最近、友人に深刻な病気が見つかった。
ちょっとした違和感から病院に行き、発覚したのだ。

ごくごく近所に住んでいるので
食材を持ち寄って料理をしたり、ゲームして遊んだり。
日常的に会って、とても仲良くしている人だ。

幸い、精密検査の結果、命に別状はないことが分かった。

でも結果を待っている間は私も不安だった。
最悪、もしかしたら、一緒に過ごしてきた日常が失われてしまうのかも。
そんな考えが頭をよぎって、打ち消すことが続いた。

まだ治療は続くけど、とにかく命に関わらない容態で本当に良かった。
友人は日常生活を過ごす分には問題ないようで、元気そうにしている。

昨日は、家で一緒にバーニャカウダを作った。
ソースの材料を混ぜて、野菜を蒸すだけなので意外と簡単に作れるのだが
これがまたおいしくって。あっという間に食べつくしてしまった。

友達の病気を通して、日常の景色が変わった。

当たり前の日なんてない。
なんでもない日なんて1日もないな。

幸せそうに満腹感を味わっている友達を横目に
こっそり、ホロリとしてしまうのだった。