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結婚できた! 百鳥ユウカの婚活日記

昔からかなりモテてきたOLの百鳥ユウカさん(34)。しかし寄る年波に勝てず、自分の価値の低下に嘆く日々。本気で婚活活動に励むものの失敗ばかり。過去にwebで連載し好評を博した作品… もっと読む
このマガジンを購読すると、百鳥ユウカさんの結婚に至る奇跡が読めます。過去の記事を一気読みするならお… もっと詳しく
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記事一覧

あなたが欲しいものを私はあげられない

さらに事態は悪化していた。 「私が言ってた通りになったじゃないですか。お客さんも来ない、…

SUGA SAE
1年前
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戦ってるのはウィルスなのか、正義の味方なのか。

ユウカがフロアをのぞくと、客はいつもの半分くらいしかいなかった。 自治体が自粛を呼び掛け…

SUGA SAE
1年前
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多くの人が流されるとき、あなたはどうするのか

大陸の方で変な病気が流行っているとMariちゃんからの報告を受けてからも、「クラブ・フローラ…

SUGA SAE
1年前
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3年前、私たちは狂った世界に足を踏み入れようとしていた

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SUGA SAE
1年前
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「イイね!」を集めても、中心にあるのは空虚な自分

「これじゃあ、神様もお手上げね」 ユウカが挙げた10個の叶えたいことリストをみてアキが言っ…

SUGA SAE
1年前
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お客さんがキャバクラに通い詰めるワケ

難波の夜。大衆焼き肉屋での夜食。 まだキャバ嬢同士のよもやま話は続いている。 「しかし、…

SUGA SAE
1年前
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キャバ嬢が考えるキャバクラに来るお客さんの目的

ユウカは自分のお客がどんどん面倒くさくなっていく現象について 頭を悩ませていた。 最初は自分を指名してくれるお客さんが増えていくことが 嬉しかった。 お客さんとおしゃべりすることも楽しかったし、自分のことを あけすけに何でも話すユウカには自然とお客さんがついていった。 でも、しばらくすると、そんなお客さんが、だんだんと 男としての収入や見た目などのアピールを始めてくる。 最初からキャバクラなんて、そういう場所なんだよ、と言われれば そういうものかもしれないけど どう

キャバクラで嫌われるタイプのお客さん

「ユウカさん、2番テーブルです。指名の山本さんです」 「はい、OK」 週末の「クラブ・フロ…

SUGA SAE
1年前
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夜の女と昼の女

それから、ママとアキとの取り決めで島田が来る日には、お店に出ることになったユウカ。ママと…

SUGA SAE
1年前
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理不尽な要求ほど強気に頼む

ユウカはアキに自分の地を認められたみたいで、むしろ気持ちよかった。ちゃんと自分のことを理…

SUGA SAE
1年前
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モテることが仕事の女たち

それから、ユウカはアキに付いて週に3回、北新地のお店に行くようになった。高速に乗って芦屋…

SUGA SAE
1年前
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女として生まれたからには夜の世界を覗いてみることに損はない

「昔のツテでね、北新地でいま女の子を教育してるの。その手伝いをやってくれない?」 アキに…

SUGA SAE
1年前
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不倫の現場で語る結婚の不都合な真実

ユウカは竜平の家に厄介になってから2週間が過ぎようとしていた。 時折、アキから買い物や雑…

SUGA SAE
1年前
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男は愛情よりも楽さを求める

※この小説は2016年に連載を開始したものであり、当時の世相を反映し、絶妙にダサく古臭いと思われるものも散見されます。 それに輪をかけて、百鳥ユウカは痛い女ですので、精読に耐えないものがあるかもしれません。 しかしながら、編集部および著者の見解として、当時の貴重な文化遺産的な側面を評価し、連載当時のまま掲載いたします。 そこは彼が住んでいる地域の最寄駅から、3つ離れた小田急線のターミナル駅だった。最寄駅まで行くと言ったのだが、そっちの方が困るとハッキリ言われて、待ち合わせ