野球グローブ×フォトフレームと長い余談
卒業の時期です。
学校の卒業と同時にクラブ活動なども一区切りとなるこの時期に、それぞれの思いのこもった野球道具、グローブを取り入れたフォトフレームのオーダー。
きっかけはクラブ活動の卒業時に記念となる写真を飾るフォトフレームを、出来ればグローブに使う革と同じ革で製作できないか?とのこと
野球経験の乏しい僕でも野球で革といえば、やはりグローブが思いつく
確かに革の種類でも、グローブレザーなるものもあったりはしますが、グローブに使われる革の多くは普段僕が扱う革(タンニン鞣し)とは違う鞣しをされた独自性のある革となり、その革を使うとなれば専用に革を仕入れることになり、結果フレーム自体の金額が凄く高くなってしまう・・
卒業記念品とはいえ、予算内での製作としたい
じゃあ どうするか?
・革は僕が普段扱う革で製作することに
・その分一歩深く入り込んで、各自の使うグローブの色とフレームの革色、ステッチを合わせるという一人一人のオリジナルなフォトフレームとすることに
・さらにフォトフレームのデザインをグローブを取り込んだフレームの形とすることに
なかなかの難題ではありましたが、僕の中でも納得いく形になりましたので見てやってくださいませ。
余談ですが、
普段、革のお店としてSugiSをやっていると来てくれるお客さんの中に昔野球をやっていた、今もやっているという方も多く来てくれまして、お話の中でやはり初めての革との出逢いはグローブだったと、そして野球をやる中でグローブの扱い方、手入れを学んできたというある意味、革の英才教育ですよね 笑
冗談でもなく、やはりそういった経験を経ている方は革を大切に扱う人が多く、小さい頃から触れ合うことと扱い方を学べる場の大切さを感じます。
それは革だけに限らず、ある物に対してや他人に対して、自分自身に対してもいえることだと思います。
三世代で一つの家で過ごす昔からある家族の形、
僕もそういう環境の中で育ってきたのですが、何かやらかして親に怒られても爺、婆の所に逃げて優しくかくまってもらったり そんな居場所があることも大切だったし、親を通りこして教えてもらえたことや聞いた話も多くあります。
なぜか、よく覚えているのがおばあちゃんとお風呂に入った時は耳を執拗に水を吸った重い綿のタオルの端っこを使って洗ってくれたことを覚えていたり、なんか「ここにようけ垢がたまるんよ」とか言っとったな・・笑
そのおかげか今でも耳はしっかり洗ってますし 笑
やはり伝え聞く話や、教育、習慣は本当に大切だなと。
今ではなかなかそういう家族の状況も少なくなってますが・・
まぁ僕にできることなんて物凄く小さいことではありますが、
それでもそう思い、感じたからには自分にできることを革を通して何かそういう場や機会、或いは形として表していきたいなと思います。
あれ 最初の話から逸れまくっている・・
ま いっか
読んでくれて感謝ですよ、ありがとうございました。
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