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先進国に生まれたものには義務がある

「お金持ちになることは、先進国に生まれたものの義務である」

と、『金持ち父さん、貧乏父さん』の著者、ロバート・キヨサキ氏が、言っているのを聞いて、ドキリとしたことがあります。

あなたは、どう感じますか。

こんばんは、国際ビジネス論教授、菅原秀幸(https://rc-hgu.jp/sugawara/)です。私のこれまでの活動を通してお知り合いになった方に、大学での研究成果を、分かりやすくお届けしていきます。

あなたは、生まれて、目を開けたら、たまたま日本だった。そこに自分の努力はないですね。

一方、目を開けたら、たまたま途上国の路上であった。そうすると、ストリートチルドレンとしての人生が待っています。

もし日本に生まれていたら優れたスポーツ選手になれたり、あるいは起業家として成功する資質をもっていたとしても、途上国に生まれたばかりに、それはかないません。

ケニアのトイレ

先進国に生まれたならば、努力しだいで、どんな道でも拓ける可能性があります。

お金は、人の役に立った対価で、感謝の証として、自分の許にやってきます。

お金をたくさんもっているということは、たくさんの人の役に立ったということを表しています。

つまり、お金持ちとは、「たくさんの人の役に立った人」の代名詞です

もちろん、そうじゃない方法で、お金を手に入れている人もいるかもしれませんが、一過性です。

米国の研究では、億万長者のおよそ8割は、親からの遺産ではなく、自分の力でなったということが分かっています。

先進国に生まれたならば、たくさんの人の役に立つことが出来る。その結果、自分も経済的に恵まれる。社会にも貢献できる。

「人の役に立つ力を磨く」ことが、教育のゴールです。

ますます、コーチング主体型になっていくでしょう。教師が知っている知識を与えるというティーチングは、もはや時代遅れになっています。

ほとんどの知識は検索すると手に入るからです。

知識を知っていることが力になるのではなく、知識を見つけ出し、使う力が重要になっています。

これは、大学に限った話ではありません。高校、中学校、小学校のいずれにおいても、そうです。

課題は、教える側がデジタル・シフトの波に乗れていないことでしょう。

学生からは、こんな声も耳にします。

「一方的に話し続けられる講義なら、ウィキペディアを使って自分で調べた方が、時間もかからないし、説明も詳しくて分かりやすい」

「グーグルで調べると分かるような内容を、わざわざ講義で聞きたくない」

「90分間の講義内容を、ネットで調べて30分ですべて理解できた。ネットで代替できる教師はいらない。」

教師の役割は、教えることではなく、学生/生徒/児童の心に火をつけて、やる気にさせることです。

子育てコーチング・教育コーチングの第一人者、江藤真規女史が、16日やってきます。スーパー・コーチング・セミナー第11回、16日(水)19時30分~22時、開催です。

子育てや教育に、コーチングをどう活かしていくか、ドンドン質問してください。ZOOMで無料開催です。

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菅原 秀幸

国際経営学者

アカデミック・コーチング学会会長

hideyuki@ba.hokkai-s-u.ac.jp


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