AI/IoTシステム安全性シンポジウム参加してみた2

2日目、Asian STAMP Workshopというのがあったので、そこにも参加してみました。手元でメモっていたことと、感想を書きます。


FMEAはFaultは見つけられるけれどもAccidentは見つけられない
ソフトウェアは無限のシステム複雑度を許容する
SILはソフトウェアには全く意味がない
ソフトウェアそのものに安全性はない

ここらへんから、STAMP/STPAの考え方が出てきたそうです。実際ソフトウェアFMEAとかってありますけど、そもそもが「筋が悪い」のかもしれません。STAMPのガイドブックがIPA?から出ているみたいなので、勉強します。


人を考慮しないとどうしようもないよ、というのがメッセージ
だからパラダイムを変えようよ。複雑になってんだから
相互作用するのがソフトウェアなんだから、分割なんてできないよ

Human  in the loopというキーワードが出ていました。人ってユースケース検討時にはシステムに含まれていますけど、それ以降になると仕様から消え去りますよね。そこに人を関与させよう、だって人はシステムの一部で、人のミスユースとかでシステムが異常状態に陥ることもあるから、という考え方だと理解しました。


近年の事故は組み合わせ、人為的なエラーによって起きている
従来法、PRAというのもある
STAMP/STPAはシステム全体の振る舞い。論理構造図を使う
 導入への課題
  どこで使うか
  独立でやらない(開発と安全解析でいっしょにやる)
早い段階で安全性の作りこみしたい。要件定義
要件レベルでコントロールストラクチャなどを書く

単体のコンポーネントのエラーでは事故は起きない、ということです。ある程度成熟したシステムではそうでしょうね。自信をもってそう言える時点で、すごいなとは思います。

STAMP自体を詳しく知らなかったのですが、要件レベルという早期に実施するんですね。


やってみるところからですねー。


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