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じぶんの心と対話する。- 有料マガジンをやめるか問題 -

いつだったか、少し前にふと思った。

「有料マガジンの配信をやめようかな」

思いというのは気まぐれなもので、あるとき急にやって来る。まるで猫のように。

ぼくの実家では猫を飼っていた。最盛期は4匹の猫が家のなかで一緒に暮らしていた。ぼくがベットに入って眠りにつくときに、猫たちがやって来てくる。そこに傾向らしきものは見出せなかった。気まぐれとしか言えない。ふとやって来るのだ。

そんな猫たちが枕元にやって来て、ぼくの顔に頭をこすりつけてくる。( たぶんきっと )「喉を撫でて」の合図だ。指で撫でてあげるとゴロゴロと喉を鳴らす。ゴロゴロ言うだけ言って満足したら、ほくほく顔でトットットッと立ち去る。またときには、ぼくの枕の横にドスンと座ったと思ったら、まあるくなって眠り込んでしまうこともある。寝返りが打てないから寝ずらいじゃないか…。なんとも身勝手なものよ、我が愛猫たち。

と、話が大きく寄り道してしまった。思いは気まぐれで、「有料マガジンをやめようかな」という思いがやって来たという話だった。ふとやって来た思いを否定することも、すぐに行動に移すこともなく、数日のあいだ腹に抱えたまま過ごすことにした。すると、その思いの正体がうっすらと見えてきた気がする。

① ( いまのタイミングで )やるべきことではない
 → 少し負担が大きい
② タイムラインに記事がたくさん出てしまうの嫌だ
 → 1週間に10本以上の記事を書いているため
③ ノウハウ( っぽいもの )を発信することが合わない
 → 書いていて心地よくない、スタンスに合わない

思いの姿かたちがつかめてくると、段々と冷静に対処できるようになってくるもの。「やめる」でも、「そのままやる」でもない、第3案が見えてきた。

毎日のエッセイの編集後記のあとに、ノウハウに縛られることない記事を( 思いついたときに )載せるようにしよう。こういうTHE・日記みたいなものも書いてみたい。

Voicyで流行っている一人語りみたいなものもここで出していきたいな、と。あとは、これからnoteの原稿にしようと思っているネタ元のお話を書くなど、楽屋裏的な場所にするのもいいかも。電子書籍制作の取材での生のお話や、プロデュースの現場で起こったことを気軽にシェアするという感じも。もちろん、引き続き自己表現や情報発信のためのノウハウっぽいことだって書いたり、話したりすると思う。

ようは、もっと好きなことを好きなように、心地よく発信する場所にしたいということなのかな。たぶん。

なにが嫌で、なにが心地いいのか。

正しい答えなんてないのかもしれないけれど、だからこそ、じぶんの心と対話を重ねて、じぶん自身の意思で答えを出していきたいものです。

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引き続き、リニューアル予定の有料マガジン「プロデューサーの眼差し」をお楽しみいただけたら嬉しいです。

ということで今日は、いままでじぶんが実際にやってきたインタビューの感覚とすり合わせ作業をしている、村上春樹さんが発見したインビューのコツらしきものをシェアしようと思います。いつか原稿にもできたらいいなと思いつつ、まだ消化しきれていません。ので、楽屋裏的なこの場所に書いておこうと思います。( それほど長くありませんので、購読する場合はよくよくお考えの上どうぞ )

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