#17 1日1映画『ヒトラーの忘れもの』 少年兵に課せられた理不尽な任務

#1日1映画
この企画は今年に入って諸事情で映画をほぼ毎日見ることになった男が、ただ見るだけではもったいないと思いnoteに感想を綴るようにしたものです。ネタバレもありますのでお読みの際はご注意を。今回で第17回です。

『ヒトラーの忘れもの』

第二次世界大戦後、対戦中ドイツが連合軍の侵攻に備えるためデンマークに埋めていた地雷を、ドイツの若き少年兵に撤去させていたという史実を基に作られた映画です。第89回アカデミー賞外国語映画賞にはデンマーク代表として出品され、ノミネートされました。

あらすじ

1945年5月のドイツ降伏後、デンマークはナチス・ドイツの占領から解放された。対戦中にデンマークに埋められた地雷の撤去のため捕虜のドイツ兵が招集された。彼らはデンマーク人の軍曹の厳しい指導のもと、海岸にある地雷を全て除去すれば家に帰れるという条件を信じ撤去作業を行なっていく。

デンマーク人にも知れ渡っていなかった負の事実

地雷の処理のために派遣されたドイツ軍捕虜は二千人を超え、除去した地雷の数は150万以上。半数近くが死亡、または重症を負ったそうです。彼らの多くは少年兵だったそうです。これは戦争捕虜の強制労働を禁止するジュネーブ条約に違反した行いでした。

戦争が終わり敗戦国となったドイツ。ドイツが戦時中に行なった非道は許されるものではありませんが、それとこの話はまた別でとても心が痛む映画でした。2日間ご飯も与えられず、口答えもできず全ての作業が終われば故郷に帰すというまやかしの希望に向かって働かされる。憎しみの連鎖とはこのことかと考えさせられました。

ヒトラー関連の映画を見たことによって

ヒトラーについてや第二次世界大戦中の出来事などは正直あまり知識が多い方ではありません。なので書籍を買って勉強することにしました。読み終わりましたらnoteに色々と書いていくことにします。


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