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期待せず楽しかった場所(関ヶ原古戦場記念館)

関ヶ原古戦場記念館に行ってきた。


関ヶ原といえば石田三成と徳川家康とで天下分け目の決戦が行われた場所。
私の関ヶ原に関する知識はこれだけだった。


この記念館は興味と知識がなかった私でもとても楽しめたので、ぜひみなさんも足を運んで欲しい。

米原駅から車で30分で記念館に到着。
田園風景を眺めたり、寝たりしていたらあっという間に着いた。


シアターが開演する前に、記念館周辺を案内してもらうことに。
説明員の方に「ここは家康が最後に本陣を構えた場所です!」と教えてもらう。

『床几場』という場所らしい

何も知らない私からすると、ただ芝生がある広場にしか見えなかった。


歴史が好きな人は跡地を見るだけで妄想が膨らむらしい。
この日は天気がよくて気持ちよかったなあ。


そんなこんなで11時になり、いざ記念館に突入。


まずはグラウンド・ビジョンという床に映像が映し出されるタイプのシアターで、関ケ原の戦いに至るまでの経緯や規模、大まかな登場人物について学ぶ。


講談師の神田伯山さんが語り役をしていて、「カンッ、カンッ!」と机を叩く音や調子をつけた語りが面白かったし分かりやすかった。


予備知識をつけた後、大きなスクリーンと椅子があるシアターへ。


なんとこのシアターは映像に合わせて風が吹いたり、椅子が揺れたりするじゃないですか。まるでソアリン。
この時代に生まれていたら私は戦場で真っ先に死ぬタイプなんだろうな、と思った。そのくらい激しい戦いでした。


ふたつのシアターを通じて、私には推しの武将ができた。


『島津義弘』です。


島津さんは石田三成率いる西軍に属していた。
戦況が不利になり西軍が敗走するなか、「敵に背を向けて逃げるなど許されぬ!」みたいなことを言い、徳川家康率いる東軍を正面突破して前進退却を成し遂げたらしい。


敵がいる方向に向かって、敵をかき分けながら逃げたということです。


島津さんが上司だったら堪ったもんじゃない。
「殿、どうかご無事で」と言いながら私は島津さんと逆方向に逃げると思う。殺されるだろうけど。


シアターで武将たちの熱い戦いを観たあとは展示室へ。


昔の書物、兜、法螺貝など色々なものが展示してあった。
内容は難しいことが多かったけれど、当時の書物などをみて書いた人に想いを馳せるのが楽しかった。


最後は戦国体験コーナーへ。
武器に触れたり、VRを付けて戦ったりすることが出来た。


刀を持ち上げたりしてみたけど、まあ重い。
本当にこの武器で戦えたのか。
やはり百聞は一見にしかず、展示物は手で持ってみないとわからないものだな。


そしてほくほくした気持ちでお土産コーナーへ。道の駅みたいに充実していた。
推しである島津義弘の“いかほたてバター醤油味”のおかきとクッキーを買ったよ。

公式ガイドブックを買っちゃった


記念館を満喫した後は、周辺の古戦場も散策してきた。


なんと、記念館を見る前はただの原っぱにしか見えなかった場所が、ちゃんと戦いの場に見えてくるではありませんか!すごい!


「確かにここは戦況がわかやすいな」
「ここから移動したのか」
「うわ、ここまで攻めてこられたら嫌だな」
など、一丁前なことを思ってみたり。


この記念館はすごい。
知識ゼロの人間をここまで楽しませてくれるとは。


岐阜県といえば飛騨にばかり足を伸ばしていたけど、ぜひこの『関ヶ原古戦場記念館』にも訪れて欲しい。
子供も大人も、デートでも楽しめると思いました。


ではでは。

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