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ニホンノミカタが私の味方でいてくれる

矢島美容室の「ニホンノミカタ」がめちゃくちゃ好きだ。全然世代じゃないけど、もう何年聴いてるか。

一応説明しておくと、矢島美容室は、とんねるずとDJ OZMA(氣志團のヴォーカル)の3人で構成された音楽ユニット。

3人それぞれがマーガレット・カメリア・ヤジマ(母)、ナオミ・カメリア・ヤジマ(長女)、ストロベリー・カメリア・ヤジマ(次女)に扮して活動している。
とんねるずとDJ  OZMAがプロデューサーで、彼女たちはデビューするために来日したのである(という設定、笑)。
楽曲の全てはDJ OZMAが手掛けているのでしっかりハイクオリティ。

知らなかった人はぜひ聴いて欲しい。
例によって最後に音楽をつけておきました^_^


全力でふざけ倒してるのに、歌詞も音も、本当にミカタでいてくれる優しさがあって、泣ける。心が荒んでいる時の処方箋になる。風刺というか皮肉が効いてて、痛快なのと同時に「ちゃんとしなきゃな」ってなる歌詞でもある。

普段の姿では、メンバーそれぞれが大活躍の有名人で、知られたキャラクターがあるからこそ笑って聴ける皮肉が、痺れる。


ネバダからわざわざ来ていただいたのに、こんな日本でごめんと言いたくなる。「リョーマは泣いてやいませんか」の部分が非常に辛い。坂本龍馬は、私が小学生の時にどハマりした人物で、尊敬している。唯一最後まで見た大河ドラマも龍馬伝だ。

話は少しズレるけれど、
昔綴っておいたものに、龍馬の話があるから、ちょっと引っ張り出してみる。

龍馬よ、日本はまだ洗濯の余地がある
          一一月一五日(火)
 今日は、坂本龍馬が生まれた日だ。そして
 今日は、坂本龍馬が死んだ日でもある。旧暦の話なので、今の日付では異なってしまうが、誕生日と命日が一緒なところにさえ「只者じゃない感」が漂う。私が伝記を読んでどっぷりハマったのが一〇年前。当時、偉人の名言が載っていた伝記シリーズ(ポプラ社/プロジェクト新・偉人伝)が好きで、よく図書館で借りていた。漫画メインではないので難しく感じたが、装丁がおしゃれだったのでお気に入りだった。
 坂本龍馬の名言の一つは、「日本を今一度 せんたくいたし申候」というもの。姉の乙女さんに送った手紙の一部であり、有名な名言だ。小さい私にとっても、洗濯という表現がなんとなく新鮮で、とても印象的だった。
 明治維新にて、日本は開国という丸洗いを遂げたわけだが、紆余曲折の日本史を経て、今はやや暗い世の中のように感じる。龍馬が生きた時代には、スマホも就活も恋愛結婚もなかったわけだけど、それってどんな感じ?二〇二二年は、暗殺が起きました。人斬り以蔵がいた幕末では、頻発した話なのかもしれないけど、桜田門外の変並みの大事件だと思います。最近は「どうせ来ないだろ」とたかを括りがちな地震とミサイルも国家の不安要素で、相変わらず貧困が絶えない世の中です。ウイルスが呼んだ隔絶で人々は表情を忘れかけ、今それを必死に取り戻そうとしています。
 最近思う。私は、女が勉強できる時代に生まれてよかったと。近代化によって男女平等が進んだのだから、龍馬にも感謝しておこう。龍馬が日本の大洗濯に貢献したように、私も何かできるだろうかと考えてしまう。今、日本は泥まみれだ。まだ洗濯の余地しかない。


こんなことを考えていたのだなあと。

この曲を聴きながら書いた文ではないのだけれど、ニホンノミカタはこのように考えさせられる歌詞でもある。

でも、そんな大真面目に聴いちゃいけない。笑ってりゃ良いのよとヤジマ一家はきっと言ってくれる。

盛りすぎの胸にあからさますぎるカツラにごっつい化粧に、可愛すぎる女装(DJ OZMA)とうますぎる歌声(ノリさん)と普段すぎるタカさん。ノリノリで口パクしていたのがバレた、当時のFNS歌謡祭の動画とかみると、笑っちゃう。

音楽は好きな方で、いろんなジャンルにそれぞれ溺れる時間が楽しいのだけど、やっぱり

愉快で泣ける歌って
ほんといいなあ



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