見出し画像

#24 1日1映画『モリーズ・ゲーム』 元アスリートの数奇な人生

#1日1映画
この企画は今年に入って諸事情で映画をほぼ毎日見ることになった男が、ただ見るだけではもったいないと思いnoteに感想を綴るようにしたものです。ネタバレもありますのでお読みの際はご注意を。今回で第24回です。

モリーズ・ゲーム

2017年にアメリカにて公開、モリー・ブルームが2014年に出版した自叙伝『Molly's Game: From Hollywood's Elite to Wall Street's Billionaire Boys Club, My High-Stakes Adventure in the World of Underground Poker』を原作とした映画。
主演のモリーも演じるのはジェシカ・チャステイン。「女神の見えざる手(16年)」、「インターステラー(14年)」、「オデッセイ(15年)」などへの出演が有名です。監督を務めたアーロン・ソーキンは第90回アカデミー賞脚色賞にノミネートされました。

あらすじ

モーグル選手のモリー・ブルームは、2002年の冬季オリンピック出場を目前にしていたが、競技中の怪我による選手生命を絶たれてしまう。練習を教えてくれていた父と絶縁し、バイトをして生計を立てていた。ある日バイト先で富豪の集まるポーカーゲームのアシスタントをしたことがきっかけで彼女の人生は大きく変わっていく。

一度の失敗で人生全てが終わるわけではない

栄光へと続いていたはずの道が突如として閉ざされてしまったモリー。ただその才覚は次に行った事業においても発揮されました。モリーが開く健全なポーカーゲームに集まる富豪たち。彼女はチップで多額の収入を手にします。(その額5億ほど)しかし、法に沿って行われていたポーカーもわずかな綻びから瓦解、モリーは違法賭博でFBIに目を付けられ逮捕されてしまいます。情状酌量の余地ありとして禁固刑こそ逃れますが重犯罪を犯した無職の35歳、没収された金額への200万ドル近い税金と罰金20万ドル、弁護料の25万ドル選挙権も剥奪、カナダへの渡航も禁止という重荷を背負った彼女。

イギリスの政治家、ウィンストン・チャーチルの名言である、
”成功とは失敗から失敗へ情熱を失わずに進むこと”
映画のラストで流れた言葉です。
しかし信念を持ち二度の成功を掴んだ彼女なら次もまた成功をつかむだろう、そんな期待をさせてくれる映画でした。

ジェシカ・チャステイン主演の『女神の見えざる手』
アメリカの銃規制に挑んだ女性ロビイストの話です。
以前書いたnote⇨https://note.com/sui_hakana/n/n995c6def7f73


記事投稿のモチベーションになります!BASEでオリジナル商品の販売も行っていますので興味がありましたらそちらもよろしくお願いいたします。