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未来を信じる力。

5年前のぼくたちは、なにをやっていただろう?

北陸の新鮮な食材を集めた居酒屋さんで、お酒を片手にぼくたちは、5年前に思いを馳せていた。

「起業するかしないか、いろいろと悩んでいた頃が懐かしいね〜」

プロデュースを担当するクライアントさんが会社設立5周年を迎えたとき、彼が親しい友人から言われたことばだ。たしかに、ぼくも5年以上の付き合いになるが、まるで別人のような人生へと変わっている。そうしてしばらくの間、ふたりで黙々とビールグラスをかたむけた。

「なめるなよ」

5年という歳月から、そんなふうに言われた気がした。

しかし、言い訳するようだけれど、「一日一日は、がっかりすることも多いじゃないか」と言いたくなる。「あれもできなかった、これもできなかった」、「なんにも進んでないんじゃないの」って。そうして、「やっぱり、じぶんはダメなんだ」って落ち込んで。そんなふうに愚痴りたくなる。

毎日毎日は、変わってないなぁと思えてしまう。

でもあるとき、ふと、すっかり変わっちゃったなぁと思える日が来る。

クライアントさんのこの5年間の変化は、こんなふうに教えてくれた。その瞬間には、ちっとも変わっていないように見えても、ちょっとずつだけ、ちょっとだけ変わっているんだよ、と。

ぼくたちは、5年という歳月に、もう少し期待をしてもいいのかもしれない。

ビールとお米ワインを美味しく飲み干して、ほろ酔い気分で帰る道すがら、そんなことを考えていた。じゃあさ・・・、

5年後のぼくたちは、なにをやっているんだろう?

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このnoteに、いちばん最初に投稿したこの記事のことを思い出しました。

『人生が変わり始めた「あの年」について語ろう。』

うん、未来をもっと信じよう。

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