A systematic review of interventions to support adults with ADHD at work—Implications from the paucity of context-specific research for theory and practice
Abstract
Introduction
ADHDを抱える方の職業生活を効果的に支援する方法は調査されていないといってもよい状態
ちなみに、NICEガイドラインに反するが、QOLや不安・うつなど併存疾患に対して薬物療法よりも心理社会的治療のほうが効果を示している
本研究は、ADHDの診断を受けた成人の職業生活支援方法を明らかにするための系統的レビューである
Method
専門家のパネルディスカッションを参考にしてリサーチクエスチョンを設定
主目的は職場支援を最も効果的に行う方法を明らかにすること
そのために、以下を明らかにする
どのような文脈の研究が行われているか
介入のタイプ分け
介入の背景理論
アウトカム
包含基準:18歳以上、治療的介入の前に診断基準に基づく診断を受けている、生物心理社会環境要因への介入によって健康機能やQOL向上を目的と数介入をおこなっている、英語で執筆されている
除外基準:能刺激 (診断を主たる目的としており、介入としても推奨されていない)、プロトコル・レビュー・メタ分析、職場支援に結び付くアウトカムを測定していないもの、薬剤の副作用評価を主目的としたもの
Results
Intervention
(もうこの時点で分類が浅すぎて読む気力をなくしてきたが続ける)
薬物療法はよく知られているので割愛 (MPH,ATX,LDXである)
心理社会的介入は、CBT、mindfulness、skill training (attention/cognitino)、コーチング
The group
個人・グループ介入
グループ介入では、所属感と知識を高めるために、人生経験、コーピング方略について話し合う
Involvement of others
介入で両親・家族・パートナーなどと接触して理解を増やしエンパワーメントするものがみられる
総じてサポーターを増やす介入は、心理社会的機能や自己効力感を高めている
心理教育による周囲の理解向上は支援に寄与する可能性がある
what are the mechanisms in the intervention
薬理学的な背景は割愛 (よく言われているdopa,noradのreuptake inhibit)
認知機能では実行機能の阻害が背景理論にあるため、ワーキングメモリ・注意に焦点づけたトレーニングがある
二次的な介入として不安や思考への介入がある
心理教育 (支援者を含む) は効果的とされるがまだ研究が少ない
仕事への効果
薬剤と心理社会的介入の組み合わせでは、効果評価は分かれている
そもそも尺度の信頼性・妥当性が低い
Risk of Bias
References
Lauder, K., McDowall, A. & Tenenbaum, H. R. (2022). A systematic review of interventions to support adults with ADHD at work—Implications from the paucity of context-specific research for theory and practice. Frontiers of Psychology, 13, 893469. (this note)
所感
ADHDの職場支援研究 (効果を検証するもの) は少ないらしいが本当か
障害を含めたダイバーシティーインクルージョンにどう寄与するかを検討する文脈になっている
職場であるため研究が行われにくいが、効果が示されていない介入を行っている点について謙虚であらねばならない
実践にあたり断定的な言及を行えないことは自戒すべき
こうした条件で診断名をちらつかせる介入はありえないし、病気ではないかという言及も無責任すぎる
不安・抑うつなどへの介入は有効
その他のトレーニングによる職場適応への効果は不明
レビューが浅かった
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