見出し画像

東京で最も小さな花火大会(9)

 
 花火が終わり、ほんわりした余韻のなか、武蔵五日市駅に戻りました。
 
 以前は木造の地上駅でいにしえの趣があった駅舎も、今はコンクリートの橋上ホーム。きれいで使いやすくなった半面、独特の雰囲気は消えています。
 
 それでも、観光地なので、他の駅よりは違う部分もあります。
 
 例えば、時計。 

 鳥の絵が描かれています。また、それも両側同じではなく、 

 反対側は釣りの絵が。芸が細かいです。
 
 
 花火大会の観客は地元の人たちばかりだったようで、拝島へと戻る五日市線は来るときと同じくガラガラでした。
 
 なんだか隠されていた秘宝を見たような感覚を持ちながら、閑散とした五日市線で帰っていったのでした。
 
(おわり)

書き物が好きな人間なので、リアクションはどれも捻ったお礼文ですが、本心は素直にうれしいです。具体的に頂き物がある「サポート」だけは真面目に書こうと思いましたが、すみません、やはり捻ってあります。でも本心は、心から感謝しています。