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学習時間をタスクに入れているか?

こんにちは!

今日のお題はですね、そのまんま自問自答したい一言です。

最近、実務直結型のinputが薄すぎて、日々仕事と向き合った結果論としての成長しかできていません。

事業・組織が拡大するほど忙しくなっていき、育成に手が回らず組織の成長スピードと権限委譲のGAPが大きくなり、学習時間を確保できないから自分の成長レバレッジも大きくならない…という、典型的なマネージャーデフレスパイラルに陥っています笑

自戒を込めて、意図的に成長スピード上げろよ!!な話をしていきます。


先に結論

「学習というタスクを優先度高く入れ込む」


それでは、本文いってみましょう!

分析派も現場派も極端だと良くない

こういう人、周りににいませんか?
やたら調査や分析、資料作りばかりし、外から学んできた抽象的な理論や手法を引っ張ってきて、「うちはここが問題だ!」「こうすべきだ!」と主張するのものの、結局は手を動かさない or 最初だけ無理やり進めて放置し、定着しない。という評論家みたいな人。

ともすれば、自分もこうなってしまうのでは?という危機感があります。

なぜなら、経営レイヤーに近付けば近付くほど、また組織や事業が大きくなればなるほど、「解決しなきゃ!」という課題がどんどん見えてくる。そして、「あ、放置してたら1年後ヤバいぞこれ」というフワッとした種がどんどん芽吹いてくる。更に、自分に教えてくれる人や体系的なinputの機会も意識的にやらないと減ってくる。

というので、「現場解像度が下がる×分析や外部学習に傾注する」がセットで良くない方向にいくと、評論家化に拍車がかかります。

評論家化は基本的には自己責任だし、裏返すと現場軽視なので、自分で気を付けるべき事ですが、そのように構造的に「評論家になりやすくなってしまう」部分もある気はしています。

そこで、「いかん!いかん!」と出てくるのが「現場以外排他主義」という過激派です笑

「答えは全て現場にある!」と、組織やレイヤーに関係なく現場に行きまくり、他社事例や外部のアドバイスなんて机上の空論だ!と、自分が現場で見たものや、一次情報を持っているメンバーの声しか、判断材料になり得ない人です。

ちなみに、このスタンスでも上手くいくケースはあると思います。現場主義を貫いて、組織内もそこに前向きに合意できていて、小さな発見・改善をポジティブに回し続けている。そしてビジネスがシンプルだったり、情緒強めなtoCだったり。

つまり、Howや組織論よりも、とにかく「お客様のために」をひたすら積み上げていたら、結果的に組織も良い感じになったパターンです。

私は、これを意図して創れるイメージはないですし、ビジネス領域やメンバーのタイプによっても向き不向きがあると思っているので、「現場以外排他主義」は組織崩壊や事業成長の鈍化に繋がるリスクがあると思っています。

というわけで、私の考える理想は「評論家にならず現場と実行を重要視しつつ、キチンと体系的・学術的なinputをし組織に還元し続ける」という状態です。


学習と還元の良い塩梅

私の理想をもっと簡単に表現すれば「良い塩梅で学習して還元する」って事かと思います。

評論家になったら無価値ですし、学習や分析ばかりしていて実行が疎かになったら本末転倒。なので、学習内容の還元 = 実行と浸透・習慣化( or 検証と早期撤退/撤回)を、いかに良い塩梅でやるか?が大事だと思います。

良い塩梅にやろうとすると、喫緊のタスクではなくなるので「余裕が出来たらやる」になりがち。そうすると、気付いたら後回しになってしまうのです。


ちなみに読書や情報の読み漁りがルーティンにしている人や、時間確保している人も多いと思います。

私も読書は好きなのですが、今回の趣旨は「実務直結型のinput」であり、微妙にニュアンス違います。

私の考える実務直結型のinputは、具体的な課題に対し「自分や組織の今の能力では解決できない or 最速/最適解ではない」という状態を打破するためのものです。

日常的な読書やinputは、人生を豊かにしたり、その時間自体を楽しむ「自分のための」時間だと思っています。なので、今日話しているinputとは別物です。

めちゃくちゃ個人的な切り分け方ですが、そういう視点でいると、より一層、実務直結型のinputが疎かになりがちです。


学習をタスク化せよ

というわけで、いかに実務直結型のinputを増やすか?ですが、結論は、優先度の高いタスクとして時間を確保する。です。

重要度と緊急度によっては、業務時間内に他の業務より優先してやるべき時もあると思っています。

特にinputすべきは

  • 論文などデータや科学で証明された事

  • 体系化されており、かつ活用事例が多いモデル

  • 一定のデータ量がある失敗パターン

  • アンケートやインタビュー等のデータを既に検証した情報

あたりだと思っています。要は「どうひっくり返ってもそういう真理」系と、「うちも恐らく通る道だよね」系を、早期に防いだり武器にしたりすべきだ、という考え方です。

マリカーで近道があるのに知らずにプレイするとか、ドラクエ6で精霊の鎧や炎の爪を入手せずにムドーと戦うとか、90年代のサッカーのルールしか知らずに大会に出場してしまうとか…そんな事態を防ぐために、実務直結型のinputと組織還元が必要だと思うのです。

本題に戻りますが、それほどに重要な事なので、有無を言わさずタスク化してしまうべきです。つまり、inputと思考のスケジュールを押さえて絶対に他の予定を入れない。(それをどう組織に具体的に還元するか?の思考プロセスがないと、評論家化すると思っています)

言うは易し。ついつい後回しにしがちですが、noteに書いた事で、自分もモーレツに意識していこうと思います!!


ではまた。

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