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羽田派?成田派?

 きのこの山派かたけのこの里派か。こしあん派かつぶあん派か。iPhoneかAndroidか。ニコンがキヤノンか。レアルマドリードかFCバルセロナか。リバプールかマンチェスターシティか。前田敦子か大島優子か。

 生きていると「派」が問われる局面にしばしば遭遇する。海外出張族のそれは「羽田派」か「成田派」かだ。といっても後者は「派」になるほどの人数はいないだろうが。というのも、羽田空港自体が東京都にあり、都心からのアクセスが圧倒的にいいからだ。

 しかし実は私は成田派だ。理由はいくつかあるが、その最大のものは、10時前後の羽田空港がオーバーキャパになっているからだ。セキュリティの通過に30分以上。場合によっては1時間近くかかる。
 こうなっては成田と比べたアクセス時間の優位はなきに等しくなる。中に入っても、外貨両替や免税店に長蛇の列ができていることも少なくない。これはコロナ前からそうだった。

 とはいえ、羽田は特に車で行くと便利さを痛感する。特に深夜や早朝で道が空いている時間は。
 けれど夕方到着とかだとわけが違う。最近の平日の首都高湾岸線の夕方の混雑はなかなか凄いからだ。テレビに出ていた頃の話だが、高知での天皇杯観戦から羽田に戻り、それからBSフジのプライムニュースに出る予定だった日がある。しかし首都高の渋滞がすさまじく、帰宅を諦めて、羽田からフジテレビに直行しなければならなくなった。

 もちろん、混んでさえいなければ羽田は素晴らしい。夕方便でも、都内で午後イチくらいまで仕事してから飛行機に乗れる。
 けれどいまの羽田の、特に9-10時くらいの混雑は相当なもので、この時間の便については成田に戻してくれないかとさえ思うほどだ。
 一方で改善の動きもある。第2ターミナルの国際線使用開始だ。これが文字通りのゲームチェンジャーになることを祈るのみ。羽田の問題は混雑に尽きるので。


 なんでこんなことを突然書いたかというと、たったいまから、羽田の混雑を乗り切って出発するからなのだが。



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