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【はかせ日記】21/3/5 ヨシエツネオとオジ散歩。渋谷で傑作ドキュメンタリー映画『迷子になった拳』に殴られる!MXテレビ、バラダン生放送。

水道橋博士の悪童日記 2021年3月5日 (金曜日)

4時半起床。
2時、3時、4時と目が覚めるが、
4時を選択。
さぁ頑張ろうぜ! ファイト!!

今日の名言。
Twitterに水道橋博士の目に届け
と書かれて、以下の名言があった。

ミシェル・ウエルベック

人は人生を愛しているときには読書はしない。
それに、映画館にだってほとんど行かない。
何と言われようとも、
芸術の世界への入り口は多かれ少なかれ、
人生に少しばかり
うんざりしている人たちのために
用意されているのである。
       ―『H・P・ラヴクラフト 世界と人生に抗って』

ボクの既に消火活動が終了した、
「読書にまつわる」炎上発言に対して、
教えてくれたのだろう。

この言葉は一理も二理もあり大いに共鳴するが、
ボクが誤ったのは、
無意識にTWEETした際に、
正論を導くために偏見を文頭に置いた、
間違った構文にあるのだ。

ウェルベックは、こうも言っている。

過去を振り返るとき、人はいつでも
すべては決定されていたのだという
──おそらくは誤った──
印象を抱くのだ

                    ──「素粒子」

そう。
過去は決定されているが、
未来は自分の意志で切り開ける。
とにかく、もう振り返るな!
前へ進め!
頁をめくれ!

ウエルベックは1958年生まれの
フランスの小説家、詩人。
だが、今のところ、
ボクは一冊も読んだことがない。

今日、意識下になったから、
何時か、読む日が来るのかも。

昨日の日記をnoteに書く。
題して「映画『あのこは貴族』が大傑作だった!!」
いまだに名画の余韻が続いている。

運転手兼社長芸人・ジョニー小野が、
最も好きだというCHAGE and ASKAの
アリーナコンサートをyoutubeで聴きながら、
日記作業。

 初めて観るものだったので、
 その大規模ぶりに、軽く衝撃を受ける。

 7時、食卓へ。
 ママのお弁当写真のハズが、
 子供たちがテスト期間のため早退するので
 今日は無し。

 その後は春休みなので当分ない。
 折角人気コーナーになるところだったのに。

 ボクの本日の朝食は
 スープストック・ストックから。
 生姜入り和風スープを。これは温まる。

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10時我が家集合。

本日もオジ散歩へ。
フルスイング利根川くんと。

ウンコチンコのチンコ改め、
堀之内恒夫改め「ヨシエ」も参加。

ヨシエは本名、吉江常雄の姓から。

「私、阪神の真弓です」に習って、
「私、ピン芸人のヨシエです♥」
という使い方をしなさいと指導する。

今日のふたりのコーデは、
ボクは、スズキ秘書に貰った、
アンドレ・ザ・ジャイアントの激レアTシャツ。
SETOSHOPのラッシャー木村帽子。
アンディ・ウォーホルのマフラー。

一方、ヨシエは、
ハードコアチョコの梶原一騎Tシャツと
相変わらずサイケな重ね着で。

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今日のアド街ショットは利根川くんも加わる。
病床の猪木にエールを送る、
ダー!!ポーズで。

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目的地は、
中野坂上にあるボクのかかりつけの病院だ。

Clubhouse をオンしてGO。
本日の番組は、
ヨシエ司会の「金曜日のツネ」たちに決定。
相変わらず聴いているリスナーは一桁だが、
今日も、ヨシエは絶好調で面白い。

ヨシエのプロレス入場曲にボクは動きで応える。

♪スカイハイで
フライングボディアタックを決めるボク。

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商店街を通ると、
ボクの購買欲が刺激されて、
無駄使いをしてしまうので、
ママの厳命で裏道を行く。

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新中野、昔ボクが長年住んでいた
マンション一階の本屋さんへ。
店主と旧交を温める。
あんなに若々しかった二代目も、
もう67歳なのだ。

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ようやく目的地の「やまもとクリニック」へ到着、
ボクが薬をもらう間、
二人は、お遊戯をして待つ。
お行儀よく出来たところで、
復路は早足で。

ヨシエがウルティモ・ドラゴンとサスケの
同じ入場曲を歌いわけて、
マニアを唸らせるだけでなく、
ヨシエのレパートリーが往年の演歌や歌謡曲、
アイドルソングも出来ることがわかり大収穫。

11時半、我が家に到着、
1時間40分。8千歩!

