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読書日記~山本コウタロー「ぼくのピース・メッセージ HIROSHIMA '87_'97への道のり」。



 上京前に帽子や洋服を調達しようと某大手新古書店グループなのかな?そういう感じのお店に入りました。
が、そういう時には帽子や洋服はいいのが見つからないんですよね。
その時、唯一買ったらのがこの本だったというわけでした。
じゃ、行ってみよー。

・山本コウタロー「ぼくのピース・メッセージ HIROSHIMA '87-'97への道のり」(岩波ジュニア新書)

 山本コウタローさんはかなり音楽関係の書籍を出されている人なのですが、これは初めて見つけた本でした。
1986年に「広島平和祈念コンサートを企画して、それが翌年からロック・コンサート「HIROSHIMA '87-'97」という形に発展していくわけです。
ライヴ盤として何年分か発売されたので、ライヴ自体の記憶はなくてもそういうのがあったことを認識している人は多いはずです。

 その純益を、広島の高齢者被爆者特別養護ホーム建設基に寄付する目的でした
ただ、山本さんの反戦だったり、そういった目的はあまり表に出るのかことはなく、知名度アップが目的だったとか、選挙に出るための方便とか言われていた記憶があります。
正直、最初から最後までこのイベントと山本さんの関わりも上手く表せなかったと思いますよね。。
この本にマザー・エンタープライズの福田信さんが登場してくるのが、いかにも1980年代の半ばらしいですね。
当時のマザー・エンタープライズは音楽事務というだけではなく、プロレス団体UWFの興行をサポートしていたか時期もありましたね。

 マザー・エンタープライズのみならず、キティ・アーティストからの出演者が多いのはイベントの成立とも関係あると思ってしまう私です。

 山本さんはシュガー・ベイブをデビュー前から評価していた話や彼のグループ、少年探偵団ははなはちみつぱいとリズム・セクションが一緒だったりとフォーク寄りの印象が強いけど、日本のロックポップスがも貢献した人だったんだなとも思うのです。

 山本さんが亡くなった時に書いた記事のリンク貼っておきますので、一よろしければよんでやってください。

 ではまたー。

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