ絶対。めちゃくちゃ時間を持て余した。カーディフマーケットや世界最古のレコード屋と言われるスピラーズレコーズにも行きたかったが定休日。キャッスルアーケードとモーガンアーケードを散策したっけ(うろ覚え)いっぱい気になるお酒が売ってるとこに入ったが荷物になってしまうので、ちっちゃいオレンジトニックウォーターとバニラのジンを購入。大事に飲まねば。そのあとはショッピングモールで休んだりお菓子屋さんに入ったり。マックにも一瞬入ったが注文が全て機械になってて進化しててよかったな〜

夕飯に行きたいと思ってたパブへの道中に美術館があったので入る。まじで英国の美術館博物館タダで入り放題で写真撮り放題なの最高だから日本も見習ってほしい。そして住宅街の中にあるパブ「Pen & Wig」に到着。

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フィッシュアンドチップスを食いに来た!!!フィッシュでっけ〜!!ぐちゃぐちゃのグリーンピースもうまい。飲み物はピンクレモネード。自分好みにカスタムできるらしいジントニックをキメたかったが、確実に寝てしまうと思ったのでアルコールは我慢。友人が食べていたフィッシュケーキもすんごい美味しかった😋次来た時はこっち注文してみたい。

カーディフ中央駅までの道、ちょっと雨が降ったのかしっとりしていた。そして人が本当にいない!!日曜の夕方の首都がこれか… いや、いいな……エモ… 歌いながら歩きたい… 

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帰りの鉄道はSevern Bridgeの下を通るらしい。Paddington駅までこれまた3時間かかる。寝た。カーディフ、良いところだった。次はちゃんと平日に行きたい。Paddingtonからホテルまで徒歩15分。寒かったけど歩いて帰った。22:00頃ホテル着。フロントのあんちゃんに「Good evening」と挨拶。

明日は月曜。一日遊べるのは明日で最後。帰りたくなくて暴れた。

3/9(Mon):最終日London散策


昨日めっちゃ寝たのにくっそ眠いんですが?????最終日にして今までの疲れがガーンときたかんじ。最初の巡礼地、アビーロード。駅から出る道を逆方向に行ってしまい、無駄に遠回りしてしまう。しかしSt.Johns Wood、相変わらず住みやすそうなところだ。ゴミ収集車から降りてきたおっちゃんが「アビーロードならそっち曲がった道だよ。あと5分くらいだ」って聞いてもいないのに教えてくれる。親切。10:30には着いていたがもうこの時からクソクソクソ眠かった。2年半ぶりのアビーロード、月曜昼前なのに全然人いる。さすが。渡ったところを撮ってもらえるって幸せ(前回はぼっちだっため孤独に渡っただけで終わった)

11:30、ロンドンの新宿:Sohoに帰還。そこそこ治安悪そうな乱雑とした街並み、たまんないね。2年半ぶりにBerwick Streetを歩いた。ばかくそ車通りやばかったので、タイミングを伺うのがたいへんだった。2年半前にこの場所で撮った自分の後ろ姿は、余裕で芋っぽさが残るなんかもうバランスとか諸々残念なものだったのでリベンジのためもあり、コート脱いでとにかく体の細さを強調させようと足掻いた。結果、ちゃんと細い自分が撮れた。やったネ!

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そのあとアダルトショップに入ってみたくて探すが、見つからず諦めた。アダルトショップを必死こいて探してる自分が途中でアホらしくなってしまったので。

そっから歩いてナショナルギャラリー。ちけっ。道中またハトたちにびくびくしながら歩く。チャイナタウンも通る。全然栄えてそうで安心した。ナショナルギャラリー、ベンチでずっとウトウトしてた記憶しかない。外出てからトラファルガー広場を見渡す。まじで眠くて色々判断力鈍ってたせいでマッドハッターのコスプレ野郎に写真撮らされチップせびられた。観光名所に来ることないと思ってからガチで油断してた一生の不覚。舐められたってことだし、周りからは「あーあの観光客カモられてら」って思われたってことだ。今思い出してもメチャムカつく。しっかりしてくれほんとに。

14:00頃costaに入ってやっとこさ念願のパニーニを食す。英国来たらやっぱりこれ食べないとね!!うめっ!やっぱりモッツァレラトマトがいちばん美味いのだ。日本進出永遠に待ってるからな。