と、同時に原田専門家が来宅。

シャワーを浴びて、すぐに飛び出す。
中央線、乗り換え、渋谷へ向かう。

原田専門家とふたり旅は楽しい。

小さな二人がホビット族のように
くだらないことだを小さな声で囁きあって、
ニコニコと笑っている。

幾つになってもイケてない中学生だ。

車中、隣の女性が町山智浩さんの
「トランピストはマスクをしない」
を読んでいたので、
話しかけたくて仕方なかった。

12時30分、渋谷ユーロスペースへ。
地下の映画美学校試写室に。
プロデューサーの金田さんに迎え入れられ、
現地集合のジョニー小野が遅れて合流。

ドキュメンタリー映画『迷子になった拳』の試写会。

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『メルマ旬報』の執筆者でもあり、
格闘技ライターの茂田浩司さんが、
ボクに何故か執拗に薦めてきたきた作品。

普通、他人の時間を奪うことにここまで
試写の日付を何度も知らせることはないし、
普段はそういう人ではないのだから。

よほど、ボクが見るべき理由があると思っていた。
しかも今日はマスコミ試写の最終日だ。

事前情報は、
この映画も無いに等しい状態で上映に挑む。

しかし、格闘技雑誌も多少は読むので、
ミャンマーの格闘技・ラウェイに対しては
存在は知っている。

ストーリー

ミャンマーの伝統格闘技ラウェイに挑む選手や
大会関係者たちを追ったドキュメンタリー。
拳にバンテージのみを巻き、
通常格闘技の禁じ手がほとんど許されることから
「地球上で最も危険な格闘技」と言われる一方、
そのハードさから最後まで立っていれば勇者として讃えられ、
「神聖な最も美しい格闘技」とも言われている、
ミャンマーの伝統格闘技ラウェイ。
体操選手の夢破れた金子大輝、
格闘技から離れながら再びその道に戻ってきた渡慶次幸平ら、
ラウェイの日本人ファイターたちを通じて
「人はなぜ闘うのか?」という答えのない問いを紡いでいく。

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まるで、映画に殴られているような衝撃がある。

映画は2点、個人的に慟哭してしまうところがあった。

主人公の一人・金子大輝が、
無謀な体重差があるマッチメークを強行し、
病院送りになった後、実母から激しく叱責されるところ。

「自分のことしか考えてない。
どれだけ廻りに迷惑をかけている。
応援するひとにも迷惑をかけているのが
わからないのか!」と。

ボクも金子選手が戦ったのと同じ場所、
東京タワーメディアセンター内スタジオで、
2018年8・4の「HATASHIAI」
格闘技の真剣勝負を強行した。

対戦相手は、体重差25キロ、年齢差20歳の、
幻冬舎の編集者・箕輪厚介。
結果、前歯3本を折られ、1ラウンドKO負け。
体調不良を余儀なくされ、
半年の休養、入院暮らしになり、
老後の資金に蓄えていた多くを
失くしてしまった。

この試合に終始徹底反対したスズキ秘書は、
20年以上連れ添っていたが、
この試合の強行をきっかけに
ボクの下を離れた。

それだけではない。
どれだけ家族や相棒、
仕事関係に迷惑をかけたことか。

「闘いたい!」という無責任の衝動が、
どれほどの喪失を生んでしまうのか。

身を持って体験しただけに、
金子選手のお母さんの口汚いほどの叱責は、
全てボクに言われているようだった。

全編に流れる、
挫折を経験した敗れざる者たちの挑戦、
「何故闘うのか?」の疑問符が最後まで続く。
ラウェイの格闘技としての
残虐な美しさも映像映えする。

無垢な後援者が口にする言葉。
「日本の花や茶に道があるように、
柔に道があるように、
ラウエイにも『道』があるように見えるんです」と。

その話しを聴きながら、
「ラ・ウェイ」じゃないかと
フランス語変換してしまう。
それほど、ラウェイには魅せられる「道」がある。

エンドロールに流れる中島みゆきの「ファイト」は、
元々、大好きな曲だし
吉田拓郎や竹原ピストルをはじめ
数々の名カバーがあるのだが……。

これはもう、エンドロール大賞があるなら、
殿堂入りは確実なレベルで
涙が湯水の如くほどだった。

ミャンマーは、
今、まさに政情不安定で世界から注目されている。
そのタイムリーさもあり、
格闘技ドキュメンタリーに括られない、
多面的視点で捉えられる傑作映画になっている。

上映を終えて、金田さんに挨拶して退出する際に、
今田監督と2ショットを撮ることになったが、
ボクは泣き腫らしていたため恥ずかしかった。

今田監督は、原一男監督のお弟子さんで、
カンパニー松尾さんのところを経て
独立したらしい。
その系譜を含めて興味深い。
映画公開の後方支援を約束して
劇場をあとにする。

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一緒に行った、原田専門家、ジョニー小野と記念撮影。

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ジョニー運転のMAZDA車に乗って帰宅。

髪の毛、眉毛が増えすぎていて美容室へ。
眉毛を染め、速攻でざっくり散髪。

ジョニーと一緒にスープストックのカレーを食す。

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MXテレビの『バラいろダンディ』生放送へ。

行きがけ『ファイト!』が口に付き、
止まらぬまま、
さらに往年に流行った洗脳ごっこを再び。
「修行するぞ」と。

楽屋でスタイリストの高木さんと
久々に平野マネを交えて話し。

本日も、ボクの足の浮腫が話題に。

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緊急事態宣言の延長の記者会見、
総理、都知事の会見の生放送が入り込み、
伝えたニュースは、
福原愛ちゃんの不倫と静岡テレビのW不倫のみ。

まるで、宮崎謙介の浮気専門チャンネルに。

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最後にコロッケさんが生出演。

新小岩のコロッケさんのコロッケ屋を紹介。

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ジョニー運転の車で帰宅。

今の気持ちは、
阿佐谷での旗揚げライブに向かっている。

23時には就寝。




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