ラブレター その2
今度はもらった時の話。
中学生の時に貰いました。
はじめは名前が書いてなくて誰だかわからない手紙が下駄箱に。
それから名無しさんの手紙が何通か続き、あるとき「会いたい」と放課後に体育館の入り口にくるように書いてありました。
僕はその頃には疑心暗鬼になっていて、誰かのイタズラだと信じ込んでいたんです。
そして当日。
もしイタズラだったらそのメンバーをとっちめてやろうと息巻いて待ち合わせ場所に。
指定された場所にすでに人が...
そこにいたのは、ウチのベランダから見える家に住んでいる同学年の女のコ。
その時間はもう学校には誰もいなくて、イタズラメンバーが現れるだろうと
思い込んでいた僕は、ナゼ彼女がここにいるのか理解できず
「こんな所でどうしたの?」
なんて聞きました。
真っ赤になってうつむいている彼女から衝撃の一言が。
「手紙、私なの。」
そこではじめて手紙はイタズラでは無く、本物だった事を理解しました。
(゚∀゚)アヒャ!
びっくり。
ほとんど口を利いた事が無く、クラスも一緒になった事がなかったのに。
大人しく物静かで美人さんだったんですが、女性に耐性が無かったのと、こっぱずかしさと、ある理由が一瞬にして頭をよぎり脊髄反射的に断ってしまいました。
だって...
彼女のねーちゃんは地元でも有名なヤ○キーで、怖かったんですもの(´Д`#)
でも今の僕だったらサマーウォーズの健二みたいに鼻血を垂らしながら
「よろしくお願いしまぁぁぁぁあす!!」
なんて即答するんだろうけど(笑)
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