大英博物館にも行ったがこれまたトイレだけ行ってわたしはベンチでウトウトしてた。このままではこの後のカムデンで身が持たんと思ったので、博物館出たあとBootsでコカコーラエナジーを買う。カムデンまでのTube内で飲み干す。キマった。目が覚めた。1年ぶりのカムデン、着くなり空が雨模様に。屋内マーケット内に入って散策してる途中、尿意が止まらなくなる。エナドリイッキしたから… 切羽詰まりながらトイレを探す。やっと見つけたと思ったら、これまた有料トイレ!小銭全然ないからカードで…と思ったら何故かカードがNot Accept!!なんで!!!漏らすが!?!?!?焦ってたらその様子を見てたらしい男性がカードをかざしゲートを開けてくれた。色々と限界だったので急いでお礼いって一目散に個室に飛び込む。…いやあ、まじでこんな綺麗でもないトイレに金払うの癪すぎん?男性には感謝しかない。

スッキリしたところで本格的にカムデン散策開始。似たような服屋が一定の感覚で繰り返し配置されてることに気付く。バンドTシャツ売ってるとこに入ったら店員に話しかけられたのでテキトーに「oasisはある?」と聞く。ただロゴだけ書かれたTシャツはあった。ロゴだけのはいらんのよ。メンバー全員がプリントされてるやつとかほしいの。店出ようとしたら「待ってよ〜なにか1つ買っていこうよ〜ここは君にとっていい場所だよ〜」みたいなこと言われる。またあとで来るからじゃね!って逃げた。外はがっつり雨が降り出してる。近未来的な服屋Cyber dogに入る。パリピ空間だったし地下はアダルトグッズコーナーだった。たのしい。その向かいにはモッズファッション専門店があった。

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モッズ系はかっこいいと思うけど、自分が着るのは違うんだよな〜高いし。レジ横にあるポール・ウェラーの写真に反応してたら店員のあんちゃんが、ポール・ウェラーが来店した時の写真をいっぱい見せてくれた。やさし〜。

そのあと入ったちょっとデカめの古着屋で17£くらいで最高にかっこいい柄シャツを買う。いやーいい買い物した。丁度店内でoasisのRocknRoll Starがかかってて、歌ってたら会計の時レジのお姉さんとおっちゃんに「oasis好きなの?リアムとノエルどっち派?」って聞かれたりしてoasisトークができた。すごく悩んだ末にノエルって答えといたけども。やっぱりどっち派?って質問はみんなするもんなのか🤔その店の横にはシリアルキラーカフェがあった。またしても甘いものを腹に入れる余裕無し。次こそは…

マーケットを出る途中中華料理のテイクアウト屋台のおばちゃんにまたしてもうっかり試食をもらってしまう。学習しない僕。「なんか買ってけ」オーラに負けずに「腹減ってないんで!」って逃げる。夕方になっても雨は止まない。最後に日本の人たちへの土産を選ぶためテキトーなお菓子屋に入る。ここでも事件が起こった。お菓子ゾーンの奥のVAPEやシーシャのゾーンになんて入らなければよかったのだ最初から。わたしがちょっとそういうのを吸う人間だとわかると店員のおっちゃんはすごい色々と薦めてきた。「君たちがどこから来たのか当てるよ…日本人だろ?僕は日本人の女の子が大好きなんだ!」 ウワーッ!ギャーッ!出たーーーっ!!!日本人女とりあえず可愛がっとけマンだーーーーー!!!!!!

VAPEの試供品吸わせてくれるのはええのよ。CBDとかいう流行りのフレーバー?も試させてくれたし。けどおっちゃん、「連絡先聞いていい?」「彼氏いないの?欲しくない?」「キスしていい?」は営業トークだとしてもやりすぎだろ。あんたどっからどう見ても普通のおっさんだぞ。いやーキツいっす笑 「彼氏より彼女ほしい」って返したら笑われた。ヴォイ!!!!心配して様子見に来てくれた友人を追っ払うな!!俺を奥のスペースに連れ込むな!!!!あーーーーーー!!!!!思い返すとすごいキショいな!!!!!!!!!?!?!?自分ももっと上手いこと切り抜けてギャフンと言わせたれやそんなオッサン!!!猛省!!!!!切腹!!!!!

結局VAPEは買ってしまった。まあイキリアイテムをGETして気分は好調したのでいいが、次はこの時のおっちゃんみたいな輩対策の英語を学んでからカムデンリベンジしよう。銭ゲバのおかしな店員だらけだけど、嫌いになれない場所、カムデン。またな。

夕飯はSohoの中華街に戻り、MISATOという和食屋で牛丼を食べた。安くて量多かった。雨が降る夜の中華街で吹かすVAPEは美味かった。

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さすがに次のマンチェスター編&総括で渡英記はおしまいにします。そろそろ現実と向き合わないとね。

Cheers!


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