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意義×楽しさ×進捗確認

こんにちは!

HUNTER×HUNTERみたいなタイトルになっちゃいました。

最近ふと「成長しながら目標達成するチームの必須3条件ってこれじゃね?」と思ったので、言語化してみます。


先月どの部署も厳しい中、1部署だけ過去最高を更新し目標も達成したチームがありました。

自分が目をかけ始めてから半年くらいで、自走できる体制になってきた印象です。メンバー達が優秀で雰囲気も良いのが要因ですが、個人的には非常に良い成功体験で、何か再現性を見出せそうな気がしてます。

自分が意識して出来ていたわけではないですが、彼らを見ていて「んーもしかしたら、この要素じゃないか?」と後から学んだ事を、言語化するイメージです。

短期的な目先の数字でなく、スタンスや文化から浸透させる事で、半年で自走的に成長し続ける組織が創れる。と少なからず思えた気もします。

それでは、今回は3つのポイントに絞って、言語化してみます。


先に結論

「意義×楽しさ×進捗確認 全部必要」


それでは、本文いってみましょう!

意義

なんだかんだ、「何のためにやるのか?」はチームにとって重要だと感じます。一番大きい所は会社のミッションとビジョンだったりしますが、チーム単位でもここを言語化し共通認識化しておくと、足並みが揃いますね。

特に目標達成と自走に重きを置くと、個人的には「なぜその数値目標なのか?」と、「何を目指すうえで数値化しているのか?」の2点をしっかり共通認識にしていく事が重要だと思います。

「なぜその数値目標なのか?」については、事業計画に紐付いていて、その計画はビジョンの実現や、理想の社会/状態をいついつまでに実現するに、この規模になっている必要がある。みたいな話に、大体は帰結すると思います。

本来、社内的に数値目標を掲げなければいけないなんて事は、法律にないですし。

数値という客観的な指標が分かりやすく(現在地や課題を計測しやすい)、目指すゴールから逆算できるから、みんな数値目標に置き換えるわけですね。

ただ、こういう大前提を差し置いて「ミッション実現のためにこういう事業計画だから」で納得するメンバーは少ないと思います。

全メンバーにミッションと目標数値が自分ゴト化されている状態は理想ですが、ニワトリとタマゴで、彼らの目線で意義を確認し続けるから浸透する、というのもあると思います。

なので、「何を目指すうえで数値化しているのか?」については、前述の「そもそも数値目標って計測手段に過ぎなくて、目指してるのはこのビジョンだよね」という話や、より抽象度の高い「お客様にこういう体験をして満足してもらいたくて、価値を提供し続けるためには、ご継続して頂く必要が〜」等の、そもそもの売上に関する考え方だったり

その数値目標になる根拠は分かったけど、そもそも何でその項目を指標にしてるんだっけ?数値にする意味ってなんだっけ?

という、大前提の考え方を擦り合わせる事で、目標がメンバーに自分ゴト化しやすくなります。

大前提を共通認識にしたうえで、なぜその数値か?を腹落ちさせる。この2点が、まず最初のボタン掛けで必要です。


楽しさ

これはいろいろ意見あると思うのですが、3年ちょっと組織と事業を見てきて、結局は「楽しさ」や「ワクワク」を持っているチームや人が自律的に成長している。というのが今のところの結論です。

恐怖でも人は動くし、短期的にはそちらの方が馬力はあるかもしれませんが、恐怖で高いパフォーマンスと熱量が持続する人は少ないし、事業家タイプが多いんじゃないかな?という印象です。

難しいのが、「楽しい(たのしい)」を求めようとすると、大体は「楽(らく)」と勘違いし、むしろ達成や成長とは逆に進んでしまう事です。

自走した目標達成や成長し続ける事に対し「楽しい」を得るためには、前述の意義が共通認識化されている事と、後述の進捗管理が習慣化されている必要があります。

一番避けたいのは

  • このチーム/メンバーで仕事すること自体が楽しい

  • こんなに良いチームなら成果も出るよね!

  • 会社が決めた数値目標や評価よりも、メンバーで仲良く楽しく仕事したい

  • 結果的に、自由に楽しく前向きに仕事する方がお客様のためにもなるし、数字もいくんじゃない!?

みたいな雰囲気になる事です。これは完全に「楽」に流れたパターンです。一見良いチームそうですが、拠り所が「この人達と楽しく過ごす」にあるので、数値目標や意義との連動がありません。

そして起点が「自分達の心地よさ」なので、サークルやボランティアの域を出ず、ただの仲良しチームになってしまいます。

こういうチームの難点は、困難や壁が現れた時に、一致団結して乗り越えていく力とモメンタムがない事です。

あくまで、このチーム/メンバーで「目標達成をし、成長し続ける」ことが楽しい。になる必要があると思います。

そして、恐怖マネジメントでは持続性と再現性が低く、難易度が高いです。(私にとっては)

集団で自発的に達成・成長をしていくには、その工程が楽しく、その楽しさを共有できる必要があります。


進捗確認

最後に進捗確認ですが、これは意外とチームビルディングの文脈では忘れられがちな気がします。

ダイエットに一番効果的なのは、毎日体重を測って記録を付ける事。なんて言いますが、私たちは放っておくと、驚くほど目標やその進捗に関する会話をしません。

日々の業務が忙しかったり、目の前のお客様と向き合っていると、自分達の数値目標は二の次になります。その優先順位自体は正しいと思っています。

ただ、進捗確認なくして意図的かつ持続的な目標達成はない派です。

意義×楽しさが揃っていれば、進捗確認は「チームがどれだけ前に進んでいるか確認する場」であり、本来はワクワク(or くそー皆でやってやろうぜ!)を増幅する場でもあります。

意義×楽しさがないと、進捗確認は地獄の報告・詰めの場になり変わり、だからこそ新米マネージャーはそこまで徹底して進捗についてメンバーと会話したがりません。

ともすれば、毎日毎日、進捗確認なんてしたらメンバーのモチベーションを下げる。なんてわけの分からない事を言いかねません。

進捗確認が地獄の空気と化すのは、その作業自体でなく、前段の意義×楽しさのボタン掛けが出来ていないからです。

当たり前ですが、達成するためには「達成したい」「そのためには」と思考する時間をできるだけ長くする必要があるし

具体的にどうしたら達成できるか?を可視化するためには、目標進捗を常に把握する事が第一歩です。


成長しながら目標達成するチームの必須3条件

というわけで

目標の適正度とか、損益意識の浸透とか、いろいろありますが

今自分の中で「自走して成長しながら目標達成し続けるチーム」を考える際に、ホットなのはこの3つの掛け合わせでした。

来週には考えが変わっているかもしれませんが、今感じた事をこうして言語化する事が大切だと思っています。

そして今回書いてみて…

あれ、オレ全然出来てなくね?

となりました笑
なんなら、いろいろ振り返って怒られてる気分にすらなりました笑


こういう感覚がnoteを書く醍醐味ですよね。意義×楽しさ×進捗確認、もっともっと意識してみようと思います!


ではまた。

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