見出し画像

姿見の池(2)

 姿見の池の周辺は緑地帯になっています。
 
 かなりのアップダウンがあり、樹々も生い茂っているので、周囲の人工物が見えなくなります。中央線の沿線では、最も自然に包まれた地帯だと思います。

 クルミがたくさん落ちていて、拾いました。
 
 姿見の池には、水が流れ込んでいます。その流れ込みは、住宅地を通っていると思えない、きれいなもの。

 府中街道のすぐそばなのに、澄んでいます。
 
 西国分寺は、中央線で最も新しく開業した駅で、駅前に店も賑わいもありませんでした。駅ビルができ、高層マンションが建ち始めたのは、平成の中頃。東小金井、豊田と並び、中央線の「3大寂れた駅」でした。
 
 そんな場所だから、駅の近くなのに、この緑地帯が残れたのかもしれません。それでも、昔から車の通りが激しいところなので、よく残ったと思います。やっぱり、きれいだから、残したいという総意がわき上がるはずです。汚れた池なら、つぶされていたでしょう。
 
 緑地帯をのんびりと歩き、西国分寺駅へと向かいました。
 
(つづく)

書き物が好きな人間なので、リアクションはどれも捻ったお礼文ですが、本心は素直にうれしいです。具体的に頂き物がある「サポート」だけは真面目に書こうと思いましたが、すみません、やはり捻ってあります。でも本心は、心から感謝しています。