見出し画像

税理士試験物語

毎年梅雨時から初夏になる頃、時々税理士試験が夢にでてきます。
試験は結構昔のことになりましたが、いまだに夢の中でうなされます。

(1) 9年かかった税理士試験

「9年もかかりました」と同業の税理士先生方にいうと、
「早い方ですよ~」なんて言われます。
ネックになったのは法人税法でした。

(2) 法人税法

 法人税法の科目合格まで4年かかりました。1年目の時、完璧な出来だと
思ったのですがなぜか不合格でした。

 法人税法はとりわけボリュームが多く、受験生のレベルも高い税法科目
です。法人税法の科目で合格点を取るにはどうすればいいか。
「一生懸命勉強する」だけでは不十分です。

(3) ちょっとした気付き

 法人税法の試験で満点を取ろうとしてはいけません。
法人税法の試験では「最初から順番に回答していく」ということはやめる
べきです。

 できる問題から先にしっかり回答し、誰もができない難問奇問の類は
とばして後回しにするのです。
 受験生の多くが回答できる問題をクリアしておけば、十分合格点
をとれるはずです。

 こんなことになかなか気づきませんでした。

(4) 大事な気付き

 勉強だけではなかなか色々な「気付き」はでてきません。
先生や何年も受験している受験生仲間(時には鬱陶しいと思いますが)
との語らいの中からふっ、とでてくるものです。

これは結構大事なことだと思います。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?